画像:ミカン畑の近くの山中で捕まえたニホンジカ♂
耕作地へのシカの侵入を防ぐ方法としては、園地の周りに杭を打ち高さ2メートル以上のネットをはり巡らすというのがあります。しかし、2ヘクタールほどの面積であり、山の斜面を切り開いたミカン園のためこれは大変です。ネットでの防御をするための費用には自治体から補助もでるらしいのですが、設置するための労力や、後の管理など考えるとこの方法はとても不可能です。
やはり侵入を企てるシカを捕まえて、数を減らし防ぐというのが労力対効果ということから見て現実的な対策と思います。これも私自身がワナの狩猟免許を持ち、狩猟の経験があるからこそのことですが、こうした手段を持たない多くの農民は「やられっぱなし」ということが多いのです。ただ、自治体等に被害を届け害獣駆除を依頼するという方法はあるのですが。
被害を受けている農家の皆さん、ワナ猟の免許をとりましょう。そして、自分で被害を防ぐのです。これは被害がグンと減るということとともに、捕まえた害獣をやっつけておまけにおいしい肉を食べられるということで精神衛生上たいへんよろしいと思います。
狩猟免許(ワナ猟)の取得はとても簡単です。獣を捕まえるというのは少し経験をつまないと難しいですが、やればできます。