二年ごしのカキツバタ

★根津美術館　サイト
　『KORIN展　国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」』　※5月20日（日)まで 　

ＧＷ最終日、やっと念願の(？)競演を見た。

根津美術館とメトロポリタン美術館が所蔵する尾形光琳の杜若図屏風を並べた展覧会。
本当は昨年に実現されるはずだったのに、震災の影響で延期。
だから、二年ごし。

よかったぁ。

二つがこんなに違うなんて
メトロポリタン所蔵の方が八橋があって構図がいい
でも、根津所蔵のも写実的でいい。
保存状態もよいし。

どちらも素晴らしい。

酒井抱一がまとめた『光琳百図』を見ていると、
八橋があるから一見するとメトロポリタンのを写した？
いやいや、杜若の配置が違う。

もしかしたら、同じ題材で画かれた屏風は他にもあったかもしれない。
ムンクの『叫び』だって４枚あるし、上村松園だって同じ構図で何枚か画いてる。

抱一が写したのは、今では失われた幻の杜若図屏風かも～。
なんて思った。

抱一自身も杜若図屏風を画いてるしね。
去年、出光美術館で見た。
やはり、この時期は杜若だなぁ。

鑑賞後は本物のカキツバタを見るべく庭園へ。
こちらも美しく、珍しくケータイカメラのズーム機能を駆使して撮影。

ただ、帰宅した途端に頭痛が～。

blogは予約投稿にして、早々に早寝させていただきます。
(漆器、茶道具の鑑賞記はまた改めてさせて下さい)

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