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札幌・円山生活日記

スパイス香るカレーとチーズケーキ~「Cafe Spice Local TEN TO TEN(スパイスローカル テントテン)」~

世界を旅したキッチンマネージャーが旅で出会ったというスパイスチーズケーキやスパイスカレーの店「Cafe Spice Local TEN TO TEN(カフェ スパイス ローカル テントテン)」。“スパイスが点と点を、北海道と世界を、地元の人々と旅行者を結びる”がコンセプトです。スパイス香る懐かしいアジアのぶっかけ飯が楽しめます。

かなり順不同ですが「札幌で花見2022~北海道大学~」時のランチに「Cafe Spice Local TEN TO TEN(スパイスローカル テントテン)」です。「北海道大学」近くで週末も営業している店を検索して出てきた店です。若い頃にバックパッカーとして世界中を駆け回ったというシェフが国々の料理や素材にインスパイアされた料理を提供するゲストハウス併設の店だそうで興味深々で訪問しました。“人生は新しい発見と刺激的な経験でいっぱいです”というシェフの想い感じる大変印象的な店でした。場所は「JR札幌駅」西側の「清華亭」や「偕楽園緑地」エリアの仲道を入ったところにあります(地図)。

「Cafe Spice Local TEN TO TEN(スパイスローカル テントテン)」の店頭。2階から上がゲストハウス(ホステルです。
スパイスチーズケーキとスパイスカレーという2大看板メニューが表示されています。
 
店内はオープンキッチンに面したカウンター6席と4人用テーブル席×2・2人用テーブル席×2の18席です。ネット予約して12時に入店したのですがすぐ満席になり待ち客も出ていました。奥がゲストハウスの入口で40床あるそうです。頻繁に宿泊客が出入りしていました。

店内にはスパイスがディスプレーされています。提供する料理は「スパイス」を共通言語にシェフが旅で出会った料理からインスパイアされ北海道の食材や季節に合わせてアレンジしたものとか。店のコンセプトにも“Let your tastebuds bring back past adventures or inspire new journeys. Life is full of new discoveries and exciting experiences. あなたのtastebuds(舌の味蕾)で過去の冒険を取り戻し新しい旅に出かけましょう!人生は新しい発見と刺激的な経験でいっぱいです”とあります。

メニュー。3種類のスパイスカレーが用意され、単品、2種あいがけ、3種あいがけが選べます。

ドリンクとデザートのスパイスチーズケーキのメニュー。
LINE登録すると当日の支払いからドリンク類が300円引きになります。

注文を終えセルフの水を飲みながら注文品の到着を待ちます。


まずは「自家製レモネード」(奥)と「アップルジンジャーガラムマサラ」各300円引きで税込み200円。「アップルジンジャーガラムマサラ」はその名の如くアップルジュースで底には刻んだジンジャーいっぱい。ストローで吸うとジンジャーとガラムマサラ(スパイス)が口中に広がります。ドリンクも「スパイスが一杯」で味蕾を刺激します


 「エビ薫るぅケイジャンチキンカレー」と「軟骨骨ラムキーマカレー」の2種あいがけ。税込み1,500円に「揚げレンコン」のトッピング(+100円)。
別の角度から見たところ。カレーには7種の「ナグチャコ」が付きます。

「エビ薫るぅケイジャンチキンカレー」はシャバシャバタイプでスパイスたっぷりのソースにチキンがゴロっと入っています。3種の中では最も辛めのカレーだそうですが中辛程度でスパイスが活きています。
「軟骨骨ラムキーマカレー」はコリコリの軟骨がたくさん入ったキーマカレー。触感を楽しみます。
「ナグチャコ」は「豚肉の汁なしサンラータン風」、「味玉」、「青菜のタイ風あえ」、「大根のアチャール」、「紫キャベツと紅生姜の辛辛」、「キャロットレモンクミンラペ」、「ライタ」の7種類。それぞれ個性的な味わいです。 

それに「ヨーグルト」が付きます。最初はカレー単品で味わい、次に「ナグチャコ」を混ぜ合わせ、最後にヨーグルトと具材を全て混ぜ合わせて食べていきます。アジア各国で良くある「ぶっかけご飯」を豪華版にしたような懐かしさの中にもシャフの個性が感じられる大ヒットスパイスカレーです。


 もう1品は「あのときのスパイスチキンカレー」と「エビ薫るぅケイジャンチキンカレー」の2種あいがけ。同1,500円。
「あのときのスパイスチキンカレー」はシェフの中のスパイス黄金比カレーで“一番おいしいと思えるスパイスの調合で仕上げました”とか。もったりしたペースト状のソースにクタクタ煮のチキンがたっぷり。スパイシーですが辛くはなく香りや風味を堪能できます。コクやまろやかさもあり美味しいカレーです。ライスは長粒種で「ぶっかけご飯はこうでなきゃ!」と思います。
 
デザートの看板スイーツは北海道産チーズを使ったスパイスチーズケーキ。 こちらは「スパイスカカオのバスクチーズケーキ」。
「スパイスカカオのバスクチーズケーキ」にはコリアンダーが練り込んでありますと言われたのですが濃厚チーズが優ってあまりスパイスは感じませんでした。
こちらの「カルダレモンレアチーズケーキ」はスパイス感です。レモン風味のレアチーズケーキの濃厚さをチューニングするようなカルダモン、クミン等のスパイスにオリジナリィティを感じます。「スイーツにスパイス?」と最初に感じた懸念は無くなりました。
「コーヒー」は徳光コーヒーのオリジナルブレンド豆をフレンチプレスで淹れたもの。酸味爽やかでコク味のある美味しいコーヒーでした。

この店は大ヒットです。現役時代に駐在していたアジアの小国では中華、マレー、インドの三か国料理が味わえそれぞれの大衆向け屋台ではご飯に並んだおかずを選んで盛り込んだ「ぶっかけご飯」を何度も楽しんだものです。もちろん選ぶおかずの数はこの店のような豪華版ではなく3~4種類です。訪れた周辺のアジア各国でも同じような料理が人気で大変懐かしい想いをしました。店のコンセプトにある“Let your tastebuds bring back past adventures or inspire new journeys”の通りスパイスは旅の共通言語なのですね。コロナが落ち着き再度旅行できる日が待ち遠しいです。そんな思いを改めて抱かせる大変結構なスパイス料理でした。ご馳走様です。 

「Cafe Spice Local TEN TO TEN(スパイスローカル テントテン)」
北海道札幌市北区北7条西8-3-12  011-214-1164
営業時間 12:00~22:00(L.O.)
[カフェのみ] 14:30~17:30
定休日 月火水木 (現在お休み中で営業再開は5月25日より)
(2022.4.30訪問)

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