ありったけの感謝

　　　　　　　　　　　　　　　　　あたしは・・・・・相対する両方の立場でした
　
　　　　　　　　　　　　　　キャストの母親であり

　子どもキャストを預かるスタッフでもありました



　あたしの子どもは ２人の娘

　この２人の娘たちが

　ミュージカル『ブルーブ・イン・ミー』に 中学生役として出演しました

　指導の先生方、スタッフの皆さま

　それから制作スタッフや 舞台関係の皆さま　

　本当に本当に お世話になりました

　時には楽しく面白く

　そして ほぼ『厳しい』と感じることの多かった稽古の日々

　泣かない日はないんじゃないかと思える５ヶ月の稽古の日々でしたが

　　　　　　　　　　　　　　　その涙の数だけ成長したんではないでしょうか

　そして強い絆で結ばれた キャスト仲間　

　助け合い補い合って、時にはぶつかり合いながら 共に成長してきたキャスト仲間

　この仲間たちとの出会いは　

　　　　　　　　　　　　　　　本当に本当に 大切な宝物となっています



　　　　　　　　　　　　　　　そしてあたしは裏方スタッフでもありました

　衣装作りのお手伝いをしたり

　　　　　　　　　　　　　　　　振付のお手伝いをしたり　

　　　　　　　　　　　　　　　制作のお手伝いをしたりと

　　　　　　　　　　　　　　　なんの資格も取り柄のないあたしですが

　　　　　　　　　　　　　　　こんな年になってから新たなチャレンジの場を与えてもらったことに

　感謝の気持ちで いっぱいでした



　　　　　　　　　　　　　　　そしてスタッフとして１番感謝を伝えたい人は

　子どもキャストの保護者の皆さまです

　　　　　　　　　　　　　　　『ビリーブ・イン・ミー』には

　何十人という子ども達が出演しました　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　その子ども達を 稽古に送り出してくださったご家族の皆さまに　

　本当に本当に 感謝の気持ちでいっぱいです

　　　　　　　　　　　　　　　「行ってらっしゃい」と送り出して

　「おかえりなさい」と迎えてくださった　

　　　　　　　　　　　　　　　そんな 当たり前の その一言一言に

　　　　　　　　　　　　　　　きっと子ども達は ホッとしたことと思います

　時には 稽古が終わる時間がズレ込んでしまったりして

　　　　　　　　　　　　　　　携帯を持っていないお子さんの保護者の方は

　気を揉んで待たれた方もあったでしょう

　　　　　　　　　　　　時には落ち込んだ顔して帰ってきた子どもや

　悔しさから泣いてしまった子どもを

　そっと見守り 励まして

　次の稽古ではまた　

　笑顔で送り出してくださったことでしょう

　　　　　　　　　　　　　　　あたしはスタッフとして

　子どもキャストに厳しく接する時もあったけど

　うちの２人だけじゃなく　

　　　　　　　　　　　　　　　小学生役、中学生役の

　　　　　　　　　　　　　　　全員の お母さんのつもりでいました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この子たちが 厳しい稽古を乗り切って

　本番では 達成感でいっぱいの気持ちで包まれますようにと

　それが１番の願いでした

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして預かっていた 個々のご家庭の子どもたちを

　　　　　　　　　　　　　　　ケガや事故なく保護者の皆さまにお返しできて 達成感でいっぱいです


・・・・・・・・・驕り高ぶったような言葉もあるかもしれませんが
あたしが本心から思っていた言葉を羅列してみました

写真を提供してくれた友達や、写真を撮ることを許可してくれたスタッフの方
そして ここに載ることを承諾してくれた数人のキャストのみんな
あれから随分たつけど 『ビリーブ』の仲間に出会えた感謝の気持ちを綴ってみました

　　　　　　　　　　　　　　「次は 『あい地球』で ママをよろしくお願いします」