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札幌・円山生活日記

二人静の散歩道~三角山〜

札幌市西区山の手にある「三角山」は標高311m。散策路が整備されているので子ども連れの登山初心者におすすめだとか。保護者同伴の幼児からトレイルランニングの若者まで多くの市民が自然を楽しみに訪れています。麓から続く森を抜けて一等三角点が置かれた頂上に着くと札幌市街地を一望できる景観が広がります。

本日は「三角山登山」に行ってきました。近くの「円山登山」は既に3回で「次は三角山かな・・」と思っていました。でも小学生の頃親戚に連れられて登った「木曽御嶽山」で完全にばてた苦い経験から「登山」は何となくトラウマでした(比較するのもおかしな話ですが・・)。それでも最近購入した「さっぽろ自然調査館編著『自然ガイド藻岩山・円山』」には登山ルートも紹介され所要時間も円山登山+20〜30分ということで出かけることとしました。何よりも「二人静の散歩道」というのがあるようで先般の「初夏の独り自然観察会〜旭山記念公園散策(その4)~」で見ることのできなかった「フタリシズカ」が見られるかと期待してやってまいりました。登山口は「山の手」、「宮の森」、「小別沢」の3カ所にあるようですが、前後の予定の関係もあり「山の手入口」から入り「宮の森口」におりることとしました。「山の手口」、「宮の森口」ともに地下鉄東西線「西28丁目」からジェイ・アール北海道バスの停留所が近くにあります。

「北1条・宮の沢通り」のバス停「山の手4条11丁目」近くの住宅地から見た「三角山」。近くから見るとやはり「円山」より高い感じがします。

「三角山散策路入口」。
この急斜面を登っていくと・・。
「山の手入口」に到着。平日午前なのに駐車場は一杯です。ここから「登山」の前にもう一つ別の目的地へ。

口から数分歩いたところにある「斎藤林檎園」。「西18丁目」の「三角山アップルパイ専門店」はこちらのリンゴを使用で収穫時には即売所も営業しているということで一度来たかったところです。ネット地図で調べると「山の手入口」から近くのようで折角の機会なので足を延ばしてみました。すぐ近くでした。
比較対象を知らないのですが広い林檎園です。
「三角山」の山麓に園が広がっておりこんな近くに林檎園とは驚きです。

リンゴの若い実です。「収穫時には即売所に来るぞ!」と誓い登山口に戻ります。

「山の手口」。

保育園の登山遠足でしょうか。「こんな小さな子供も登るんだ!」とトラウマで躊躇していたのを恥じ入ります。
ルート案内や注意書きその他。

上掲『自然ガイド藻岩山・円山』で登山ルートはある程度想定していたのですがこちらで改めて確認。この山の手入口からスタートし→一の坂→二の坂→こぶし平(案内板3⃣)→三の坂→案内板4⃣→四の坂→五の坂→六の坂→七の坂→八の坂(案内板6⃣)→九の坂→案内板7⃣→【三角山山頂】→案内板7⃣→案内板6⃣→案内板5⃣→二人静の散歩道→案内板2⃣→案内板1⃣→宮の森入口で終了予定。
それでは登山開始。「一の坂」。
子供たちを追いかけて登ります。
「二の坂」。高い木々に登山道が覆われているので爽やかです。周囲では蝦夷蝉の大合唱でした。
「こぶし平」。
案内板3⃣。分岐点で左へ行くと「宮の森入口」ですが頂上を目指すので右へ。
「三の坂」。このあたりまでは道は緩やかです。
案内板4⃣⃣
分岐点で右へ行くと「哲学の道」、左は「四の坂」。
「哲学の道」。

「四の坂」を登ります。このあたりから急な坂になりました。

「五の坂」。

「六の坂」。
「七の坂」。
「八の坂」は左へ急な斜面を登りです。
「八の坂」。
案内板6⃣
「九の坂」。
案内板7⃣の手前に「東屋」がありました。頂上まで後少しのようです。
案内板7⃣。分岐点で右へ行くと大倉山、小別沢トンネル、小別沢入口。左は山頂へ。
「十の坂」。
「ここが最後の急坂だろう」とひと踏ん張りです。
視界が開け・・。
頂上に到着。登山開始から写真を撮影しつつで50分程でした。
「一等三角点」の掲示。
山頂から望む「藻岩山」(正面)、「円山」(左)、「宮の森シャンツェ」(右)。木が育っており視界は少し狭まっていました。
「円山」と奥が「札幌ドーム」。
東側に伸びる「北1条通り」と「JRタワー」。
頂上を少し下ったところで見かけた「ギンラン」(「クゲヌマラン」かも知れません)。
案内板6⃣
分岐点で「九の坂」から直進し「宮の森登山口」へ向かいます。左に回り込むと「八の坂」へ。
案内板5⃣。こちらから「二人静かの散歩道」へ。
「二人静かの散歩道」(掲示板は「宮の森登山口」側から見たところ)。
目的の「フタリシズカ」。「二人静かの散歩道」のみならず至るところで見かけるのですが白い花が咲いているのは限られていました。

同上。
「四の坂」少し前で見かけた「サイハイラン」。「二人静かの散歩道」の手前でもダメージを受けたのを見たのですが見付けたご婦人は「かなり珍しい」と感激されていました。
「マムシグサ」。
「クロバナノエンレイソウ」。至るところに見られましたがほとんどは実になっていました。

「オオハナウド 」。
急な坂を下りて案内板2⃣の地点へ。こちらの登山道は比較的なだらかですが時折急坂があります。
案内板2⃣⃣

分岐点で写真奥へ行くと案内板3⃣の「こぶし平」へ。
反対側へ向かい案内板1⃣⃣へ。
案内板1⃣⃣
「宮の森口」に到着。山頂から写真を撮りながら下山し所要約45分でした。こちら側には駐車場もトイレも見当たりませんでした。
住宅街の中をバス停のある「北1条・宮の沢通り」に向かいます。

住宅街の「かつら坂」から見た「三角山」。以上で本日の散策は終了です。

入口別の登山路を比較すると「宮の森口」からは少し距離がある分傾斜はなだらかで散策に良さそうですが登山道は少し狭く小さい子には不向きかと。一方、「山の手口」からは最短コースをとると登りは急ですが登山道は広く整備されて入口には駐車場やトイレもあり一般的にはお勧めかも知れません。

いずれにせよ「三角山登山」は複数のルート選択が可能でその時の事情に合わせて楽しめるものと思いました。本日の散策も仲々充実した内容で自然溢れる大変良いルートでした。また折を見て訪問したく思います。ありがとうございました。

「三角山」
札幌市西区山の手 駐車場無料
電話011-211-2522(札幌市建設局みどりの推進部みどりの管理課)
(2021.6.9訪問)
 

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