見出し画像

札幌・円山生活日記

小樽・青の洞窟~龍宮クルーズ~

小樽「青の洞窟」はニセコ・積丹・小樽海岸国定公園に位置する自然の洞窟。内部に差し込む自然光の効果で海面が青色に輝いて見えます。海水の侵食で形成された特異な地形、海底からの反射度など、様々な条件が整う場所でのみ見ることができる神秘的な光景だそうです。4月から10月の小樽観光の人気スポットです。

今日は「小樽・青の洞窟~龍宮クルーズ~」です。小樽観光の主要未訪問地の一つでした。夏の岬めぐりの一環で来たかったのですが当時は見知らぬ人と狭い船内で一緒になるのは流石に抵抗があり延び延びになっていました。漸く緊急事態宣言も解除され、また多くの人のワクチン接種も進んできたことから今回の訪問を企画しました。今回も札幌発ワカサギ釣り体験ツアー」で利用した北海道を宝の島にたとえ観光商品を企画・販売する「北海道宝島旅行社」の運営する体験観光予約サイト「北海道体験」で検索することとしました。「青の洞窟」クルーズはいくつかあったのですが出発時間が最も都合の良い「北欧産業主催 龍宮クルーズ」を選びネット予約しました。会社からのメールでは「10月は日本海が荒れやすく、欠航する確率が高くなっております。また、運航できる場合も、想像より激しいクルーズになることもございます。あらかじめご了承ください」との連絡があり、かなり危惧したのですが、当日は幸いの好天で出発まで特に連絡もなく都市間高速バスで「円山第一鳥居」から「小樽駅」に到着しました。 

まずは「小樽駅」から「中央通り」を「小樽運河」方面へ歩き運河の「中央橋」から「北運河」方向へ歩いていきます。

この「旧北海製罐工場」に面する「竜宮橋」を港の方向へ少し歩くと・・。
「龍宮クルーズ(小樽市港町 4-5)」の営業所へ到着。同社は北海道運輸局の「青の洞窟コース」認可の第1号だとか。
出航の15 分前までの集合です。営業所内で受付と会計を済ませます。本日のクルーズは全て満席とのことで待合スペースには既に待客がいました。同営業所内にはシャワー洗浄機能付きトイレも男女別にありサービス体制も整備されています。


クルーズ・ツアーは全工程約80分での予定。小樽港・龍宮埠頭から青の洞窟の往復に周囲の見所スポットを周遊するコースです。

出航時間です。参加者は皆さん防水・防寒コート(レンタル料無料)を着用して準備万端です。
こちらから乗客12人用高速モーターボートに乗船です。

小樽港・竜宮埠頭を出発。

最初は小樽運河内を航行します。写真奥は「天狗山」。

「小樽北防波堤」を出て日本海へ。船頭さんが「今日は良い凪ぎだな」と何度も呟いていましたので良い日和だったのでのでしょう。大変ラッキーでした!

まずは左手に「小樽水族館」と「祝津海岸」が見えてきます。奥山頂には「ホテルノイシュロス小樽」。
 
ドラマや映画のロケ地にもなった「日和山灯台(ひよりやまとうだい)」と「小樽市鰊御殿」。周辺には火山活動で生まれた岩の柱状節理があります。

「トド岩」。名前の由来は毎年冬から春先にトドがくつろいでいるからとか。多い時で 20〜50 頭程のトドがこの上で寝ているそうです。

「ホテルノイシュロス小樽」と「高島岬」。ロッククライミングで有名な場所だそうです。

紅葉の山と中央の「クマ岩」。
「クマ岩」の近影。確かにクマに見えますが狸の置物にも見えます。

オタモイ海岸の「龍宮閣跡」。昭和初期に存在した巨大リゾート施設の跡地。近年再開発話もあるそうです。
「龍宮閣跡」の近影。
オタモイ海岸。昭和初期にはバスが運行されて多くの人が訪れたそうです。

船頭さんから当時の「龍宮閣」の写真の披露がありました。皆さん初耳のようで感心していました。

次のスポット「ツルかけ岩」。形が鍋釣の「釣」に似ていることからの命名だそうです。

そしていよいよ「青の洞窟」へ到着。右は「窓岩」。

「青の洞窟」へ入っていきます。季節によって日によって青色がエメラルドグリーンになるなど輝き方が変わるとか。数日前は風も波もありかなり濁っていたそうです。

「青の洞窟」へ。一面のブルーです。
少し奥へ。
もう一つの洞窟の出入り口方向を見たところ。
同上。
同じクルーズチームのもう一隻のボート。業者間のルールで洞窟内滞在は最大5分だそうです。後が同一社のクルーズ船なので若干余裕で周遊です。

2度ほど洞窟への出入りがあり最初の入口から外海へでます。

ここから出ていきます。仲々見事な景観でした。今日は天候や海の様子も良く最後の時期に珍しい好条件のクルーズだったそうです。ラッキーでした。

周囲も見て回ります。こちら「窓岩」。窓岩の向こうの景色が見所だそうです。

人物の横顔に見えるそうです。

以上で「青の洞窟」を終え「小樽港・竜宮埠頭」へ戻ります。

断崖が続く絶景を見ながらボートで揺られていると・・。

船頭さんがカッパエビセンを取り出し「ウミネコ」へ餌付けです。
カッパエビセンは乗客に配られ皆「ウミネコ」を待ちます。

船頭さん曰く「今日は近くで魚影が濃い」ので「ウミネコ」の食いつきは良くないそうです。それでも何人かのエビセンは直接食べられていました。

そうこうしているうちに「日和山灯台」と「小樽市鰊御殿」近くまで戻ってきました。

防波堤から港内に入り龍宮埠頭へ戻ります。


無事寄港です。所要はほぼ予定通りの80分。充実のクルーズでした。

下船して「旧北海製罐工場」まえの「北運河広場」等を少し散策し昼食へ向かいました。この「旧北海製缶工場」も小樽市が買い取り保存することが決まったとか、良いことです。

本日の「龍宮クルーズ」は幸運にも恵まれ大変結構でした。
予約時には「10月は日本海が荒れやすく欠航する確率が高い、欠航は直前に風が強くなり決まることもある、運航できる場合も想像より激しいクルーズになることもある、海上は寒いので十分な服装の準備を」と連絡があり来年に再トライしようかとも思いました。別の訪問予定地も見頃を迎えているようで選択にも悩みました。
結局、数日前からの天気予報も当日の実際の状態も大変良好で小樽行きは大正解でした。1人80分5,000円は少し高いかとも思ったのですが十分その価値のある満足のクルーズでした。小樽観光の魅力を高める人気の確かな名所の一つと感じた次第です。大変ありがとうございました。

【龍宮クルーズ】小樽 青の洞窟 (コースNo. 3660)
開催期間 2021年4月10日~2021年10月17日
所要時間 約80分
スケジュール
① 9:00〜10:20 ② 10:30〜11:50 ③ 12:00〜13:20
④ 13:30〜14:50 ⑤ 15:00〜15:20 ⑥ 17:00〜18:30(6~8月限定)
 ・15分前集合
 ・混雑状況によって行程が遅れる場合がございます
参加料金 大人料金(2021年度 特別料金):5,000円(税込み)
3歳~小学生:3,000円 幼児(1歳~2歳):0円
*料金に含まれるもの
体験料、乗船代、保険料、救命胴衣レンタル料、共用防水コートレンタル料
運営会社;北欧産業
〒047-0007北海道小樽市港町4-5
TEL : 0134-32-3911 / FAX:0134-33-2451
Email:info@ryugu-cruise.com

「北海道体験」トラベルデスク: 011-252-2111(9~16時 ※月曜10時~15時)
https://h-takarajima.com/detail/index/3660
(2021.10.13訪問)

最新の画像もっと見る

最近の「旅行」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事