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札幌・円山生活日記

ダリアウィーク~「えこりん村」~

エコロジーテーマガーデン「えこりん村」。ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」 を展開する株式会社アレフの運営です。“<えこ>を実現するために動植物をはじめとする自然環境とのつながり<輪=りん>を大切にしながら展開する小さなコミュニティー<村>”だとか。花を観て動物たちと遊びながら環境問題への関心を高めてもらいたいとの想いが込められています。現在「ダリアウィーク」の季節で見頃です。

今日は恵庭のエコロジーテーマガーデン「えこりん村」です。こちらへは夏前から訪問の機会を伺っていました。最近になって同村のウェブサイトを見ていると「銀河庭園はダリアが素敵な季節~ダリアウィーク 9月11日(土)ー10月10日(日)~」と出ており「百合が原公園」で魅了されたダリアの鑑賞を主眼に遠足気分でやってきました。アクセスは地下鉄東西線「円山公園駅」発、JR「新札幌駅」経由で「恵庭駅」から無料送迎バスで「えこりん村」の「銀河庭園」前に到着。所要1時間20分程でした。 

【銀河庭園】
まずは主目的の「銀河庭園」です。庭園は広さ10haにわたる広大な敷地内のガーデンパークで英国のガーデンデザイナーが設計し2006年にオープンした自然の癒しスポットです。

庭園に入ると先ずはダリアのドレスがお出迎えです。後ろに立ち着飾ったように写真を撮ることができます。

ウェルカムボードと「チェルシーツリーハウス」。左側の園路から散策開始です。所々に“お薦め順路”という案内版が設置されていますので基本その指示に従い歩いていきます。なおガーデン建設には廃材を利用しているそうです。 
 
「パルテール」。

「ロズビィのバラ園」。ここではエディブルフラワー(食べるための花)のバラを農薬を使わずに育てており加工品を受付で販売しています。なお「銀河庭園」では季節ごとの花が楽しめ春の水仙に続いて夏のバラが人気のようです。その頃に来ればさぞや見事だと思えました。

「トレリスガーデン」。

「ローズガーデン」。

いよいよダリアの見所の一つ「ドラゴンガーデン」です。
ドラゴンです。
階段状の水路に沿ってダリアが植栽されています。個別のダリアは後ほどまとめて紹介します。

「タイガーガーデン」。

そしてもう一つの見所「銀河ダリアボーダー」。
同上。
花の向こうを「ファームツアー」のキャタピラートラクターがゆっくりと走っていきました。

「銀河ダリアボーダー」には11品種400株のダリアが植栽されているそうですが目を惹いた品種をいくつか紹介します。こちら「山家錦」。

同じく「花かんざし」。

「ブルックサイドスノーボール」。

「サックルフレッシュオレンジ」。

「サックルテンマリ」。

そして「新涼」です。

【みどりの牧場】

「みどりの牧場」では「アルパカ」、「ラマ」、「ヒツジ」、「ミニュチュアホース」などの動物が間近に眺められるとともに「ファームツアー」や「牧羊犬ショー」などが実施されています。

「ファームツアー」の乗場。「銀河庭園」内をバイオ燃料で走るキャタピラートラクターが10分くらいで周回します。運航は随時。

「アルパカ」。もふもふの毛は寒さに強く原産の南米では防寒用品に毛を利用しているとか。
同上。

「ラマ」。力持ちで人や荷物を乗せるのに適したまっすぐな背中が特徴とか。

キュートな「ミニチュアホース」。米国ではペットとしてだけではなく盲導馬として活躍しているそうです。
同上。

「みどりの牧場(牧羊犬)ショー」会場。牧羊犬とハンドラーが一体となって羊の群れを誘導します。登場する牧羊犬は”ボーダーコリー”と”ニュージーランドハンタウェイ”の2種類。開催時間は11:00、13:00、15:00~の計3回。

ハンドラーと牧羊犬は”ボーダーコリー”。

追い立てられる羊の群れ。

ショーが終わって一休みの羊。「ショーに付き合うのも疲れるなぁ・」。

【レストラン「らくだ軒」】
昼食はパスタと本格薪窯ピザの「らくだ軒」へ。
店内に入るとすぐにピザ用の薪窯が見えます。

広い店内は平日にもかかわらず客で一杯です。
雰囲気は少し豪華仕様のファミリーレストラン風です。

メミューを拝見。「びっくりドンキー」的な料理を予想したのですが全くラインアップが異なります。
こちらはパスタのコーナーです。

注文の「しらすとすだちのピザ」。単品で税込1,300円。ピザ生地は薄目ですがもっちりした良く出来たピザです。しらすとスダチでさっぱり味に仕上がっています。

「らくだ軒のポロネーゼ」。同1,020円。真面目に作った味です。

窓際の席から牧草地を眺めると気分爽快でした。

【とまとの森】
「とまとの森」では通常は20~30個ほどしか収穫できないトマトを1粒の種から1万数千個以上を実らせています。2013年11月10日には世界一大きなトマトの木「The largest tomato plant」として世界記録に認定されたそうです。


15代目となる2020年の「とまとの森」では350日間におよぶ栽培管理を2020年11月10日まで行い、積算収穫個数:19,667個、︎積算収獲重量:1562.2㎏となり、2018年に達成した収穫個数2万個にあと少しと迫ったそうです。

16代目となる2021年の「とまとの森」は種をまいて300日目。収穫個数は13,064個でした。自然の力をここまで引き出し「すごい!」の一言です。

【ウェルカムセンター】
最後に「ウェルカムセンター」です。

入口付近ではダリアが見事に咲いていました。
羊毛を使った「クラフト体験」コーナーや・・。
「ひつじの石鹸」などを売っていました。

「びっくりドンキー」のエコの取り組みを紹介するコーナーがあり漸くドンキー色に出会えました。

「ウェルカムセンター」前から1時間に1本の無料送迎バスに乗り「えこりん村」を後にしました。

*「えこりん村」は非常事態宣言下でもコロナ対策を実施しつつ営業中です。真面目にコロナ対策を実施しているレストラン経営者が酒を出しカラオケでクラスターを発生させている飲食店と十把一絡げに悪者扱いする政府の要請には面従腹背的な対応を取りたくなる気持ちは十分理解できます。

広大な庭園で自然を身近に感じることができ大変結構な散策でした。特に見頃のダリアが園内を通じて鑑賞でき満足です。併せて廃材を利用したガーデン作りやバイオ燃料のトラクター利用など随所に環境配慮の工夫を感じました。花や動物がそこにある自然を保全することが環境配慮の一歩だと学ぶ場所でもあるのでしょう。その想いも踏まえながら次回も花のシーズンの訪問を考えたいと思います。ありがとうございました。

エコロジーテーマガーデン「えこりん村」
恵庭市牧場277-4 0123-34-7800
営業時間及び定休日は施設により異なる
(銀河庭園&みどりの牧場)
営業時間 (4月~9月)9:30 - 17:00(10月は16:00まで) 期間中無休
入園料/大人1200円、中学生以下600円、65歳以上1,000円、障がい者・介助者600円、駐車場無料
http://www.ecorinvillage.com/
*JR千歳線「恵庭」から無料バス運行
(2021.9.21訪問)

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