Akatsuki庵

日々と向き合って

消費税増税と鈍翁と取り立て三ツ葉

2012年06月27日 00時00分54秒 | つれづれ
茶の湯には時事雑談はタブーって、わかっちゃあいるけれど

消費税が増税されることになった
十日ほど前に自民党と合意した段階で決まりだなとは思っていたけれど

来たるべき日に備えて財布の紐を今から締めておくべきか、
いやいや今のうちに買っておくのが賢明なのか、迷う。

いずれにしろ、再来年度は当方も茶道会計の見直しをせねばなるまい

なんてことを思いつつ、近場の本屋へ。
朝刊の雑誌広告で気になるネタがあって、立ち読みしようかと。
が、目当ての雑誌がない。何の気無しにカルチャー系の棚に行ったら、
もうないだろーと思っていた『東京人』7月号があった。
特集は「茶の湯を愛した富豪たち」。

もう月末近くだというのに、10冊以上は平積みされているではないか

当blogにコメントが寄せられたし、他所さまblogでも紹介されていて興味はあった。
しかし、微妙にお高いし、買ったことに満足して読まないんじゃないか
という懸念もあって積極的に購入する気にはなれなかったのだ。

パラパラとめくるとやはりいい。

ま、ここで出会ったのが御縁というものでしょう。

と、一冊手に取りレジへ。
途中、文庫本コーナーの前を通ったら、また発見。

『お茶のある暮らし』(平凡社ライブラリー)
こちらも平積み。
奥付を確認すると、今月の新刊だ。

仕方ないなぁと一緒にレジに差し出した。

本屋のおじさん「おぉ!絶妙な取り合わせですねぇ

は、はぁ

「いいですよねぇ。鈍翁一代で財を築き、引退後は茶に生きる~

でも、鈍翁は美術館を遺さなかったんですよねぇ。

「だからっいいんですよ~

はぁ

私もこの雑誌はしっかり読まないと
と思っていると、

おじさん、徐ににカウンターの後ろから
「はい、どうぞ。本屋で野菜もへんだけど」

と、三ツ葉をくれた
朝取ってきたそうだ。

支払いを済ませ、有り難くいただいて帰った。

もっとも、我が家だけでは消費しきれないので、お隣りさんにおすそ分け

これから生活は厳しくなるけれど、消費したものはしっかり身につけよう。
三ツ葉と同じで本や雑誌も鮮度は大事。
早いスパンで読了しよう。

消費したことを自分が納得して満足できる暮らしが送ることが出来たなら、
一割の税金を払うことにも納得できるかもしれない。

と思った。
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