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武蔵の野辺に朽ちぬとも

~合氣道留魂録~

2007合宿(前編)

2007年11月26日 21時24分15秒 | 合氣道
今年も無事合宿を終えました

収支報告書もまとまり金銭的な差異もなく「ほっ」と胸をなで下ろしております。

まぁとにかく忙しく
ひとり走りまわっておりました。
今年のテーマは杖
型や杖投げを中心に稽古しました。
先生の指導の補佐として練習して来てはいたのですがあまり思うようにはいかなかったかな…

初日は宴席に同席するも先生の私用と体調を崩した子の送迎、買い出しなどもあり飲めず終い
23時ぐらいに用事が終わり部屋でひとり淋しく収支の確認をしながら、大好きな琥珀ヱビスをチビチビと…

二日目は全開で宴に参加!浴びるようにいかせていただきました。
そしてこの日、ひとりの酒乱を発掘する事に成功!半年ほど前に入門なさった方なんですが真面目で腰も低く気弱そうなイメージの人なんですが、私がえらく飲ませたせいか酔っ払い私の頭に靴下の脱げかかった足(笑)を乗せ
『おい!暁!聞いてんのか!このバカ!ハゲ!アホ!』
と罵倒されまくりましたが不思議と頭にきませんでした。だって明日も稽古がありましたから…やっぱりシラフのときにねぇ…クックックッ(微笑)
いやむしろ面白かったです。
以前に酒の席で
「酒で失敗したことが何度かある」と事前に聞いておりましたので(これがそうか!)と確認することができました(笑)
他の人にからんでいたら怒りましたけど…

そう言えばニッチーのトリプルヌンチャクは見れませんでした残念!
本人は色んな人から子どもの作り方をレクチャーされていたようです(笑)もんちさん危機一髪です!

そんな訳で最終日はヒドい二日酔い…
酒乱の彼にも声をかけましたが二日酔いのせいかなんだかわかりませんけど暗く顔色も真っ青でした(笑)


つづく

一定期間ともに生活しろ!!!!

2007年11月23日 00時51分55秒 | 合氣道
がっしゅく 0 【合宿】
(名)スル
多くの人が同じ宿舎で一定期間ともに生活して、共同の練習や研修を行うこと。また、その宿舎。
「大会に備えて―する」「―所」
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いよいよ明日から合宿です。
多分明日からは音信不通になりますので火急の用事や愛の告白は今日中にお願いします

合宿といえば
メインはなんと言っても昇段審査!うちは年一回なんです。
今年私は対象外なのでかなり気楽なんです。

審査対象者は…
・高1の男子
(紫の三連星のガイアって覚えてます?)
・40代の女性
(教員で三児の母)
・30代後半の男性
(名古屋から通ってます)
・65歳の男性
(通称プレジさん、マムシおごってくれた人)

といった4人
結構熱い審査になると思います。
当会の初段審査の基準は肉体的精神的に追いこんだあと何を使うか…と言うのを主に置いているような傾向があります。
技などは二の次みたいな…
なので先生はわりと見てません(笑)

今回、日月さんが初参加するので感想を楽しみにしております

40歳以上は審査内容も優しくなりますし
とりあえず初段に関してはほぼ100%合格になります
どこかで『ギフト昇段』などと悪態を耳にしますが…
私は昇段してからの方が大切に思えます
入口は広く出口は狭く…みたいな

私も一年経って思いますが袴がこんなに重苦しく暑苦しいものとは思いませんでした。(笑)

昇段をゴールにしてしまうかスタートにするかは指導者の器量ではないかと思います

もちろん心も技も体も未熟な者に審査を受ける権利はないのかもしれませんが、すべてをマスターする必要もない
むしろ審査は新たな課題を見つける場であって欲しいのです。

よく
「初段をとったのでやめました」
とか
「とりあえず段だけとっておけ」
といって取得後にやめられる人がいるそうですが、なんかそれって成果なの?って思ってしまいます
大学合格して即中退みたいな…


と言うことで
まぁ私には器量がありませんので
特にガイアにはスタート地点に立ってもらえるよう完膚なきまでに…クックックッ

債権者などに報告せよ!!!

2007年11月21日 21時20分21秒 | 合氣道
けっさん-ほうこく 5 【決算報告】
決算報告書あるいは財務諸表を作成して、決算の結果を株主・債権者などに報告すること。また、その報告書。
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週末から合宿です。
今年は50人ほどの参加者
私はまた幹事として
打ち合わせや交渉などでホテルや会場を何往復も行き来しております。
今年は部屋割りから合宿参加費用の設定まで任されております。要は全てを任された状態…
ですから初参加のニッチーを超ヘビースモーカーの部屋やハードゲイな部屋など、どんな部屋にぶち込むかは私のさじ加減ひとつ…ケッケッケッ(笑)

部屋割りを考えていると先生が
「私は暁さんと一緒の部屋にしてね」と希望されました。

『はぁ…はい』

その方が打ち合わせし易いとのこと
基本的に三人一部屋なのでもう1人は誰にします?と聞き返すと

「いいよ!二人部屋にしちゃいなよ」
と先生

『はっ!先生!まさか私の体を蹂躙するつもりでは?!』

「覚悟しておきなさいヨ~」とオネエ口調で先生が返す



というわけで
師弟そろってホモネタが得意なようです…
(本当にネタなのか?!)

そんなこんなで準備をしておった訳ですが
先日、先生とお会いした際にこんなお話が…
とある兄弟の親が

「うちは兄弟で参加なんで値上げされると大変なんですよ…とりあえず合宿終わったら決算報告書を見せていただけませんか?」
と言われたそうなんです。先生もガックリ…


そして私は
ブチっ!となるわけです
ここだけの話
子ども1人二泊三日で20,000円いただいております。
内訳は
宿、食事で13,000円
残りは講習料に当てております。
稽古時間は延べ16時間、普段の稽古の二ヶ月分強…
それ以外はすべてボランティアで成り立っております。

決算報告を提出するのも毎年私の役目ではありますが、もし本当に見せろと言うのであれば無償の部分もすべて有料表示してやろうかな…と

まあ私以上に先生の奥様がブチ切れているそうですが…(笑)

そういったレクレーションのように考えている親もいれば

「今年もお世話になります…これ皆さんで」とスポーツドリンク(アルコール度数40度)を差し入れてくれる方もいる

まあ決算報告書に関してはジョークであってほしいが、その親は今年の演武会の打ち上げの席で

「この合氣道会を乗っ取ろうと考えております」と挨拶をしていたことを思い出しました…


ほたえなーーーっ!!

それは俺様のプランだっつーの!(笑)

女性誌で広まれ!!!

2007年11月20日 22時19分44秒 | 合氣道
名士。有名人。一流の人。
〔セレブリティー(celebrity)の略。女性誌で,海外の有名モデル・有名女優などをさして用いられたことから広まった〕
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最近、女性の入門者が妙に多いのです。
まぁ大抵が私のビジュアル(マスク)に魅せられてのことかと思いますが。それにしても多い!

一昨日も体験入門に女性2人が訪れました。
先生からは
『明日、私が施術してる女の人が来ますからお願いしますね』
とはいわれておりましたが…

袴を履いていると
2人の女性が…
来てみてビックリ!

セレブってそこいらにいるもんなんですね(笑)
年齢は30歳そこそこ…イメージは叶姉妹を細くした感じです
もちろんジャージなんて着てません
なんとゆうか
ヨガマットとか持っていればセレブなヨガ教室にいそうな感じ
明らかに畳には浮いております
まるで外国人が座布団に正座して箸を使い味噌汁すすっているような違和感。

それがツボに入り面白そうだったので
話かけてみることに…

やはりセレブ!
話し方も穏やかで流ちょうな日本語です。
お二人ともマダムだそうで片方の殿方(旦那)はなんと職業バイオリニスト!
(うわ~すげ~そんな職業の奴は葉加瀬太郎しか知らねーっ!笑)


まあ散々言っておりますが私も端からみれば
終戦後、米兵に『ぎぶみーちょこれいと!』と寄っていく鼻水たらしたガキのようにみんなには見えているかもしれません(笑)
まあそれほど品格というかオーラの違いがあるわけです。


そのまま叶姉妹の姉の方の指導を任され
妹の方は例の師範代が…一時間ほど簡単な技や統一体を練るような稽古をしました。
だいぶん楽しまれていたようです

結局
『なぜ合氣道?』だったのかは聞けませんでしたが
改めて感じたのは
人それぞれ目的は違うということ
彼女らは
武を極めるために地獄のような稽古も厭わない!と言った感じはしませんでした。
『そんな人は合氣道やっちゃ駄目?』
そんなことはないと思います。目的が武でなくてもよいかと思うのです。最低限の礼儀を持って他人に迷惑をかけなければ、どんな方でも歓迎したいです…私は
かくゆう私も背骨を折ってから、どうにか良い姿勢を保てないかなぁ…といった理由で道場を探し始めたクチなので

ですから指導するものとして自分の感覚だけを押し付けてしまうというのは少し寂しく感じてしまいます。

腹の減っていない子どもの口に飯を突っ込むことはできません
万が一飲み込んだとしても身にはならない

なんて言葉もありますが
たまにはきちんと話しを聞き適切な方向へ導いてあげることも必要なのかな…と

そんなこんなで偉そうなことを言っておりますが…
その日、稽古が終わり門人と雑談をしていると…
『そういや今日の人達はまた来るかな』
といった話に

『まあ師範代と暁の営業力次第じゃないの?』

『そりゃそうだ。なんにせよ楽しければまた来るもんな~』

『どちらか1人しか来なかったら淋しいよな~』

どんな理想を言おうとも要は実績なんですね…結果がすべてです…(笑)

くそ~言いたい放題言いやがって!

結果報告お楽しみに

人としての道にはずれろ!!!!

2007年08月19日 22時59分55秒 | 合氣道
じゃねん 0 【邪念】
(1)人としての道にはずれた考え。邪心。
「―を抱く」
(2)本来の目的にはずれた余計な考え。雑念。妄想。
「―を去って勉学に打ち込む」
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朝起きると・・・「ズキーーン」

腰から太ももにかけて激痛が・・・

(起き上がれない・・・イタタ)

とにかく根性で起き上がり朝食をつくり稽古に行く準備する

(歩けない・・・)

稽古に行くのやめようと思いましたが
とにかく根性でバイクにまたがり1時間半のツーリング

到着しバイクから降りようとすると、またもや激痛・・・立っているのも辛い・・

どうにか道場に転がり込みました

異常を察知した先生が

「こっちに来なさい!」

と氣圧をしてくれました。が・・・
なんだか外からはよく患部がわからない・・
先生に氣圧されるのも申し訳なく思い空元気を振り絞り身体を動かしてみる。

恐る恐る動かしてみると
割とイケる

よ~し・・こうなったら・・・
(うおおおおおお!やってやるぜぇーーーーっ!!)

と呼吸投げの稽古を始めたわけです

普段より身体を使わずに口ばかりを使い稽古開始(苦)
身体も温まってくると痛みも半減し調子にのり始める

結局今日は舌が筋肉痛になりました。


稽古も終わり居残り稽古へ・・
先生から声が掛かる
「手が空いていたら教えてあげて」

そこには最近入門してきた女子が基本の技がよくわからないと言う

技を受けてあげることに・・

呼吸投げを受けてあげていると

「ぁ・・!気持ちいい・・・」

私はその言葉を聞き逃さなかった・・・
そんな言葉を聞いて調子にのらない男児がおるものでしょうか?

そりゃ~もぅ
演武のような受けを取り始める暁
20分ほど練習をし終了
満面の笑みで帰られました。
えがった!えがった!!


そんなわけで今、また腰が大変なことになっております。





ある題目のもとに話せ!!!

2007年08月17日 00時09分19秒 | 合氣道
こうえん かう― 0 【講演】
(名)スル
(1)聴衆の前で、ある題目のもとに話をすること。また、その話。
「外交問題について―する」「―会」
(2)経典を講じ、仏法を説くこと。
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日曜日に稽古が終わると先生にワシントンさんと二人呼び出された。

11月、先生は都内の小学校で講演を頼まれているらしいのです

「お二人に手伝って貰えませんか?」

(はい?)

「私の受けをやって欲しいのですよ・・・そして二人にも演武を披露して貰いたいのです」

(ええええええええええ!!!?)

講演会?演武?

うわぁ・・・・・・

諸先輩方を差し置き私ごときが・・・袴衆の中では一番下っ端ですし・・・

ワシントンさんは実力もありキャリアも長く高段者でもありますが


でも

内心かなり嬉しいです

殿(先生)の小姓になった気分です(なんじゃそりゃ・・・笑)

まあ立派に太刀持ちを勤め上げてまいります


合氣道を知らない

子ども達や父兄の方にどれだけ伝えられるかが

本当は一番楽しみだったりします


中枢神経系の興奮が増大せよ!!!

2007年08月01日 01時13分22秒 | 合氣道
かくせい 0 【覚▼醒】
(名)スル
(1)目をさますこと。目がさめること。醒覚。
「耳に迫る蛙の声に其の―を促されて/土(節)」
(2)過ちや迷いに気づくこと。醒覚。
「一時社会逸楽の長夢を―したることありと雖も/日本開化小史(卯吉)」
(3)〔心〕 中枢神経系の興奮が増大し注意が喚起された意識の状態。
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前回、二人の少年のお話をいたしましたが
また別の子のお話です。

その子は現在中学1年生の女の子
以前お話した萌え氣道のラブ&ベリーの片割れラブちゃん

いっつもベリーちゃんと組んでいるのですが、このベリーちゃん、まったく氣の出ない子で年頃のせいか余計に悪化しています、もちろんラブちゃんもこのペースに引きずり込まれるわけです。

しかし去年初めてラブちゃんは合宿を経験したわけです。
そこから合氣道に対する姿勢が変わり始めました

先日久しぶりに手を合わせることになったのですが
事件はそこでおきたのです・・・

彼女が徐々に力を蓄えているのは知っておりました
一本、技を受けた瞬間、ベリーちゃんとやっているときのリミッターがまだ効いているのを感じ

『いんだよ!俺は壊れないから!思いっきりやれよ!』

と檄を飛ばしたわけです・・・


次は若干強めの技がくる!・・ということは覚悟して掛かっていっているにもかかわらず私は天地を失い畳に叩きつけられることに・・受身がとれなかった

(ば・・・化けてる!!!?)

それからは必死で氣を合わせ受け身をとった・・・
とにかく凄い
技が先生の感覚に近い
レベルは黒帯をゆうに超えている

いつもベリーちゃんと稽古しているのになぜこんなにも・・・?
ベリーが痛がらないように嫌がらないようにいつもやんわりと相手をしつつ身体の最深部ではマグマがうねりをあげていたのでしょうか?

ようはアレです。

大リーグボール養成ギブスを外した星飛雄馬

ララァ・スンと出逢ってしまったアムロ=レイ

地上に出現した時のオーラバトラー

3クール以降のヒーロー


な!なんやて!反則に近いほど覚醒している!!?

私は今、戦場で白いモビルスーツと遭遇してしまったザクのパイロットの気持ちが痛いほど良くわかります

うおおおお!負けてられん!
でも・・せっかくだから勉強させてもらおう









強く心ひかれろ!!!

2007年07月29日 18時04分57秒 | 合氣道
あこが・れる 0 【▼憧れる/▼憬れる】
(動ラ下一)[文]ラ下二 あこが・る
〔「あくがる」の転〕
(1)理想とするものに強く心がひかれる。
「映画スターに―・れる」「情熱的な恋に―・れる」「只徒らに―・れて両手を延ばすのみ/めぐりあひ(四迷)」
(2)(ある物に心がひかれて)ふらふらとさまよい出る。
「名月に鞭をあげ、そことも知らず―・れ行く/平家 6」
(3)気をもむ。
「母は―・れ火を吹消し/浄瑠璃・大経師(中)」
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稽古前に用を足していると
隣に小ちゃいのが並んだ・・・

内の道場の子で四兄妹の3番目の男の子、小学校4年生

私の方を見て
「いいな~黒帯・・・」

『欲しい?あげないけど』

「え~下さいよっ!」

こらこら!私の『短刀』を覗き込むでない!!
オマエはいったい何が欲しいんだ!?

(笑)

もう1人
以前もお話した「ハカセ」という子
中学2年生

「どうすれば袴が履けるのですか?」
「初段って何をするんですか?」

よく訊かれます


この二人特別、運動能力が優れているわけではない
とくにハカセに関してはむしろ運動音痴ぽい

しかし二人に共通すること・・・

合氣道がうまい!!

今は運動神経だけでやっている子らの影に隠れていますが
追い抜くのは時間の問題でしょう。

昇級審査の前になると稽古し始める者と

もっと先の昇段を目指して稽古している者

氣がでているとこうも違うものか・・・と
改めて子どもらに教えられました。


ぬおおおおお!負けられん!!

行かせはせん!行かせはせんぞーーーー!
うぬらの前に立ちはだかる大きな壁となろうぞ!!!

我が屍を越えてゆけぃ!!!


そんな氣持ちにさせる可愛いやつらです。




利益を主張しこれを享受せよ!!!

2007年07月28日 01時04分37秒 | 合氣道
けんり 1 【権利】
(1)〔法〕〔right〕(ア)ある利益を主張し、これを享受することのできる資格。社会的・道徳的正当性に裏づけられ、法律によって一定の主体、特に人に賦与される資格。
「生きる―」「―をおかす」
(イ)何らかの原理や存在によって一定の主体に賦与される、ある行為をなし、またはなさぬことができる能力・資格。
⇔義務
(2)権力とそれに伴う利益
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暑い一日でした

とくに地元の施設は空調もなく最上階に位置し窓も小さく
トドメといわんばかりに天窓までご丁寧に設置されている。

真夏には吸い込む空気ですら熱い
温度を測ったことはないが閉め切った車内なみの暑さ
50℃近くは絶対あるはず!!

そんな100畳敷きの柔道場には下は3歳から小中高と40人位が入り乱れて稽古をしております。
ある意味、苦行です。
みんな良く頑張ってるな~と感心してしまいます。

まあそれでもだれていると
『ほらぁ!!!氣ぃ出せ!!!氣ぃ!!!』と喝を入れるわけです。
自分は動きませんが・・・

今日も稽古前に
『うわ~袴履きたくないな~』とグチグチいいながら袴を履いていると
今年初段にチャレンジする高校生のガイヤが寄ってきて一言

「暁さん・・・袴を履くのって権利ですか?義務ですか?」

(お!)

ああ・・・いい質問だな~
勿論深い意味ではないかもしれません。
単に私がイヤイヤながらも袴を履いている姿を見ての冗談かもしれませんが
ふと私の昇段審査のときの事を思い出しました。

ちょうど私も同じぐらいの時期に権利と義務について考えたことがありまして
作文にも坦々と書いておりました・・・恥ずかしいですが・・

私なりの考えで彼に即答しました。




袴を履くということ

黒帯を捲くということ

『権利』ですか?『義務』ですか?それとも・・・

活動をやめて静かにしていろ!!!

2007年07月27日 02時03分57秒 | 合氣道
ちんもく 0 【沈黙】
(名)スル
(1)口をきかないこと。黙っていること。
「―を守る」「唇をかんで―するのみであった」
(2)音を出さないこと。また、活動をやめて静かにしていること。
「敵の砲台を―させる」「長い―を破って大作を発表する」
――は金(きん)、雄弁は銀
沈黙の方が、雄弁よりもまさっていることのたとえ。
――を破・る
(1)黙っていた人が声を出して話し始める。
(2)再び活動を始める。
「長い―・って大作にとりかかる」

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黒帯をいただいて、そろそろ1年が経とうとしております。
私自身に大きな向上は特にないのですが
大きく変ったことがあります。

それは道場での環境
些細な部分ではいままで以上に新入門の方を任されるようになったこと
先生の受けをするのが多くなったかな・・
でもとても大きく変ったこと・・・それは「沈黙」

白帯の頃
稽古に行くとそこには沢山の助言、叱咤がありました。
正直「おまえに言われたくねーよ」と言う黒帯の人からの言葉も奥歯を噛みながら飲み込んだことも多々ありました(笑)
(絶対に抜いてやる・・)とは思っておりましたが
また下級の方からもいっぱい駄目出しをいただきました。
でもおかげで燃えるわけです。
やるべきこと、課題が明確であればそれに対し全開で集中すればよいわけですし

それが審査の日を終えてガラッと変ったわけです。

すべてが沈黙しました

黒帯の先輩らはかまってくれなくなり
通常の稽古では黒帯同士は引き裂かれたり
とくに白帯の方々は完全に口を噤んでしまいました
そして何も言わずに試してくるのです・・(笑)

(これが袴を履くということか・・・)
と無理やり納得・・・

するわけはない!

だけど
以前はきちんと課題が用意されていて、それを身につけ、そして答え合わせもしてもらう・・・ずいぶんと甘えていたことに気がつきました。

でも滞ってはいられません
進まなきゃいかんのです
課題も公式も答えもすべて自分で用意しなくてはならない
ある意味、合氣道難民です
迷い迷い探し、求め、また彷徨う
もちろん答え合わせはたまにしていただいておりますが・・・先生に

そんな中でトウヤさんやsunuさんとの交流がどれだけありがたかったことか・・・
お二人には多くの道標を建てていただきました。
今は一生懸命にそれを辿っている最中です。

今年に入り私は杖道や氣圧なんかを学び始めました。
今思えば・・これは初段になって余裕ができたからつまみ食いをしている・・・というわけではなく。

もがきの中で掴んだ2本のワラだったのでしょう・・・