不況の今、真に求められる「不易流行」(フエキリュウコウ)とは ?!

不況の今、真に求められる「不易流行」(フエキリュウコウ)とは ?!　　　　　　　　　　　　　09.11.18


前回の「虎屋の羊羹」のわが道をゆく強い意志を感じます。

それは正に「不易流行」・・・時代共に変化していいものと、変えてはいけないものを明確にすることです。

どんなに時代が変化しても「商い」基本は変わるものではありません、たとえば「躾」やお客さまに対する接客、食べ物やとしての「味」「おもてなし」の心などは「不易」そのものです。

しかし、誰しもが「そう言うことは理解しています」という。「そうです誰もが分かっているのです」

しかし、
創業時には毎日並んで待って頂いた、その感謝気持ちで今まで続けてきたが、今、何年まえの賑わいは今の店には無い。

地域環境が変わった。

商店街の衰退で客が変わった。

大型店舗の出現で顧客の流れが変わった。

其の他、幾多の要因で店を取り巻く環境と顧客の嗜好がガラッと変わったのも事実です。

何時の時代も「顧客」は自分意志で「美味しいもの」や「満足」を提供する店舗へ絶え間なく、目まぐるしく動き続ける。

その動きに惑わされてふと気付くと、自分の店だけ取り残されていた。

と言うのも現実です。

では、その轍を二度と踏まない為に今行動を起こすことを考えましょう。

まずは、その要因は「何か」を探しましょう。

今、現在の店経営の「商品力」「雰囲気」「サービス」「割安感」「情報」をここで再確認をして見ましょう。
その経営項目が、創業時とどう変化した。

その中で変えるべき物を変えずに、変えてはいけないものを変えて来たのは「何か」を確認しましょう。

そのヒントが「王将」の経営戦略にヒントがあります。
「餃子の王将」復活の根本は《決して難しい》事ではありません。

それは、飲食店で最も大切な物を思い起こし、それをいちずに追い続けた結果です

私たちは決して何百店舗を今すぐ作ることではありません。

《あなた店を小さくともダイヤモンドのように「輝く」城を創る》事です。

これまでの小規模飲食店経営繁盛記シリーズ　で掲載してきています。過去の掲載を再度読み返して頂き、自店との違いを整理していただきたい。


そして、どんなに時代が変わっても「変えてはいけないないものを見極め」を確認して、新たに「新創業」として追加する「経営革新」の行動を起こして頂くことが大切です。

この状態から一歩前進への行動を起こすことがオンリーワンになれるヒントや要素があります。

うす皮饅頭の「柏屋」(福島県郡山市・創業158年)には「のれんは塗り替えるためにある」という経営理念があります。

小規模飲食店経営繁盛記シリーズ・23回連載してきましたが、わたくしの店作りに対する思いはまだまだ書き切れていません。

これだけでは「ダイヤモンドように「輝き」の店を創り、継続することは出来ません。

いよいよ飲食店廃業の歯止めを架ける《システム＆マネジメント》「の核心の部分」を連載いたします。