2015年第7回アカメフォーラムで講演してもらうことになっている東京大学へのスペインからの留学生,サラさんの研究にアカメの幼魚が必要なため,採集のお手伝いをしました.
サラさんはこれまで四万十川でアカメの調査研究をやってきています.今回のサンプルも四万十川水系のものが欲しいというので2015年7月30日,採集を試みました.
ピースサインの気合いが入ったサラさん
ほおかむりの男性はサラさんのお手伝いに同行してきた学生
大瀧さん,サラさんはこの後腰までドロに埋まってしまって動けなくなり大瀧さんにレスキューされリタイア.
三角押し網を使っている四万十川下流漁協理事の山崎さん,彼はいつもサラさんたちの調査を手伝ってくれる力強い助っ人.
とにかくドロが深くて足を引き抜くのが大変.難行苦行で休憩後,採集再開へと現場に向かう採集部隊.
何回網を入れても目指すアカメの幼魚は1個体もとれず,採集部隊はへろへろのよれヨレになり諦めかけたその時,流心部にコアマモの群落を見た私は相棒に「最後の一発」これは私の得意のフレーズ.
何とこれが大当たり.網を持つ手に強烈な手応え.姿は見えず網の中で暴れる獲物を見て「うわ!何ですか?これ!!!」と大瀧さん,私は静かに「アカメです」.
網に入っていたのは全長50センチほどのアカメと20センチほどのアカメ.目指す2センチ前後のアカメはまったく採集できなかったのですが,東京まで手ぶらで帰るようにならなかったので少しほっとしました.