本日は週末恒例の「円山公園」と「北海道神宮」の散策です。「北海道神宮」では「新嘗祭/新穀勤労感謝祭」に合わせて立派な野菜の豊作宝船が奉納されるとともに神事が執り行われました。また冬に向け今週もリスたちは食料確保にとても元気です。そんな散策模様です。

本日は「北海道神宮」第二鳥居から散策開始。「新嘗祭(11月23日)」と書かれた赤い縁取りの看板が出ています。

「新嘗祭(にいなめさい/しんじょうさい)」は天皇が国家と国民の安寧と繁栄のため神に祈願することを目的とした「宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)」のひとつ。戦後は「勤労感謝の日」に制定されましたが五穀豊穣・産業振興を祝し勤労に感謝する祭典として全国の神社で神事が行われています。

手水舎に掲げられている天皇御製も「新嘗祭」仕様です。

明治36年明治天皇御製『をりにふれたる 豊年の新嘗祭ことなくて つかふる今日ぞうれしかりける』。


神門前には野菜を乗せた一対の船が奉納されていました。

「JAさっぽろ」等による「豊作丸」。立派なキャベツなどです。

「新嘗祭」は午前10時から。時間に合わせ事務所から宮司さんはじめ神職ご一行が出てこられました。


神門前でお祓い。


その後に神門から拝殿に入場され神事が開始されます。

一行入場後は扉が閉められ外部から中をうかがうことはできません。席図によれが参加者は神社関係者以外に国会議員、地方議員、JAグループの皆さんなどでした。

拝殿幕も例大祭や元旦など特別な日の紫色に変えられていました。

「神宮茶屋」裏のリススポット。


木の洞から木の実を調達したリスは上半身だけ出してモグモグです。


その木の根元付近では数匹のリスたちが駆け回っています。


積った落ち葉の中で一生懸命に木の実を探すリスです。



見つけた木の実を土の下へ隠します。

パンパンと念入りに蓋をして次の食料調達へ。これで雪が降っても隠し場所が判るのでしょうか?いつも不思議に思います。

食べ貯めに雑食のリスは色々なものを口にします。白いキノコを齧るリス。

枯れ葉を口にするリス。さすがに直ぐに止めましたが・・。

そして神宮の杜の木の上にも硬いクルミを開けて食べるリスがいました。

第三の鳥居から境内外へ出て「円山公園」へ。

円山登山口「八十八ヶ所口」から「円山川」沿いの自然歩道へ。

「円山川」沿いのカツラの巨木。以前はシマリスの棲み処だったのですがこの数年出会いはありません。山の向こうで元気に暮らしていると良いのですが。

「円山川」沿いの休憩スペース。有力なエゾリススポットなのですが最近は出会いがあまりありませんでした。


本日は切り株の上に食事中のリスがいました。


興味深かげにレンズを覗き込むリスです。

写真を撮っていると頭の上でもリスの動く気配がします。


2匹のリスがじゃれ合っていました。

今週も元気なリスたちでした。

「坂下野球場」から「円山公園」の正門方向へ。

パークセンター前の気温表示は5.4度。これから気温が下がり翌日は雪の予想です。そんな天候変化も予想してリスは食料集めに熱心だったのかも。

本日も充実の散策でした。ありがとうございます。

「北海道神宮」
札幌市中央区宮ヶ丘474 011-611-0261(北海道神宮社務所)
開門時間 夏期 6時〜17時 冬期 7時〜16時
※期間により異なる ※正月期間は別途 拝観料無料
祈祷時間 4月1日~10月31日 午前9時から午後5時まで
11月1日~2月末日 午前9時から午後4時まで
3月1日~3月31日 午前9時から午後5時まで
http://www.hokkaidojingu.or.jp/
(2024.11.24)