Akatsuki庵

日々と向き合って

後期も行っちゃった~不昧公展

2013年06月04日 00時23分28秒 | 美術館・博物館etc.
逸翁美術館 サイト
 2013春季展『小林一三生誕140周年記念� 復活!不昧公大圓祭-逸翁が愛した大名茶人・松平不昧-』
 ※6月2日で会期終了

先月も訪れたけど、
たまたま関西に来ることになったし、
原羊遊斎の菊絵大棗も見たかったので、再訪。

訪れたのが、会期終了の週末で呈茶サービスもあったから、けっこう盛況。
なぜかベビーカーを押した家族連れもいて

前半がほとんど前後期の展示入替がされていたので、見応えあった。
前期に訪れた際に購入した図録もちらほらと見ておいたし。

お目当ての不昧好菊絵大棗(三十ノ内)はえかったわー。

興味深かったのは、旅中消息「たれにげの文」。

参勤交代中に体調を崩して、京都にしばし滞在。
その間に一緒に茶事をやった知り合い4名に出した手紙。(つまり、同じ文面???が4通残っているそうな)

文中に「千宗室」と記述あり。(2箇所出てくる。会って交流があった?らしい)
1802年。何代目の「宗室」なのかなぁ。。。と思って、まだ確認してない

狂歌「茶をたて云々」は表装、とくに中回しの裂地がよかった。

大井戸茶碗「亀井」は高台高く、金継ぎがいい景色になってたなぁ。

張甲牛香合(不昧好 三十ノ内)。
染付の甲牛香合を漆器に写したもの。やさしい感じ。

利休形塗茶杓(不昧好 十五ノ内)は象牙茶杓を漆塗りにしたもの。

黒漆菊棗(不昧好 三十ノ内)
 黒漆の蓋に黒漆で菊を蒔いている。
 ん? 夜菊棗?でも、前期で見ているよねぇ。でも、後期のみの印?
 あれ???
 前期に見たものとは別物だった。
 そういえば、後期の棗は小さい。
 小さいだけに控えめな良さがある。

それにしても、、、
限定製作して、お友だちに配っていたらしいけど、そういうのが多いなぁ。
(今でいうところのプレミア品)

30人とか15人に入れなかった茶友さんは気の毒だな。

ふと、吹上文琳が無性に見たくなった。

阪急池田駅までの道中、季節のお花がきれいだった。




今年は既に三度訪れたけれど、これからしばらくは逸翁美術館には御無沙汰しそう。

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★逸翁美術館バックナンバーリスト
2013年5月 春季展『小林一三生誕140周年記念� 復活!不昧公大圓祭-逸翁が愛した大名茶人・松平不昧-』前期
2013年1月 早春展『漆の美-黒と金の世界-』
2012年5月 春季展「-茶会記をひもとく- 逸翁と茶会」
2011年8月 「銘のある茶道具 ~逸翁流、銘の楽しみ方~」
2009年11月 開館記念特別展「茶人逸翁 茶の湯文化と小林一三
2007年11月 開館50周年特別記念展(後期)

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