まったりブログ

日記であったり、趣味の小説書いたりしようかなと。。
でも更新頻度は不明だからまったりと♪

2年目のシーズン 4

2021-12-14 15:35:04 | 日記
決勝大会。
1回戦 対 大学生チーム 2-1
2回戦 対 社会人県リーグ1部 1-0
準決勝 対 社会人県リーグ1部 2-1

この決勝大会は体力的にも精神的にも厳しい試合ばかりが続いてはいたが、スコア以上に攻めこんではいたし、何より強豪チームばかりとの対戦は楽しかった。
社会人県リーグ1部との試合はどのチームもこれまで戦ってきたチームよりも当たりが激しく、そして絶対に勝つという闘争心が凄かった。
1回戦で戦った大学生チームは大学サッカー部のBチームだったにも関わらず、この大会での初めての失点も経験し試合も終盤まで同点でかなり苦労した。
ちなみにこの試合の決勝ゴールは味方からのスルーパスで抜け出しついてきていたディフェンスをかわしキーパーもかわしてゴールを決めた僕の決勝点だった。
自分自身は苦労はしながらもここまで勝ち上がることは不思議でもなんでもない。
むしろこれくらいは当然出来るチームだ、それくらいに思っていたが、他のチームメイトは決してそう思っていたわけでもないようで、この大会を勝ち上がるごとに次に行われる日の自分の学校や部活のスケジュールを気にしていた。
それでもここまで来たからには優勝したいと言っていたが、準決勝を勝ち上がった段階で決勝で戦う相手の情報をチームメイトが色々教えてくれて、これまで以上に難しい試合になることを知った。

決勝の相手は前の年に県を制し天皇杯へと出場していたチームで、県リーグ1部だけでなく中国地方の強豪だけが参加出来る中国リーグにも参加をしている超強豪チームだった。
そしてその主力メンバーの大半はうちのチームのメンバーをよく知っているらしい。
高校時代を共に過ごし、全国も経験している選手が大勢いるチーム。
相手にとって不足はなかった。

決勝戦。
この試合はとにかく苦しかった。
これまでの対戦相手は苦戦しながらも自分達のペースで試合を進めることが出来ていたがこの試合は今までとは正反対の試合となった。
とにかく守備につく時間が長かった。
相手の波状攻撃を何とか退けながらクリアする。
そんな時間帯が何度も何度も続いていた。
それでも何とか無失点を保ってはいたが、自分達MF陣も守備に追われる時間が長く続いていたためFW陣は1枚を残し後はみんな守備へと戻っていたため完全にFW1枚は孤立し、たまにクリアしたボールがそのFWに渡ってもなかなかフォローまで押し上げきる前にまたボールを奪われ相手の時間となる。
本当に厳しい試合展開だった。
うちのチームには正GKがいないのだが、この日の試合ばかりはこういう展開になるだろうと読んでいたためチームで一番安定感のある人がGKをしていた。
元々はDFの人だが、中、高はFWもやったりしていたという。
サッカーをしている姿を見るだけで運動神経の良さが分かるくらいで、GKをやらせても反射神経も抜群によくチームの中で一番安定感のあるGKだった。
その反射神経のおかげもあり何度となくGKのスーパーセーブもあり何とか前半を0-0で終えることが出来た。
そして後半に入っても相手のペースは変わらず体力だけを奪われていく。
それでも懸命に守り失点することなく耐えていた。
その間相手のシュートは何本打たれたか分からないくらい打たれていた。
さすがに中国リーグ所属のチームは強い。
天皇杯にも何度も出場しているしこのチームは間違いなく現時点で県内で一番強い。
そう思うしかなかった。

うちのチームのシュートチャンスは後半残り10分くらいまではほとんどなかった。
疲れすぎていて記憶は定かではないが、この試合に関してはこの時間帯まで枠内シュートは0だったと思う。
決勝戦は延長戦もある。
いくら日頃から各自で走り込みをしているにしても、もしも延長戦にまでなってしまったら勝てる確率はほぼないと思う。
それほど僕だけに限らず見て分かるくらいに他のメンバーもスタミナを消耗していた。
そんな厳しい状況の中、うちのチームに最初で最後かもというチャンスの場面が訪れた。
後半も残り時間5分。
延長戦を見越してのうちのチームの選手交代。
もちろん延長戦に入ればうちのチームが圧倒的に不利となる。
それでも望みをかけて一人足の速いメンバーを入れてきた。
この人は技術面ではスタメンのメンバーには劣るが、とにかく足が速い。
裏へボールを蹴りだして抜けて決めてくれたら。
そんな思いもこめての投入だった。
そしてこの交代が早速実る。
早速その人の足を使いみんなロングボールを裏へとほうりこむ。
実際にはマイボールになった際にはパスをまわしながら攻め上がりたいとこだったが、そのスタミナがなくその人の足に賭けてみた。
そんな感じになってしまっていた。
それでも一人ではボールキープは厳しいためフォローに入るつもりで自分も上がることを告げ残り時間で勝負に出た。