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札幌・円山生活日記

花手水と茅の輪くぐりと。~小樽・住吉神社~

明治期より北海道経済の中心都市・港湾都市として発展した「小樽」。運河や倉庫、銀行などの歴史的建造物が多く残る歴史溢れる街です。その小樽の総鎮守「住吉神社」では2022年の第2回「花手水」が6月18日(土)~6月28日(火)の予定で実施中です。また参道には2基の夏の大祓いの「茅の輪」が設置されています。 

今日は「そうだ小樽に行こう。」と小樽の住吉神社です。なにが「そうだ・・」なのかは①小樽の総鎮守「住吉神社」のウェブサイトによれば一昨年より計9回開催している「花手水」(昨年8月に鑑賞)の2022年第2回が6月18日(土)より6月28日(火)まで実施中とのことでパワーを頂戴しつつ鑑賞することです。②併せて本年4月28日に「小樽芸術村」の4館目の施設として新規オープンした「西洋美術館」を鑑賞すること、③更にこれまでの小樽訪問で機会がなかった「小樽市総合博物館」の見学が目的です。前日までの天気が一変した好天の下、自宅近くのバス停「円山第一鳥居」から高速バスで出発し40分ほどで「住吉神社」前のバス停に到着しました。 

小樽総鎮守「住吉神社」の第一鳥居。小樽で最も参拝者の多い神社だそうです。バス停からほんの少し戻ったところが参道入口です。


第一鳥居脇の住吉神社創建・発展に尽力した先人たちの顕彰板。第一鳥居はじめ栄華を極めた小樽経済界の重鎮の方々などが寄進された鳥居、灯篭、石階段などが多く境内に残されているそうです。

この狛犬も奉納されたものの一つでしょうか。参道には狛犬等が多く設置されているのですが風化が進んだものも少なくありません。狛犬の表情が判りませんが形状から阿形でしょう。奉納の歴史を感じます。 
対になる吽形。風化が進む原因の一つは小樽港からの潮風の影響でしょうか。


参道をのぼった第二鳥居。
全く予想外でしたが夏の大祓いの「茅の輪」が設置されていました。

折角なので「茅の輪」をくぐります。作法はその神社の指示に従うのが良いということのようですが指示書きが近くに見えません。このため一般的に唱え詞を唱えながら8の字に3度くぐり抜けます。

①正面にて一礼を行い、左足から茅の輪をくぐり左に回ります。
②正面に戻り一礼し、右足から茅の輪を再度くぐり右に回ります。
③正面に戻り一礼し、左足から茅の輪をもう一度くぐり左に回ります。
④正面に戻り一礼し、茅の輪を更にもう一度くぐり、そのまま進み参拝へ。

神拝詞(となえことば)を声に出さずに唱えます。代表的なものは
「祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ」
(はらへたまへ きよめたまへ まもりたまへ さきはえたまへ)です。


「茅の輪」の左側「住吉神社」の社務所があります。小樽市指定歴史的建造物に選定されている建物で1934年(昭和9年)に建てられた歴史ある建物とか。

 
社務所前の包丁塚と鳥居です。
これらの鳥居は平成30年(2018年)の「住吉神社」鎮座百五十年の記念事業として副参道に建設が開始されたもので現在49基が設置されているそうです。
鳥居には「家内安全」「商売繫盛」という願いが書かれています。以前住んでいた千葉県「神輿のまち行徳」の神輿製作所・中台製作所 が寄進した鳥居もありました。
副参道の鳥居を登り切ったことろに目的の手水舎があります。

立派な花手水です。

こちらから見て妻が気づきました。この配色は「青の空と黄の麦畑」であらわされるウクライナの国旗の色だと!

ウクライナの国旗。
 

世界の穀倉地帯に豊かに実る小麦の「黄色」に・・。
澄んだ青空の「青色」です。
そして中央には友情や応援のメッセージで緑のハート型です。

ウクライナ応援の花手水でした。

手水舎には「北一硝子」寄贈の風鈴もかけられていました。

第三鳥居から拝殿をのぞみます。
拝殿前にも2基目の「茅の輪」が設置されています。

拝殿前には近年寄進された「子宝いぬ」がありました。 子宝祈願は①親犬の頭を撫ぜ、②自分の干支の石を撫ぜ、③子犬の頭を撫ぜて参拝するのが作法だそうです。


拝殿前の狛犬(吽形)。
同じく狛犬(阿形)。

阿形は口角が上がっており微笑みをもたらしてくれそうです。

折角なのでもう一度「茅の輪」くぐりです。8の字に3度くぐり拝殿に向かいます。

拝殿内に大きな御神燈が吊るされていました。

参詣を終え拝殿前から登ってきた参道方向を望みます。
奥に小樽港が広がっていました。こうした光景の位置関係も小樽の総鎮守ならではなのでしょう。

続いてお守りを頂戴すべく社務所へ。
「水みくじ」なるおみくじのポスターが柱に掲示されていました。
社務所内に様々なお御籤が置かれているのですが「水みくじ」がありません。

社務所の人に尋ねると社務所の事務室内から出してくれました。
頂戴した「水みくじ」。
表の金盥の水に浸すと文字が現れます。「末吉」でした。「旅行」は「近いところに吉あり」でした。小樽旅行が吉となりますように。

花手水の御朱印も限定頒布されていました。


以上で「住吉神社」参拝は終了です。汗ばむような陽気の下での参拝で「住吉神社」のパワーをいただくとともに見事な花手水も鑑賞させていただきました。また図らずも「茅の輪」くぐりでお清めが出来ラッキーでした。ありがとうございました。画像が増えたのでこの辺りで前編終了とします。昼食とそのの後の後編に続きます。

「住吉神社」
小樽市住ノ江2丁目5 0134-23-0785
http://www.otarusumiyoshijinja.or.jp/
(2022.6.18)

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