スマイルパワー♡イ・ビョンホンさん はるみのHappy days

イ・ビョンホンさんのファンです。
ささやかな日常を綴ります。

映画「聖の青春」を観ました~

2016-11-20 16:47:22 | 日記
羽生善治を追い詰めた棋士・村上聖。
病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯。


昨日、映画「聖の青春」初日を観てきました。(監督・森義雄)


~「聖の青春」こちらから~

大崎善生さん原作の「聖(さとし)の青春」を読んだのが16年前。
舞台やテレビ(聖くんは藤原達也さんが演じてました)も見たのですが、
映画化される聖くんを松山ケンイチさんが20kgも体重を増やして臨むと知ってから、
ものすごく楽しみにしていました

以外にも宝塚市のご当地映画のくくりで
地元映画館で全国と一緒の封切りになりました

ストーリー
1994年、大阪。路上に倒れていたひとりの青年が、通りかかった男の手を借りて関西将棋会館の対局室に向かっていく――。

そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。すでに新名人となっていた羽生との初めての対局で、聖は必死に食らいついたものの、結局負かされてしまう。

「先生。僕、東京行きます」
どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を希望し、相談を持ちかける。先生とは「冴えんなあ」が口癖の師匠・森信雄(リリー・フランキー)だ。聖は15歳の頃から森に弟子入りし、自分の存在を柔らかく受け入れてくれる師匠を親同然に慕っていた。

東京――。髪や爪は伸び放題、本やCDやゴミ袋で足の踏み場もなく散らかったアパートの部屋。酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、同時にその強烈な個性と純粋さに魅了され、いつしか聖の周りには彼の情熱を支えてくれる仲間たちが集まっていた。

その頃、羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。
聖はさらに強く羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。そして一層将棋に没頭し、並み居る上位の先輩棋士たちを下して、いよいよ羽生を射程圏内に収めるようになる。
そんな折、聖の身体に癌が見つかった。「このまま将棋を指し続けると死ぬ」と医者は忠告。しかし聖は聞き入れず、将棋を指し続けると決意。もう少しで名人への夢に手が届くところまで来ながら、彼の命の期限は刻一刻と迫っていた…。



松山ケンイチさんは聖くんそのものでした。
羽生善治役の東出昌大さんとの対局シーンなど、
勝負している、その時間・瞬間の二人の世界を究極の喜び、
生きている証を身体全体で、すさまじい気迫と、幸福がゾクゾクするほど響いてきました。

それから、師匠役のリリー・フランキーさん。
たくさんの映画に出演され、執筆もする才能溢れる方ですが、
この方の演技をこれまでそれほど好きではなかったんですね。

でもでも、師匠・森信雄七段役はもう、リリー・フランキーさんしかいない
この映画のリリー・フランキーさんは森信雄氏でした
ひょうひょうとして、損得勘定抜きの雰囲気が、根底に溢れる優しさが素晴らしかったです。

「聖の青春」が何故、ご当地映画かというと、森信雄氏が宝塚市在住で、
子どもたちの将棋教室や、ボランタリーな様々な活動を
自然体で長年されていて、私の友人の息子さんも将棋教室に通っていたり(もう大人になりましたが)、
地元でとても有名なんです。
師匠なのに、聖くんの引っ越しの荷造りをしたり、
身体の具合が悪い聖くんに頼まれて漫画本を買いに走ったりというようなこともあったそうです。


勝負の世界の厳しさの中にも聖くんをとりまく人々の温かさに、優しい気持ちになります。
松山ケンイチさん、すごい俳優さんです。日本映画の希望

企画から10年、と、解説にありました。
配役の全ての方がピッタリで「聖の青春」の世界を生きていて、原作・監督・俳優さんの出会いが最高だと思いました。


映画館のロビーです。









はるみ