『茶の工芸、そして縞布』
遠山記念館 ※12月20日(日)まで
以前から「茶道具がある美術館」とは耳にしていた。
今回、茶道具展と青春18きっぷの利用時期のタイミングが合い、訪問。
でも、遠かった~
JR高崎線の桶川駅からバスで約15分、バス停からさらに15分。
道標に導かれ、田畑の広がる中を右に曲がったり左に曲がったり。
やっとこ辿り着いた目的地は重厚な門構え。
周囲にはお堀も廻らされ、お大尽様のお屋敷。
「江戸時代、いや鎌倉時代かぁ」と思いきや、建てられたのは昭和11年。
(建てるのに2年7ヶ月も費やしただけあって、とても立派な建築物でした)
さて、記念館は美術館と邸宅、庭園からなっている。
美術館はさして広くもないが、内容充実。
唐物の文琳茶入もあれば、斗々屋や黄伊羅保、御本の高麗ものも。
長次郎の黒楽が2つもあったり。
古瀬戸の大きな肩衝茶入の立派さにはビックリ。
瓢箪形の茶入も朝倉間道の仕服や添書などついて、なかなか。
時代は下って明治から大正にかけての作だけど、蒔絵の台子と銀皆具も立派。
また、高取の烏帽子水指や備前の平鉢も遣いやすそうな趣味。
縞布も更紗っぱものや絣っぽいもの、間道など多彩でよいもの多数。
というわけで、見応えはあった。
邸宅も大正レトロから戦時色が強くなる前のいい時期に贅を尽くしたもの。
広い、ただ広い。
たっぷりした縁側や立手鉢を庭に擁した茶室もあって、茶の湯を楽しんだ風情が偲ばれた。
この時代のお屋敷はこのブログでもたびたび紹介してきた。
渋谷の朝倉家住宅とか唐津の旧高取邸がその例。
五島美術館の茶室(→こちら)や三渓園(→こちら)の原三渓の邸宅も時代的には近いのかぁ。
近代の茶の湯(の普及)を考える上で、こういう建築物を見て歩くのも勉強になりそう。
遠山記念館 ※12月20日(日)まで
以前から「茶道具がある美術館」とは耳にしていた。
今回、茶道具展と青春18きっぷの利用時期のタイミングが合い、訪問。
でも、遠かった~
JR高崎線の桶川駅からバスで約15分、バス停からさらに15分。
道標に導かれ、田畑の広がる中を右に曲がったり左に曲がったり。
やっとこ辿り着いた目的地は重厚な門構え。
周囲にはお堀も廻らされ、お大尽様のお屋敷。
「江戸時代、いや鎌倉時代かぁ」と思いきや、建てられたのは昭和11年。
(建てるのに2年7ヶ月も費やしただけあって、とても立派な建築物でした)
さて、記念館は美術館と邸宅、庭園からなっている。
美術館はさして広くもないが、内容充実。
唐物の文琳茶入もあれば、斗々屋や黄伊羅保、御本の高麗ものも。
長次郎の黒楽が2つもあったり。
古瀬戸の大きな肩衝茶入の立派さにはビックリ。
瓢箪形の茶入も朝倉間道の仕服や添書などついて、なかなか。
時代は下って明治から大正にかけての作だけど、蒔絵の台子と銀皆具も立派。
また、高取の烏帽子水指や備前の平鉢も遣いやすそうな趣味。
縞布も更紗っぱものや絣っぽいもの、間道など多彩でよいもの多数。
というわけで、見応えはあった。
邸宅も大正レトロから戦時色が強くなる前のいい時期に贅を尽くしたもの。
広い、ただ広い。
たっぷりした縁側や立手鉢を庭に擁した茶室もあって、茶の湯を楽しんだ風情が偲ばれた。
この時代のお屋敷はこのブログでもたびたび紹介してきた。
渋谷の朝倉家住宅とか唐津の旧高取邸がその例。
五島美術館の茶室(→こちら)や三渓園(→こちら)の原三渓の邸宅も時代的には近いのかぁ。
近代の茶の湯(の普及)を考える上で、こういう建築物を見て歩くのも勉強になりそう。
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