土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

「フォーラム講師のご紹介」(2)

2011-09-09 07:21:00 | アカメ釣り大会
田上 英明さんのプロフィールと講演要旨

 プロフィール
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田上 英明(たのうえ ひであき)
昭和53年 熊本県菊池郡生まれ
海洋政策研究財団 政策研究グループ 研究員 博士(農学)

平成21年3月 東京大学大学院農学生命科学研究科 博士課程修了 
平成21年4月 東京大学バイオロギングプロジェクト特任研究員
平成23年4月 現職

 魚類資源の管理・保全に必要となる行動・生態情報の計測手法について調査研究を行っている。近年では、主に動物搭載型行動・環境計測システム(バイオロギング)を用いた魚類の生息域利用状況調査法に関する研究に取り組んでいる。
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 講演要旨
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 動物搭載型行動・環境計測システムを用いた四万十川のアカメの生息域利用調査

    海洋政策研究財団 政策研究グループ研究員 田上英明

 動物装着型行動・環境計測システム(以下、バイオロギングシステム)は、遊泳速度、加速度、深度、水温、塩分などを連続的に記録できる装置を動物に生着させることでその動物の行動のみならず、それら動物の環境選択や存在的な環境適用能力も把握できる可能性を有する先駆的科学技術である。
 これまで主に海棲哺乳類や鳥類などの比較的大型な動物を対象として用いられてきたバイオロギングシステムであるが、近年の装置の小型化、さらにデータ回収技術などの進歩に伴い、魚類への適用も可能となってきた。
 この度の講演では、2009年からNHKとの共同研究として四万十の市民の方々にご協力いただきながらすすめさせていただいているバイオロギングシステムを用いたアカメ成魚の生息域利用調査についてご紹介させていただくとともに、調査の成果をもとに河川・沿岸域の自然環境の維持とそこに生息する生物資源の持続的利用のための施策について議論したい。
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 田上さんは昨年、NHK「ダーウィンが来た」で、アカメにビデオカメラを背負わせて行動調査した研究者です。今回の講演でそのお話しがたっぷり聴けそうです。



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