徒然草独歩の写日記

周防東部の徒然なるままの写日記

佐山の石川小五郎(河瀬安四郎)旧宅

2018-02-10 18:15:32 | 四境の役芸州口の戦い

2月は野暮用多くハードスケジュールになりそう。急きょ訪問。

2/1朝、外出先から急きょ佐山地区史研究会の泉氏に連絡。所用を済ませ直ちに出発。11:20に到着。

佐山地域交流センターで泉氏と落ち合い、現地案内をして頂く。

思ったより豪壮な感じの石垣。現在は他人の所有となっている。

大正末か昭和初期頃のモノクロ写真に比べ、囲障が変わっている。

豪邸跡は佐山西の河内神社近傍、山口・宇部道路嘉川ICの直近南に当たる。
ここは佐山地区の最山手に当たる。幕末期萩藩手廻組石川淳介(助)宅が当時からここにあったのかどうかは不詳。

 
                 佐山の石川家旧宅写真(河瀬眞人氏提供)

 

 

   
             河内神社

河内神社の玉垣に石川真雄の陰刻。真雄は石川小五郎の兄(二男)。
河瀬眞孝夫妻関係は、HPの方にパネル出展掲示形式に作成したものを掲載しているのでそちらをご覧ください。
芸州口の戦い(「周防国の街道・古道一人旅」)


泉氏には突然の昼食時の訪問・案内となり、大変なご迷惑をおかけしました。

 

 

 

 


河瀬安四郎特番放映の通化寺ロケ

2018-02-09 14:51:42 | 四境の役芸州口の戦い

山口ケーブルビジョン松田ディレクターから1/17付け「コメント欄」を通じてHP掲載の河瀬眞孝夫妻写真の提供・使用の照会があり、提供者河瀬眞人氏の許可を得たうえ了解の返信をしたところですが、原本サイズ・その他資料手交の関係から1/24の通化寺ロケを見学。これはその時のスナップ。

この日、山口県はおろか全国的に風雪波浪警報。幸い玖珂盆地は少しちらついたのみ。

ところが、通化寺境内が白くなっていたのにはビックリ。この冬一番の寒気。こちらは庫裏の中でガラス窓越しに暖かく見物させて貰いました。

 

 

寒そうですね。震えながらのロケ。
左端がディレクター。トークはうぐいす嬢と元毛利博物館長小山良昌氏。小山氏は2015年9月玖珂総合センターで「山口おでかけ講座:吉田松陰先生の生き様」と題した講演を聴講させて頂いた方。資料のまとめ方と講演が最高に良かった。山口地区のCATV視聴者がうらやましい。80歳だが元気そうで何より。

今回の山口ケーブルビジョンの通化寺ロケは「維新碑探訪 長州人の生きた道」シリーズで、山口県が生んだ維新関係者の特番。河瀬安四郎放映は3/1からの予定だそうです。完成を待ちましょう。

ところで、急きょ送られてきた当日のロケスケジュールを見ると、1/24午前9:00に佐山の石川小五郎誕生地付近河内神社。移動昼食のあと13:00から和木歴史資料館 ・2:40頃通化寺となっている。
石川小五郎誕生地不明のため付近の河内神社をロケ地に選定したそうだ。早速当方作成の事前訪問資料の旧宅地図(旧宅が誕生地であるかどうかは不明)と佐山地区史研究会会長泉氏を紹介しておいた。ロケ当日泉氏の案内で旧宅前でロケしたようだ。泉氏もトタ連絡に慌しかったかも。

夜になって、ディレクター撮影の石川小五郎旧宅写真をメールで頂いたが、写真を眺めているとどうでも現認したくなった。写真以外の河内神社や周囲の現況も確認しておきたい。過去に仕事の関係で床波・宇部は知っている。阿知須はこちらに住み始めて「きらら博」・「さげもん」で女房と何回か訪問している。西部方面防長路探査の時、往還の嘉川・宇部道路ICを過ぎて今坂、及び名田島関連から百間川渡し、或いは波多瀬・周防大橋(藤尾の渡し)は知っているのだが佐山は河瀬安四郎出生地として地名を知るのみ。

今回、去年の秋頃からの旧宅現認予定が年を越し、暖かくなってから動こうと思っていた矢先の出来事。雪の合間を縫って訪問する気になったが、やはりもう少し暖かくなってからの方が...。


「遊撃軍のふるさと高森と通化寺」DVDの更新配備(図書館用)

2018-02-07 18:24:10 | 四境の役芸州口の戦い

四境の役芸州口の戦い150年記念遊撃軍隊士慰霊祭のデモ用・関係者用として作成・放映したDVDを岩国・周東・玖珂の地元図書館に寄贈していましたが、一部追記・補完したので2018年1月末更新配備しました。

①遊撃軍のふるさと高森と通化寺(SPE08F01)
        Ver.18.01.24x06.11yyama.SPE.08F01   3.6GB/89分

②天野氏館跡と(廃)円月寺墓地の遊撃軍隊士神霊(SPE08F)
        Ver.16.02.24e1x06.11SPE.08F          2.13/38分 

 特に、①旧Verは2.9GB/61分なのでかなりのデータ追記。 別に、-1 VerのSPE07Fがあるのですが08Fとほとんど差違はありません。
07F:「大涛緩(有馬幸次)君墓誌銘」記載なし。
08F:「大涛緩(有馬幸次)君墓誌銘」記載あり。08F01の違いはワープロミスの訂正。    
  

新Ver版の主な追記・更新内容

1 志芳堀天野氏・天野隆重・元嘉及び天野嘉言・正世関係説明の充実。

2 天野正世(勢輔)と長野の天野氏給庄屋木村嘉右衛門との関係 

3 天野嘉言正室嫡子「藤原信良墓」陰面墓誌と防長維新関係者要覧・奇兵隊日記との関連
 
4 通化寺の小柴三郎兵衛(小藤平蔵勝忠)墓と弟小藤四郎(長府報国隊士藤村六郎)の関係
       ・野村望東尼救出と終焉・御許山騒動

5 朝陽丸事件概要と中関平根岬の小郡来駐幕府詰問使中根市之丞墓墓参
       ・第二奇兵隊片野 武曾孫片野良平氏同伴
       ・河瀬安四郎(石川小五郎)曾孫河瀬眞人氏同伴

6 小郡来駐幕府詰問使襲撃に首魁石川小五郎を示唆明記の
7 芥川国友陣中日記
     ・世嗣定広(元徳)本陣籌勝院訪問一泊、翌横山館経由高森に帰陣
     ・宮田半四郎宿舎・河瀬安四郎も後半宿陣

8 スライド゙写真の充当
     ・遊撃軍隊士慰霊祭を含め、解説文中関連資料・史跡写真約130枚の追記充当。

以上が主な追記・充当事項です。スライド゙写真は追加にきりがありません。当方の覚え的な資料に止めます。大容量写真を大型TV鑑賞に支障ない程度に縮小・挿入するのも大変な作業なのです。


今回、図書館配備の更新を先行したのは、先般山口ケーブルビジョンの山田dirから、「コメント欄」に河瀬安四郎関係の写真原本使用・その他掲載の問い合わせがあり、その過程で図書館所蔵のDVD・CD等メディア類が所轄館域外は貸し出し不可であることを知ったのが動機です。周東・岩国から山口図書館への貸し出しは不可ということです。詳しくは「最近のコメント欄」を。そのため、通化寺での山口ケーブルビジョンさんの撮影の時、現地でDVDやデータDVD等を山田dirに手交。

従って、天野正世撰文の周防大島「楢崎剛十郎顕彰碑」や岸 信介「通化寺即吟」・沖原光孚関係、さらには2017年に死去された吹田 愰氏の前年慰霊祭での最後となったスナップも収録しているため周防大島町久賀・田布施・光・熊毛・下松の図書館にも寄贈の必要があるのではないかと思います。図書館寄贈となれば収納ケースが必要となり、予備を含め前部私費で対応しなければならないのですが、そんなことよりも関係者用も更新差替え配布しなければならず、その手間の方が大変ですが、2月10日頃までには前述図書館訪問し寄贈したいと思っています。前年初頭にDVD乱造の関係でプリンターのヘッドを傷め、ヘッド交換修理をする羽目に。写真専門A3ノビプリンターが泣いてます。おまけに最速を誇った当方のパソコンの動きも少し遅くなりました。もう、程ほどにしようと思ってます。

(追記)佐山の地区歴史研究会長泉氏と佐山地域交流センターには先般訪問時手交。

         


なお、「大涛緩(おおなみゆるべ)君墓誌銘」(有馬幸次)と小藤四郎(藤村六郎)御許山騒動の情報は、前年末に通化寺天野氏墓所で下松市の某歴史研究家に偶然出会い得た情報です。某氏はHP「第二奇兵隊の悲劇:倉敷・浅尾騒動」の作者で、他の著作本を含め、岡山・倉敷・児島・下津井、或いは会津・仙台等の東北・九州各地の現地実査、地元図書館・関係者の調査・聞き取り等徹底的な現認主義者で、その内容は専門の歴史研究者を凌ぐ特異的な方です。
今までHP「ニ奇悲劇」の著者が不明でしたが、最近あることから氏の電話番号を知ることになったのですが廃止不通であきらめていたので奇遇・幸運な出会いとなりました。おかげで照会・不明事項も解消し貴重な出会いでした。
HP「ニ奇悲劇」は、現在ある理由によりWeb削除されているのが残念です。WebHPの他により詳細高度な単行本を作成しているが、これは山口県内・岡山・倉敷等の関係図書館に寄贈されているのみで市販されていないようです。

下松市某氏の通化寺訪問は今回2度目で、30数年前に藤村六郎(小藤四郎)関連で小柴三郎兵衛(小藤平蔵)の墓を訪ねて以来のことだそうで、周囲が樹木伐採等明るく綺麗になっているのに驚いたそうです。今回の訪問目的は天野氏宝篋印塔陰刻の禅宗特有の「丸に烏八九」拓本採りのためだそうです。(丸の中、右に烏・左に八九)
        

芸州口の戦い(小瀬川口~大野・宮内)DVD作成は、一部着手したのですが現在中断しています。
膨大な現地撮影映像・写真・データの編集・解説に物理的・肉体的限界を感じたためです。特に深夜のハードな作業は年齢的に限界。最近目が衰え単純ワープロミスも多発。孫の運動会・学芸会DVDなら簡単なタイトル程度のキャプションで済みますが、小さな編集画面上に長文のキャンプションは至難の業です。大型TVでワープロミスを発見すること多し。

前年末に16年間連れ添った最愛のパートナー(チワワ)が逝き、戌年1月の誕生日を前に逝った彼女のメモリアルDVDの作成・墓碑の建立に精力を注ぎたいと思っていますが、これもまだ未着手・無気力状態。
DVD記載事項のうち、河瀬安四郎関係はHPの芸州口の戦い欄に掲載しましたが、まだ小川師人(宮田半四郎)・天野正世(勢輔)と長野の天野氏給庄屋木村家の関係や大涛緩君墓誌銘については掲載未着手です。今後HPかブログの方に掲載予定です。