見出し画像

札幌・円山生活日記

小樽・船見坂に佇む白い三角屋根の“オムライスとマフィンのお店”~「ARINCO MOU DASH(アリンコ モウ ダッシュ)」~

明治期より北海道経済の中心都市・港湾都市として発展した「小樽」。運河や倉庫、銀行などの歴史的建造物が多く残る歴史溢れる街です。その小樽で行列人気の「ARINCO MOU DASH(アリンコ モウ ダッシュ)」。JR小樽駅から船見坂に至る登り口に佇む白い三角屋根が目印の“オムライスとマフィンのお店”です。

今日は「そうだ小樽に行こう。」のランチに「ARINCO MOU DASH(アリンコ モウ ダッシュ)」です。 小樽の総鎮守「住吉神社」の《花手水と茅の輪くぐりと。》を楽しんだ後のランチ候補は2~3ありました。その一つが「ARINCO MOU DASH(アリンコ モウ ダッシュ)」ですが特に土日は行列必至の人気店のようで待たずに入るのは難しいかなとも思っていました。しかし「住吉神社」で参拝が10時30分すぎに終了しダメ元で予約の電話をしてみました。結果は予約は受けていないものの満席という訳ではなく11時の開店早々を目指せば席が確保できる可能性ありとのこと。丁度バス停「住吉神社前」から「小樽駅前」へ行くバスがあり乗車し店を目指しました。


JR小樽駅前。

JR小樽駅から「三角市場」へ向かう階段をあがっていきます。
海鮮料理や海産物販売で人気の「三角市場」を横目に道を直進します。

しばらく歩くと坂の登り口に白い三角屋根の「ARINCO MOU DASH(アリンコ モウ ダッシュ)」が見えてきました。開店11時の5分ほど前で行列客は3組ほど。これなら開店一巡目で席が確保できそうです。
店の傍らには船見橋の下を通る函館本線がはしっていました。店の窓(右)からJR線が見えるようです。

11時の開店と同時に入口でアルコール消毒と検温を済ませ入店。「お好きな席へどうぞ」と案内されますが‘あっ’という間に満席です。店内は白を基調とする明るい雰囲気で窓に面したカウンター8席(1席開けて6席使用でした)と店奥にもテーブル席があります。
奥のテーブル席は通常2人用×2と4人用×2のようですが当日は5人組の予約客用にテーブルをアレンジしていました。

メニューを拝見。定番のオムライスに創作オムライス・・。
・・チーズ焼きオムライスに洋定食などもあります。カフェらしいメニューのラインアップです。「おこさまプレート」も人気のようでした。

そしてデザートメニューです。

まずは一番シンプルな「ケチャップオムライス」税込み780円。カップのスープとセットです。
オムライスは伝統的なスタイルで見事なフォルムです。自家製トマトケチャップの色も鮮やかです。外見からも美味そうです。
オムライスの中は同じく自家製ケチャップで炒められたチキンライス。バター香るケチャップライスはサラりとした優しい味わいです。柔らかいチキンと甘い玉ねぎも丁度良い炒め具合でライスだけ食べても美味しいです。薄焼きの卵と絡めて食べるとなお良しです。

もう一品は洋食メニューの様々な味が楽しめるチーズ焼きオムライスの「ハンバーグデミグラス」同1,180円。「熱いのでお気をつけください!」というジュージューした鉄皿で登場。

山のように盛られたオムライスの上にたっぷりのデミグラスソースとトロとろのチーズがかかっています。ハンバーグは肉々しいと言うよりはしっとりタイプ。ナツメグが効いています。鉄皿効果で熱いのでハフハフとゆっくり食べ進みます。ハンバーグ、チーズ、デミグラスにオムライスの中のケチャップライスを一体化して食べると濃厚味でいかにも洋食!って感じ。こちらも美味しいです。

食後のデザートに「むかしながらのプリン」同380円とコーヒー(同200円)のセット。

昔風にかっちり固めに焼き上げ卵のぷつぷつが見えるプリンは北円山の「Pudding maruyama(プディング マルヤマ)」の「しっかり」と「かっちり」の間位の固さ。たまご感が強い濃厚味で苦めの効いたカラメルと甘さ控えめのクリームが良いアクセントとなっています。しばし早い時間に売り切れるという人気に納得の味わいです。

コーヒーは炭火直火焙煎の「暮らしと珈琲みちみち種や」のオリジナルブレンド。オムライスとセットで200円。すっきりした味わいのコーヒーでした。

「ピスタチオのバスクチーズケーキ 」同500円。 外はしっかりと焼きあがっていて中は柔らか。ほんのり感じるピスタチオが濃厚チーズとグッドマッチです。オリジナティ感じる美味しいケーキでした。


キャッシャー隣にはオムライスと並ぶ店の看板であるマフィンが並んでいます。これを見て買わずに店を出ることは出来ません。

マフィンは6種類あってどれも美味しそう。悩んで店の人に「人気はどれですか?」と聞いたのですが全種類がすぐに無くなる日もあって皆さん夫々のお好みとか。

購入したのは「ショコラオランジュ」(奥)同320円と「プラムと自家製カスタード」(手前)同360円。 

いずれも素朴な甘さのサクっとした生地にオレンジやプラムの香りや酸味が味わいを増します。当日の夕食に常温で美味しくいただきました。少しオーブンで温めて良いそうです。

小樽で人気のカフェ「ARINCO MOU DASH(アリンコ モウ ダッシュ)」は看板のオムライスもマフィンともに結構でした。加えて感心したのはオムライスを調理するご主人の手際の良さ。満席の客のほぼすべてがオムライスを頼む中で1品1品作るので少し待たされるのかと思いました。そこはプロの腕の冴えで次々とオムライスがテーブルにサーブされていきました。我が家の注文品もストレスを感じる間もなく提供され熱々のオムライスを堪能させていただきました。こうしたサーブスピードの良さもオムライスの味やJR駅近くの地の利に加え店の人気を支えているのでしょう。良い店でした。ご馳走様でした。

「ARINCO MOU DASH(アリンコ モウ ダッシュ)」
小樽市稲穂3丁目22‐1 0134-55-0214
営業時間[ 月・火・木~日] 11:00~19:00 日曜営業
定休日 水曜
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/arincomoudash
(2022.6.18訪問)

最新の画像もっと見る

最近の「旅行」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事