スマイルパワー♡イ・ビョンホンさん はるみのHappy days

イ・ビョンホンさんのファンです。
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映画「コインロッカーの女」を観ました~

2016-06-08 12:22:51 | イ・ビョンホン
昨日、韓国映画「コインロッカーの女」(2015年作品 ハン・ジュニ監督・脚本)を観ました

「メモリーズ」と2本立てでCinemaKOBEで6月10日まで上映中です


韓国での原題は「チャイナタウン」
この作品で、先日の第52回百想芸術大賞でハン・ジュニ監督は新人監督賞を受賞されました


解説~映画comより~
「メモリーズ 追憶の剣」のキム・ゴウンと「10人の泥棒たち」のキム・ヘスが主演を務め、韓国・仁川の暗黒街で生きる女たちの愛憎を描いたサスペンスドラマ。生まれた直後に地下鉄のコインロッカーに捨てられた女の子の赤ん坊。イリョンと名づけられた彼女は、仁川のチャイナタウンで闇貸金業を営む「母さん」に育てられる。やがて成長し組織の一員として働くようになったイリョンは、一切の感情を捨てて命令を忠実に実行するだけの日々を送っていた。そんなある日、父の借金を背負わされた青年ソッキョンの元へ取り立てに行ったイリョンは、不幸な身の上でも前向きに生きようとするソッキョンに惹かれてしまう。
「サイコメトリー 残留思念」の脚本家ハン・ジュニが監督・脚本。2015年・第16回東京フィルメックスのコンペティション部門出品。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2016」で劇場公開。




登場人物全ての人生が閉塞感一杯で、怖ろしくて、劇場の座席で、胸が苦しくなりそうでした
キム・ヘスさんの演技、「静」なのだけど、周りの「動」を圧倒する表情・しぐさがに震えました。
役作りで、闇社会で生き中年で、食生活も酒もたばこもと、不摂生な生活をしてるような女を演じるため
外見にスタッフと共にかなり工夫したとのことで、本当にその世界で生きているように思えました。
もちろん、内面の演技がすさまじい迫力

キム・ゴウンちゃんは、ちゃんづけが似合うような、演技をしていない時の彼女ですが、本当にすごい女優さんです。
こう言ったらなんですが、顔が美人のくくりの女優さんではないですよね
でも、それが「メモリーズ」ではホンイに集中できるし、女優としての強み
この「コインロッカーの女」ではイリョンそのもの、どうしようもない人生を生きてきて、その先にあるものも想像できるような……
真っ白で、役そのもので見ることができますから。
魅力あり、美人より美しい(表現おかしいですが・最大の褒め言葉のつもり)

イリョンが人生で初めて人の優しさに触れる場面。ソッキョという役を演じていたパク・ボコム君、初めて知った俳優さんですが、唯一ホッとするシーンあり(ソッキョは唯一前向きに人生を生きていましたが……)でも、あ~残酷
彼も先日の百想芸術大賞で「Instyle』ベストスタイル賞という賞を受賞していました
(2011年にミンジョンさんも受賞していますね

この素晴らしいショットの中、大賞のイ・ジュニク監督の後、ビョンホンさんの左斜め後ろがパク・ボコム君だと思います。



「コインロッカーの女」
日本ではここまでの表現は
韓国映画はとことん見せる…と、思うのと、若い世代も有望な俳優さんたちがたくさんいて、
監督も、ハン・ジュニ監督って、これで新人なんですからすごいです


  

百想芸術大賞は去年はいつ開催の時期もわからないほど、誰が何の賞をとったのかとか、何も興味なかったですが、
今年は、監督や俳優さんの名前がパッと頭に入ってきて
ビョンホンさんの受賞で、韓国映画界も更に注目活性化で更に華やかになるでしょう



撮影中の「マスター」も、新人女性監督が撮られた「シングルライダー」もとても楽しみです


はるみ


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