カメラマン気分

カメラマン気分

あの雑誌の編集部曰く

2004-08-21 23:21:30 | Weblog
今月の僕の写真は今一歩届かなかったそうな。
悔しくはあるが、応募1回目なんだから、
という言い訳をしている僕はすぐに逃げてしまう男なのです。
写真を始めて年内に1回掲載、2年内に2回掲載、
という目標までは、まだずいぶん猶予がある。

頑張りたい。

撮影会でもやるか

2004-08-21 11:40:14 | Weblog
あと二か月もすれば 僕のサイトも一万アクセスに到達しそうだ
そしたら記念撮影会でも開きたいなぁ
でも一番重要なのは 二次会である飲み会だ(笑)


光と影

2004-08-21 02:35:18 | Weblog
さて、冬コミ、あるいは各種ゴシックイベントで予定している写真集について。

光と影にこだわって撮っていきたいです。

ポートレートにとって影のある写真は駄目であって、
影のない写真こそがよいポートレートであるとされている。

さて、ケンブリッジの辞書でportraitを引いてみると

Definition
portrait [Show phonetics]
noun [C]
1 a painting, photograph, drawing, etc. of a person or, less commonly, of a group of people:
She's commissioned an artist to paint her portrait/paint a portrait of her.
a portrait gallery
a portrait painter

2 A film or book which is a portrait of something is a detailed description or representation of it:
Her latest novel paints a very vivid portrait of the aristocracy in the 1920s.

だそうな。
portrait とは photograph of a person であって、何も影があってはならない訳ではないようだ。

さて、コスプレ写真というジャンルに関して、ポートレート或いはグラビアをベースにしたものがほとんどだと思うけれど、少なくともポートレートは狭義には女の子を可愛く撮った写真であって、コスプレ写真もそういった写真が多いのであるが、コスプレ写真のベースとなっているアニメなどの作品には様々なキャラクターがいるのであって、むしろ、映画、ファッション写真、或いはコマーシャル写真のほうがあっているのではないか?という感覚がある。

また、大抵はカメラに凝っている人間が、アニメの衣装を着た人物を撮る、という風に形式化される方向にあるのだが、むしろ同作品のコスプレをした人物同士で撮った方が、例えば、祐一が撮った名雪の写真という風に撮れて面白いのではないか?という感覚もある。これは一例に過ぎないけれど。

更に言えば、「壁に手をついて不自然な角度で顔をこちらに向けてカメラ目線でニッコリ笑っている写真」に、僕は萌えることができない。まるでギャルゲの立ち絵のようだ。そこには何のドラマも感じられない。あれはテキストと組になってこそ意味があるのだ。立ち絵だけでは、シチュエーションを想像するのも困難だ。まるで植物図鑑の写真のように感じられてしまう。対して、まさにアニメ作品内での日常の一コマとしか思えない写真には、非常に萌えてしまう。

コスプレ写真=アニメの衣装を着た人物の写真、なのだろうか?その人物が、そして人物達が織りなす何かを撮る、それによってアニメの衣装だけではなく、アニメのワンシーンが再現される。それこそがコスプレ写真なのではなかったか?

そして、それに対して、ピントの精度、背景のボケ、レンズの描写、完全なフレーミング、そういったものは絶対的なものだろうか?むしろ、白黒の報道写真的なものこそが、コスプレ写真なのではなかろうか?ぶれていても、ぼけていても、そこに状況が写し止められていれば、それで十分ではなかろうか?

コスプレ写真の歴史を遡っていくと、僕には放課後コスプレ倶楽部(だっけ?)、それも初期の時代までしか遡れないのだけれど、あれは写真とテキストとが織りなす濃密なコスプレシーンのレポート或いはニュースといった感じだった。あの頃はまだコスプレ写真の方向性という物が一方向にのみ定まっていた、ということはなかったのだけれど、どこでこうなってしまったのか、今はポートレートという名のレールに乗っかったコスプレの写真が全盛になってしまった。

例えば、皆で同作品のコスプレをし、原作を模した演劇をし、そのうちの一人がある程度は写真に詳しく、スナップ写真、あるいは記念写真のように撮れば面白いのではないか?

そこには、ブレやボケは当然のように発生しなければならない。アニメ作品内の、写真を撮ったキャラクターが、カメラの扱いに詳しいとは到底思えない。

そんな事を考えていくと、写ルンですでパチッと撮る、写真なんてそんなもんでいいんじゃないか?というような気がしてくる。

そういったような方向性で、つまりアマチュアリズムを徹底し、コスプレ特有の要素を付加すれば、面白くなるんじゃなかろうか?

ワインを飲みながらこういった文章を書くと異常にはかどるなぁ。

とにかく、上記で書いたような写真は今の僕には撮れないけれど、こういった妄想を書き連ねるのは大好きなので許して下さい。

考えは人それぞれだけれど、もっと多様性があったほうが、更に楽しくなるのではないか?と思いました。

来るべき、コスプレ写真氷河期のために。

そういった諸々のことを考えつつ、冬コミの写真集のテーマは光と影である、ということで、撮影していきたいと思いました。寝る。