見出し画像

札幌・円山生活日記

コーヒーカンパニー「森彦(MORIHICO.)」の三号店~「Plantation(プランテーション)」~

札幌・旭川で14店舗のカフェ/レストランを運営するコーヒーカンパニー「森彦(MORIHICO.)」の三号店「Plantation(プランテーション)」。創業店「森彦」、二号店「ATELIER Morihiko(アトリエ・モリヒコ)」等の人気で必要となった数トン単位の珈琲豆が焙煎ができる場所として古ぼけた倉庫を改装した店だとか。鉄骨むき出しのアンティーク感溢れる店内は“Coffee&Somethingを体験できる場所”として大人気です。地下鉄東西線「菊水駅」徒歩約10分の住宅地にあります。

今日はコーヒーカンパニー「森彦(MORIHICO.)」の三号店「Plantation(プランテーション)」でカフェタイムです。当初は朝から「第64回さっぽろライラックまつり」の「川下会場(5月28日(土)・29日(日)の2日間)」に出かけ、その後に訪問する予定をたてていました。ところが朝起きると雨!しかも強い風で雨が横殴りになるような荒天で到底ライラックが楽しめるような状況ではありません。そこで午後には天候が回復することを期待し、先ず「Plantation(プランテーション)」に行って、その後「川下公園」へ行くことにしました。結果は大正解!午後には時折陽がさすまで天候が回復したこと、それに開店早々にPlantation(プランテーション)」に入ることでスムーズに飲食できたからです。正直言って「森彦」創業店と違ってそんなに混まないだろうと思っていたのですが11時30分頃には満席となり当初の予定通りだと席の空くのを待つことになっていたかも知れません。「さすが森彦!恐るべし!」です。

地下鉄東西線「菊水駅」3番出口から住宅街の中を東方向に約10分ほど歩いたところに店はあります(地図)。MORIHICO.CEOの市川草介氏の著書『カフェがなくなったら・・・』によれば創業店「森彦」、二号店「ATELIER Morihiko(アトリエ・モリヒコ)」等の人気で数トン単位でコーヒー豆を焙煎できる場所が必要となり"札幌市街の地図を見ながら倉庫のありそうなエリアに目星をつけ、自らの足で探した。数トン単位の焙煎が出来る場所ー使い勝手のちょうどいい倉庫を探した。今の「Plantation」の建物を見た時にシンプルな建物で気に入った”とか。今でも周囲に倉庫もありますが基本的には住宅街になっています。


上記のMORIHIKO.CEOの市川草介氏の著書『カフェがなくなったら・・・』(2019年現代書林)。以下の“-”(カッコ)斜体書きは同著書からの引用です。
「Plantation(プランテーション)」の入り口。一見普通の倉庫の入り口です。
建物に記されたメッセージ。
上掲写真の入り口を入ると焙煎機械とコーヒー豆の入った麻袋が並んでいます。CAFEの入り口は倉庫奥です。

焙煎機械はフル稼働状態のようです。現在の面積は200坪だそうですが今ではここも手狭。また引っ越そうかと思っている。焙煎工場とあわせて1,000坪規模になるだろう”ということです。

それでは入店です。

1階のカウンター奥にはコーヒー豆や関連グッズの販売コーナーがあります。

カフェはこの階段を上がった2階になります。

2階のカフェスペース。年代ものの家具でソファ席やテーブル席などが余裕の間隔を確保し配置されています。照明が暗いので映りが悪いです。

“河川敷のサイクリングロードからは天気の良い日にはきまって、コーヒー目当てのバイカーが姿を見せてくれる。
蒸気を放った焙煎釜から繰出すブラックビーンを眺めながら、出来たてのラテを飲む。言葉のいらない至福の瞬間。
「MORIHICO.」 の最新鋭の基地に相応しく、200坪の巨大なコーヒーファクトリーでは日々バリスタとシェフがフードペアリングを探究している。
コーヒー&サムシングを体験したいならこの場所だ。”
 
傷ついた古いテーブルや継ぎはぎのあるソファが置かれています。「MORIHICO.」グループの店舗では“店を作るために、いまだに私の(アンティークの)コレクションが放出され続けている。2018年にオープンした13号店でも相変わらずマイコレクションが活躍している”そうで、これも市川CEOのコレクションでしょうか。
こちらのソファーも同様です。

天井などは鉄骨むき出しです。“普通工場というのはH鋼材で建てるが、ここはLアングルで作る鉄骨トラストという構造体だった。それを見た時に即決した。H鋼だったら借りなかった。H鋼ではオシャレにならない。カフェにならない”そうです。

11時の開店直後に入店したので「お好きな席へどうぞ!」と案内されます。選んだのは「MORIHICO.藝術劇場」にもあった古い木の扉をテーブルに使ったソファ席。その後次々と若い女性を中心とする客が入店し11時30分頃にはカウンター席も含め満席になりました。
テーブル表面にドアノブが突き出ています。

「季節のコーヒー/リラ2022」税込み748円。リラ(ライラック)の4枚花弁のように4種のコーヒー豆のブレンド。エチオピアの野性味あふれるフローラルな香りが特徴だそうです。
「カフェラテ」同770円。「Plantation」ブレンド豆使用のエスプレッソにチューリップのラテアートです。

「クロックムッシュ」同880円でドリンクとセットで200円引き。
「クロックムッシュ」のパンは「おかめや」でしょうか「円麦」でしょうか。チーズ、ハム、ベシャメルソースで濃厚チーズホットサンドのような味わいです。好みで付け合わせのハチミツをかけていただきます。
「もりひこのプリンアラモード」同880円。ドリンクとセットで100円引き。固すぎず柔らかすぎず適度な硬さの手作り感溢れるプリンにバニラアイスとフルーツ。古典的な「プリンアラモード」です。

「Plantation」限定の「森彦さんのコーヒージュレパフェ」同880円。ドリンクとセットで100円引き。
コーヒージュレの苦味とバニラアイスの甘さのバランスが良い感じでサクッとしたスポンジやクランブルがアクセントとなっています。これは美味しいパフェです。「MARIE PIERRE(マリピエール)」のパティシエ監修なのでしょうかコーヒーカンパニー「森彦(MOROHICO.)」グループの総合力の高さを感じました。

食後は1階のカウンター・レジで精算です。
ショップも見て周ります。次の予定が無ければあれこれと購入したいものが並んでいました。
もちろん著書『カフェがなくなったら・・・』(2019年現代書林)も売っています。

本日は空間プロデューサーとしての市川CEOの卓越した感性と「森彦(MORIHICO.)」グループの高い総合力に感服いたしました。当初はそんなに混まないだろうと安易に考えていたのですが甘かったようです。さすが「森彦(MORIHICO.)」で人気の程にも十分納得いたしました。改めて他のグループ・ショップにも関心大になりました。ご馳走様です。

「Plantation(プランテーション)」
ADDRESS: 北海道札幌市白石区菊水8条2丁目1-32
TEL: 011-827-8868
OPEN: 11:00-19:00(フードL.O. 18:00、ドリンク&デザートL.O. 18:30)
CLOSED: なし *年末年始休あり
(2022.5.29訪問)

最新の画像もっと見る

最近の「カフェ/バー」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事