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札幌・円山生活日記

北海道大学応援団対小樽商科大学応援団 定期戦対面式〜大通公園西11丁目〜

本日は「大通公園」で開催された長髪に高下駄とボロボロ羽織の学生たちの伝統の応援合戦「北海道大学応援団対小樽商科大学応援団 定期戦対面式」です。札幌と小樽で交互に開催しているようで「大通公園」で観るのは2年ぶりです。12時30分開始とポスターに書かれていましたのでランチを早めに済ませ出かけてきました。
「第108回 北海道大学応援団対小樽商科大学応援団 定期戦対面式」のポスター。 対面式は明治45年(1912年)の北大と小樽商科大学(当時は小樽高等商業学校)の運動部間の交流戦(現在の総合定期戦)の応援合戦を機に始まったそうで100回を超える開催回を数える伝統の式典。左側の学生は“ボロ羽織”の団長、右側の参謀と呼ばれる幹部は女性です。
一方小樽商大側のポスター。何故か回数は110回となっています。
さて当日12時30分の開始時刻です。「大通公園」西11丁目の会場南側に陣取る北大が見守る中、北大の参謀に導かれて商大側が団長を先頭に入場します。



団員同士は楽しい(?)プラカードとユーモア溢れるヤジの応酬です。
進行役の北大応援団参謀。大きく「式次第」と書かれた紙を取り出し大声で読み上げます。

まずは両団参謀によるエールと校歌の交換。

続いて女子学生(マドンナ?)から団長への花束交換。先に商大→北大。
お決まりのシナリオのようで団長は花を一かじりして花束を投げ捨てます。

次に北大→商大。

こちらの花束も投げ捨てられます。北大のマドンナはこの展開を楽しんでいるようで笑みを浮かべて戻っていました。「カワイイ!」「笑うな!」とヤジ。


次の演目は演舞長らによる演舞披露。
ここで2年前には無かったイベントで『綱引き』です。見守る両校の学生のみならずOB/OGも参戦して大合戦です。
勝利は商大でした。かなり長い時間引き合っていたのでシニアOB/OGは大変だったでしょう。でも楽しそうでした。
そして対面式のクライマックスで両団長による挑戦状と応戦状の対決です。
商大の挑戦状。太い筆文字で書かれていました。
次は北大団長による応戦状の披露。50年以上着られているものもあるという受け継がれた歴史の証のような“ボロ羽織”をまとう北大団長です。
高下駄を高く上げて一歩一歩力強く前へ進みます。

応戦状を大声で読み上げる北大団長。『今年の対面式の取材に多くのマスコミが来たが関心を示すのは参謀のことだけだ!』には笑いました。両団長とも立派な挑戦状・応戦状の交換でした。

最後の演目は両校の寮歌交換と団旗エール。 北大の女性参謀も重そうな団旗を振りまわし力強く団旗エールを披露していました。以上で予定通り式次第終了。式の後半からは雨が強くなりずぶぬれになりながらも声を張り上げた学生たちに市民から拍手が送られました。
無事終了を祝しては両団は円陣を組みます。北大側は団長を中央に団員・寮生による赤ふんダンスとストーム。
その様子を雨も気にせずに泰然と見守る参謀でした。お疲れ様です。ありがとうございました。

「北海道大学応援団対小樽商科大学応援団・定期戦対面式」
日時:2024年7月6日(土)12時30分より
場所:大通公園西11丁目
主催:北大応援団・小樽商大応援団
演目:対面式(挑戦状・応戦状読み上げ、演舞ほか)
(2024.7.7訪問)


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