飾磨地区体操スポーツ少年団

飾磨地区体操スポーツ少年団からのお知らせです。
午前11時に姫路市に警報が出ている場合は練習はありません。

側方倒立回転のこと3

2019年09月07日 | Weblog
今日の一部の練習では新兵器を使いました。
段ボールで作った「倒立練習板」です。

いろいろと文献を調べ市民体会で審判をした体操経験者にも話しを聞きました。
その結果、飾磨地区の一部では側方倒立回転の指導手順を以下のように決めました。

1.右足を振り上げ、左足で床を蹴っての壁倒立練習。
2.跳び箱を使っての腕立て横跳び越し。右足振り上げ、左足床蹴りで行う。
3.マット上での普通の側方倒立回転。

運動手順を合い言葉にすると
「右振り、左蹴り、左着手」
となります。

体操競技の国際大会や国内大会での選手の側転ひねりを調べた学者の先生がいます。
すると約60%から70%の選手が「右振り、左蹴り」の動作順だったそうです。
つまりは右利きの人の場合、約6~7割は「右振り、左蹴り」の側転をするということになります。
それが本人の側性にかなったやりかたなのでしょう。
それで飾磨地区の一部でも「右振り、左蹴り、左着手」を基本としました。
もちろん、これと反対の側性を持つ子も必ずいます。左利きの子がそうです。
その場合は個別に対応することにしました。

そして作ったのが段ボールの倒立練習板です。
手形、足形を書いた段ボールです。
目玉は「目玉」を書いたことです。この目玉を見ることでアゴが上がります。
アゴが上がると緊張性頸反射が働いて二本の腕で体重を支えられるようになります。
倒立のコツは「アゴを上げること」です。

今日はこの倒立練習板で大部分の子が倒立に合格しました。
しかし、わずかですが合格しなかった子もいます。
こういう子たちの力になりたいと思っています。

その後、跳び箱を使った腕立て横跳び越しでは、側方倒立回転の原型ともいえるような動きができる子がいました。

次回の練習日は9月28日(土)です。










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