神秘の島

これは、日本海域に浮かぶ離島で暮らしていたアカネが、郷里に帰ってからも巻き起こす、陳腐な体験の数々である・・・

悠々実家生活^-^

2008年04月05日 | 日々是好日
 3月31日にアカネと父が家に帰り着くと、妹ののんがシャコシャコシャコ・・・と歯磨きをしながら通り過ぎた。口内刺激がのんのマイブームらしい。実家には、のんの餌食となった数多の歯ブラシが、毛先を噛み潰されて放置されていた。

 次の日、アカネがのんの後トイレに入ると、歯ブラシが転がっていた。
「おばーちゃん、トイレにのんの歯ブラシが落ちちゅうでぇ!」
「洗うてまた電話の傍にでも置いちょいちゃって。」
「え、トイレの床(何か月も掃除してなさそうな)に落ちちょったがで!?」
「かまん、その都度捨てよったら、かったしあたしらの歯ブラシでも噛まれて使えんなるも。」
「・・・・そ、そう。」

 うーん、やっぱり我が家の清潔観念と世間のは違う!!
 
 初日から思い知らされたアカネであった。


 
 こんなこともあった。
 アカネが、洗濯物を畳んでいるときである。

「もう、この汚い硬いバスタオル、雑巾にしよや。」
「かまんよ、してして。」と母。
「ほんでよ、台所とかトイレの前とかにある、蹴飛ばされたり踏みつけられたりして隅に寄せられちゅう足ふき、もう捨てようや。」
「どうぞ、捨てたらいいよ。ちょっとマシなバスタオル、足ふきにおろしたらいいき。」 
 
 あ、おしゃれなマット買おうって発想、ないんだ。
 てゆうか我が家って、普通の洗濯物と雑巾を一緒に洗ってるんだぁ。



 こんなこともあった。
 地球の温暖化か、近所で何か肥料を置いているのか、それともアカネが帰ってきたからか、我が家は異常にハエが多かった。父がハエ取り紙を買ってきて、吊るしたほどである。ハエ叩きでたたくだけでは、もう間に合わないのだ。
「これ、昔つけたとき、小さかったあんたらぁは“おうちに花がさいたぁ”ゆうて、喜んだがねぇ。」
 天井からぶら下がるハエ取り紙を見て、母が目を細める。

 へー、そんな可愛いこと言ってたのかぁ。
 そして、ハエ叩きのハエ叩く部分、普通に食事のテーブルの上に乗せとくんだぁ。

 アカネにはそっちの方がびっくりであった。
 そんなこと前の職場でしたら、叱られた上に延々と陰口を言われ続けるぞ?



 アカネは、そんな愉快で鈍感な我が家でのほほほほ~~~~~・・・・んんと暮らしている。

 4日のアカネの行動と言えば、

朝9時前まで惰眠を貪って時間を無駄にし、
畑に行っては雑草を大量殺りくし、
父と山の畑に行って枯れ草に放火し、
栗やキウイをのこぎりで切りつけて傷を負わし、
付近の山を無断侵入で徘徊し、
そこでワラビを強奪し、
昼からは無免許でトラクターを田んぼの中で乗り回し、
夕方は妹たちを風呂に入れたために風呂場で猥褻物を陳列しまくり、
夜は死体の如く爆睡した。


 そんな無法地帯的自由を楽しんだり、退屈やったりしゆう、今日この頃である。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もうすぐ (おねえ)
2008-04-05 22:25:13
あたしもそっちに仲間入り?
Unknown (あき)
2008-04-06 12:24:05
さすが平井家!!!!

先生をも上回るナイスな家族ですね
家がほぼできましたよ
またきてください^^