Akatsuki庵

後活(アトカツ)中!

彦根~井伊大老

2008年10月14日 06時26分48秒 | 美術館・博物館etc.
シリーズ「直弼発見!」巻の3『井伊直弼の茶の湯-一派創立と茶会記-』
彦根城博物館 展示室1
※10/28(火)まで

今年、彦根では『井伊直弼と開国150年祭』を開催中。
それに合わせた企画。

予めサイトで展示リストを確認。
30点ほどだが、書物中心に観たいもの多し。
乗り放題きっぷの旅の最終日にちょいと寄り道するのに最適☆
有り難いことに彦根城博物館は8:30に開く。
始発電車に乗って彦根駅着8:34。
トコトコ歩いて、博物館へ。
(昨夏、『親子でみる 一期一会-井伊直弼の茶の湯』観賞で来訪済ゆえ慣れた道のり)

途中、気になる立て看板を発見。

井伊直弼 大名茶会会場→」

 茶会があるの?
どこで?
と思いつつ、博物館前のチケット売り場に到着。

連休最終日。
天守閣入城等の券売り場も兼ねているから、数人の待ち行列。
そばにいた観光ボランティアに尋ねても、発券係に訊いても要領を得ない。
結局、「博物館で尋ねてくれ」と。
博物館の受付でも妙な顔をされ、やっと館内で茶会が催されると知った。
すぐ奥にあった茶券売り場に案内された。
臨時参会okということなので、即購入。
(茶券は2席+博物館入場券で1,500円)
 ※茶会の話は明日

本日は展覧会の感想のみ。
 タイトル通り、新しい一派創立への茶道への熱さがテーマ。

 『茶湯一会集』『炭之書』などは前回も展示はあった。
 が、子どもでも観賞できるようにと、サラッと展示の仕方だった。
 その辺りが、今回は実に見応えがあった。 ※参考リストはこちらから探して
  茶道やらない人にはつまらなく見えるかもしれないケド

 『当流茶事稽古次第』や『入門記』は几帳面さが伝わる。
 『灰之書』『炭之書』、灰形はイメージできないが情熱はわかる。
 『茶湯一会集草稿』、すごい書き込み。
 弟子が所有していた黒文字~細かく書いてるなぁ
 『彦根水屋帳』『東都水屋帳』~直弼さんって、記録魔だったのだろうか

 などなど、これほど書物類に魅了される展覧会も珍しいかも。

 道具類は、古銅弦月の釣花生に高取耳付茶入、古芦屋の丸釜など。
 他のコーナー(=井伊家の茶道具)で、禾目天目と堆黒倶利の天目台を観た。
 前回なくて、とても残念に思ったお宝だったので、これは嬉しかった

 後は宮王肩衝茶入が観たいなぁ。
 (でも、事前に展示情報が取れないから、気長に茶の湯展に足を運ぶしかない)

 彦根はちょっと不便だし、展示期間も短いから行きにくいけれど、ちょっと無理をしても訪れる価値のある場所だと思う。 
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