暇人のページ ~台湾・高雄編~

2018年3月より台湾・高雄市勤務になりました。

かわら版

2012-03-29 22:06:51 | その他
以前にも述べたが、私はマンションの防災部長であるため、
自治会役員の一員である。自治会では2カ月に1回、
役員会議を行い、それぞれの活動報告を行う。
私以外の役員は還暦を過ぎた方ばかりで、いつも私は
端の席で小さくなっている。

さて、それは先月の役員会での出来事であった。
全ての議題が終わった後、役員の一人が自治会長に向かって
こう叫んだのだ。

「おい会長!かわら版、復活させてくれよ!」

かわら版というのは、自治会長が毎月発行していた
回覧板で、自治会の行事やマンション内での出来事が
書かれていた。ところが、突然「もう我慢の限界です。」との
コメントと共に打ち切られ、皆その理由を不思議がっていたのだ。

会長「仕方ねえだろ!Gさんがもうやらねえって言うんだから。」

Gさんとはマンションの管理人。壮年だが大人しく真面目で、
思い切り年下の私に対しても腰の低い方だ。そんな人がなぜ?

事の顛末はこうだ。かわら版は会長が手書きで原稿を書き、
それをGさんがパソコンを使って発行していた。
ただ周知の通り、自治会の仕事は管理人の仕事の範疇ではない。
彼はあくまでボランティアでやっていたのだ。
ところが、そんな事情を知らないマンション住人から
「あの管理人、仕事サボってパソコンで遊んでばかりいる。」と
管理会社にクレームが入ったらしく、生真面目な彼は悩み抜いた末、
もうやらないと会長に告げたのだ。

なーんだ。それなら、我慢の限界だったのは会長では無く、Gさんじゃないか!
私は吹き出しそうになるのを懸命にこらえた。

「それなら、Gさんに金を払ってやってもらえばいいじゃないか!」

イヤイヤそれはダメですよ。金なんて払ったらもっと大きな問題になるって。
「あの管理人、金もらってパソコンで…」なんてことになりかねない。
だいいち、Gさんが受け入れるとは思えない。
で、その案は却下。

「そうだ、Iさんにやってもらおう。彼は確か、いいワープロ持っているはず。」
Iさんも自治会の役員で、その日は所用で欠席していた。
それにしてもワープロ…久しぶりにその言葉を聞いた。
かわら版の内容だが、パソコンを使える人間であれば、30分ぐらいで
仕上げられそうなものだ。金もらえるのなら私が…と言おうと思ったが、
思いとどまった。こんな簡単な事で金を取るのもどうかなと遠慮した。

結局、Iさんに金を払ってやってもらうことでその場は落ち着いた。
会長も実は復活させたくてたまらなかったらしい。とても嬉しそうだった。
いったい何だったんだ?我慢の限界って。

さて、それから1ヶ月以上たつが、かわら版が復活した気配はない。
次回の役員会議は4月7日。かわら版はどうなったのか。
それを聞くのが今から楽しみだ。

大変な週末

2012-03-18 20:11:47 | ツアー・飲み会
久しぶりのブログ更新。
先週末の超忙しかった2日間(11日~12日)について。

元々は日曜日にマスターズだけを予定に入れていた。
しかし、その日は3月11日、震災から1年を祈念した防災訓練と
妻一家との家族旅行(1泊2日)を急遽組み込まれてしまった。
いずれも立場が弱い私に決定権は無く、従うしかなかった。

どれだけ大変だったのか、時系列を追って振り返ってみる。

■防災訓練 3月11日(日) 10時~12時
 はじまりは防災訓練。今回の内容は、ポンプを使って地下に貯めた
 雨水を10階まで汲み上げるというもの。
 ポンプのエンジンがかかりにくくて遅れた以外は特に
 トラブル無しだったが、自治会長がブロックを誤って貯水槽に
 蹴り落としたのが面白かった。自治会ネタは他にも色々
 あるので、次回述べることにしよう。

■神奈川マスターズin相模原グリーン 13時~15時40分
 訓練終了後、急いでプールに向かい、100mBrに出場。
 今回は前半突っ込んだらどうなるかを試すため、あえて
 ペースを無視して飛ばす。結果、後半9秒落ちと言う
 とんでもないタイムを叩き出すが、良い勉強になった。

■3kmラン 相模原グリーン~相模原駅 15時45分~16時20分
 ダウンを速攻で切り上げ、プールを出てタクシーを探す。
 しかし、流しのタクシーは見つからず、歩いているうちに
 走って相模原駅にまでった方が早いと気付き、リュックを
 背負ったままダッシュ約20分。
 何とか予定の電車に乗れたが、更に疲労してしまった。

■相模原~東京~越後湯沢(新幹線)16時23分~19時30分
 東京駅で新幹線に乗り込んだ頃、時計は既に18時を回っていた。
 先にホテルへ行った妻の一家はホテルのバイキング。それに対して
 私はた駅弁であった。ちょっと空しくなったが、
 そんなことより既に水泳とランでクタクタになっていたので、
 眠って寝過ごさないよう気をつけるので精一杯だった。

■越後湯沢~十日町(特急はくたか)~ホテル(タクシー)19時39分~20時30分
 越後湯沢で特急に乗り込んだが、満員で立ち乗り状態。
 十日町には20分ぐらいで着いたが、降りる人が私以外にいなく、
 あわや降り損ねるところであった。ドアに挟まれながらも何とか下車。
 そしてタクシーを拾って30分、ついに目的地へ到着
 キッズルームにいた妻とマイムスコに再会。しかし、言葉も出ないぐらい
 疲労困憊であった。貸切状態の露天風呂に入った後、豪沈。

■スキー in 栄町 3月12日(月) 10時~12時
 トドメは次の日のスキー。妻の一家は誰も参加せず、
 私は一人でバスに乗ってスキー場へ向かった。場所は長野県栄村。
 日本で1、2を争うほどの豪雪地帯。
 しかも吹雪で視界も悪く、深雪で足を取られてあわや遭難するところであった。
 平日のため殆ど人がいないスキー場で一人孤軍奮闘、まるで修行。
 「俺はいったい何をやっているんだ!」
 気がつくと、私は心の中でそう叫んでいた。

■ホテル~帰宅 20時頃
 帰りは義兄の車で家まで送ってもらう。道中はほとんど熟睡。
 マイムスコ以上に良く寝ていたらしい。 

当然次の日は仕事ならず、その次の日の朝練にも行けない程であった。
自分の体力に過信は禁物というのが今回の教訓。
電車旅は楽しかったし、露天風呂は良かったけどね。