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札幌・円山生活日記

日本最大級の広さを誇る釧路湿原~帯広・釧路旅行(その3)~

北海道東部に位置し日本最大級の広さを誇る「釧路湿原」。東京23区がすっぽり収まってしまうほどの大きさです。中心部の7863haがラムサール条約に登録され手つかずの自然や天然記念物のタンチョウをはじめとする野生動物、雄大な景色を間近に感じられる人気観光スポットです。

帯広・釧路旅行(その3)は釧路湿原です。2泊3日の帯広・釧路旅行の2日目はJR釧路駅前の「釧路和商市場」で名物の「勝手丼」で朝食を済ませたのち「釧路港」方面を散策、11時6分発の「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車すべくJR釧路駅に戻ってきました。

JR釧路駅です。

湿原内を通るJR釧網本線の「釧路駅」ー「塘路駅」間を結ぶ「くしろ湿原ノロッコ号 」は3番線から発車します。ホームには「湿原の鐘」がありました。
「くしろ湿原ノロッコ号 」。4両編成で先頭が自由席、残り3両が指定席車両です。指定席はインターネットの予約システム「えきねっと」でトライしたのですが当初は事前申し込みでも確保できませんでした。仕方なくキャンセル待ちが出来ないかJR札幌駅の「みどりの窓口」で聞いたのですが不可とのこと。8割ほどが団体予約で埋まっていると教えていただきました。その後、毎日のように「えきねっと」でキャンセルが出ないか見ていたのですが出発の2週間前になって幸いにもキャンセルが出て窓際の席を確保することができました。
指定席の座席は3人×3人のボックスシートに2人がけのベンチシートの組み合わせ。木のぬくもりを感じさせる内装になっています。釧路湿原は線路の西側(写真の左側)に広がるのでボックスシートの方が湿原が良く見えるということです。今回はラッキーにもボックスシートの窓側を確保できました。ちなみにベンチシートは写真では反対の窓側を向いていますが、背もたれを移動させてボックスシート側に座席を向けることが可能です。
自由席はローカル線にありがちな普通の4人掛けボックスシートが両側に並びます。指定席に比べると特別感はありませんが景色をみるだけなら問題ありません。写真は帰路時ですが往路は窓側の席は満杯でした。
「くしろ湿原ノロッコ号 」はJR釧路駅を出て暫くは市街を走り「釧路川」を超えて釧路湿原エリアへと進みます。
釧路湿原エリアへ入ると澄み切った青空と広大な湿原の景色が楽しめます。
「東釧路駅」を出て湿原側に見えてくるのが岩保木水門。昭和6年(1931年)に設置されたものの開かずの門となっているそうです。写真に写っているのは新しい水門。

進行方向右側(ベンチシート側)に《タンチョウ》が見えます!とのアナウンスがあったのですが見つけることができませんでした。

「細岡駅」と終点の「塘路駅」の間では蛇行する釧路川のすぐそばを通ります。カヌーとすれ違うこともあるそうですが本日は残念ながら見ませんでした。
45分かけて終点の「塘路駅」に到着。
「釧路駅」から乗車した団体客は慌ただしく何台も停まる観光バスに乗り次の目的地へと向かって行きました。逆に「塘路駅」から「釧路駅」への「くしろ湿原ノロッコ号 」に乗る団体客を乗せたバスが続々と駅前に到着していました。
「塘路駅」前の展望台。
展望台から見た湿原。
再度「くしろ湿原ノロッコ号 」に乗り釧路駅へ戻ります。
途中の「釧路湿原駅」。ここから釧路湿原を一望できるビュースポット「細岡展望台」に行くことも考えたのですが「細岡展望台」まで駅から徒歩10~15分程度とか。ノロッコ号の駅到着が12時38分、次の「快速しれとこ摩周号(釧路行)」が13時14分発なので妻とともに歩いて行くには無理があると思い断念しました。


その代わりにバスで釧路駅から向かったのが「釧路市湿原展望台」。こちらでは湿原を西側から眺めることができるそうです。

展望台近くには《エゾシカ》がいました。
湿原に群がる《ヤチボウズ》をモチーフにし古きよき時代のヨーロッパの城を思わせる建物が「釧路市湿原展望台」です。昭和59年(1984年)1月のオープンだそうです。
湿原展望台2階「展示室」には釧路湿原の今昔や歴史、湿原の動植物などに関するパネルなどが展示されています(2階以上は有料)。
湿原展望台屋上。東側に湿原が広がります。
ちょうど通り雨があがり湿原から虹が出ていました。
「釧路湿原」です。手前の丘に広がる木々があるので『絶景』には少し・・。
その『絶景』が見えるという「サテライト展望台」を目指して木道の遊歩道を歩きます。散策は無料で自由に行き来できます。「サテライト展望台」には1時間もみれば往復できそうでした。

「サテライト展望台」に到着。

「サテライト展望台」からは釧路湿原の広大な景観を大パノラマで望めます。湿原のスケールを味わいたい方には絶対のおすすめスポットです。
「サテライト展望台」から北東の鶴居方向。
東の「細岡展望台」方向。
そして南東の釧路市街方向です。視界180度に広がる広大な釧路湿原を一望できます。素晴らしい光景です!
しばらく眺めていると遠くで湿原を飛ぶ白い点が見えてきました。

《タンチョウ》が姿を見せてくれました。弱い望遠機能なので証拠写真にもならない荒い画像です。
《タンチョウ》が降り立った処には《エゾシカ》も見えたのですが更に荒い画像でした。失礼しました。
帰路のバス時間もあるので釧路湿原の眺望を堪能し「サテライト展望台」を後にしました。大変結構で大満足でした。ありがとうございます。
「湿原展望台」から阿寒バスの路線便でJR釧路駅へ戻りました。所要40分ほどでした。以上で釧路湿原は終了。釧路での最後の夜-帯広・釧路旅行(その4)へ続きます。

「くしろ湿原ノロッコ号」
運転区間:釧路~塘路/釧路~川湯温泉
※10月7日(土)は川湯温泉まで延長運転します。
運賃(例)釧路~塘路間
 乗車券:大人640円、子供320円/指定席:大人530円、子供260円

「釧路市湿原展望台」
住所:北海道釧路市北斗6-11
TEL:0154-56-2424
開館時間:5月~10月:8時30分~18時   
     11月~4月:9時~17時 ※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日:年末年始(12月31日~1月3日)
入館料:一般・大学生470円 高校生250円 小中学生120円
   ※1階は入場無料、2階からは有料。
http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3639/
(2023.10.3)

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