本日は南円山の古民家ギャラリーカフェ「PON PIYEHE house(ポンピイェハウス)」です。妻が一時通っていた生け花教室/フラワーショップだった一軒家で先般「パーラートモミ」前の千歳《ゆめみる農園》札幌青空八百屋での買い物帰りに新たな看板が出ているのを発見しました。
ネット検索すると絵本作家/イラストレーターのすずきももさんが館長、夫でグラフィックデザイナーのひずめしゅんじさんが店長を務める店で本年7月17日にオープンしたとか。フラワーショップ/生け花教室が退出した跡の築60年の古民家を旧知のすずき館長ご夫婦が譲り受け、ご友人の力も借りて3か月半かけて自分たちで改装したそうです。
『北海道新聞』(2024年7月31日、さっぽろ10区<weeklyアートガイド>)
店の場所は地下鉄東西線「円山公園駅」から南へ徒歩10分ほど。「ステーキハウス 魔法のらんぷ 円山店」やハンバーグ・ステーキ専門店「シジュウ」の近くで「西25丁目通」西向きにつるバラのアーチがかかるエントランスが開いています(地図)。
ギャラリー・本・音楽・カフェの多目的スペースで店名にある『PON PIYEHE(ポンピイェ)』はアイヌ語で『小さな種』を意味するそうです。
屋内にはスリッパに履き替えて入ります。ひずめ店長が迎えていただけます。
1階入口右手の部屋はギャラリースペース。すずき館長の作品のほかお薦めの本などを展示販売し、クラフト作品等のポップアップショップにもなるようです。
棚に並ぶすずき館長の作品。北海道立三岸好太郎美術館の企画展「≪飛ぶ蝶≫が絵本になった!」で紹介された『とぶちょう アオとシロのぼうけん』(絵・文/すずきもも)もありました。
2階も6畳と4畳半の和室を改装したギャラリーになっています。当日は「Tシャツ展」が開催されていました。
多くの作家さんのTシャツが展示・販売されています。
今後の予定は館のインスタグラムをご参照。それでは1階奥のカフェでランチです。
カフェでは店長のひづめさんが腕をふるいオリジナルブレンドコーヒーや熊本から取り寄せた紅茶、デザートや軽食を提供します。時には音楽ライブも開催し初ライブとして8月12日に開いた北海道留萌市出身でフォークソングのレジェンドあがた森魚さんLiveは大盛況だったそうです。
カウンター前にはひづめ店長のコレクションが並びます。
カフェコーナー奥には最近改装工事が完了したという和室も。すずき館長の蔵書を並べた読書室兼イベントスペースとして利用する予定だとか。
陽当たりが気持ち良い窓際の席に着席。食事系は「特製ドライカレーセット」と「特製パンプレートセット」(ともに食後のドリンク付きで税込み1,800円)がありますが当日はパンの納品が午後のため前者のみ。スイーツ系としては「オリジナルコーヒーパンのチョコサンドセット」(同1,000円)、「豆乳ミルク寒天セット」(同1,200円)などもあります。ひずめ店長によれば来訪客の好みなども踏まえ今後メニューを工夫していきたいそうです。またワインを飲む会なども企画したいなど数々の想いを広げるひずめ店長でした。
「特製ドライカレー」は『給食の母』とも呼ばれる管理栄養士・ 佐々木十実さんのスパイスで「スローフード・フレンズ北海道」の事務局長を務めるすずき館長が考案したオリジナルレシピだとか。
ドライカレーには牛挽肉と鶏胸肉の挽肉、玉ねぎ、にんじん、ごぼう、ピーマン、レーズン、舞茸が入りライスはターメリックライス。副菜3品と福神漬け、ヨーグルトドリンクと食後の飲み物がセットです。
セットドリンクの「天のしょうが紅茶」。熊本「天の製茶園」製の生姜風味の和紅茶です。サービスで熊の蕎麦ボーロが出ました。ともに美味しくいただきました。ご馳走様です。
すずき館長のポストカードを何点か購入し会計しました。「PON PIYEHE house(ポンピイェハウス)」にはすずき館長の『私たちが種をまくだけでなく、いろいろな人が種を持ってくるかもしれない。この場所をしっかりと耕して、種を育てていきたい。訪れる人がプラスになるものを拾って帰ってもらえたらいいなと思っています』との想いが込められているとか。今後の展開がとても楽しみです。館のインスタグラムをフォローしていきたいと思います。
「PON PIYEHE house(ポンピイェハウス)」
札幌市中央区南6条西24丁目1の27
11:00~18:00、火・水曜休み
https://www.instagram.com/ponpiyehe/
札幌市中央区南6条西24丁目1の27
11:00~18:00、火・水曜休み
https://www.instagram.com/ponpiyehe/
すずきももインスタグラム:@sumomo357
(2024.8.31)