2012.04.19(木)丸子坂へ向う。
ここは、2008年3月に「百街道一歩」氏と水路を突破して以来4年目になる。
あの時、通行不可区間の中山峠側は、地元出身の徳山在Yさんが笹薮(地元では女子竹という)を伐採していたので、近々通行可能になると思っていたのだが、40M程度残し中断されている。毎年春になると気になり、丸子の地を訪れるのだが多少の進捗は認められるものの中断されている感じだ。この付近は、道を挟んで地権者が複数あるため中断したのかも知れない。
地権者や自治会長への伐採依頼を何度も考えたが、伐採中断理由も知らないよそ者が何か不躾がましい。公民館に相談することも考えたのだが、かえって迷惑するかも知れない。
四年間躊躇してきたのだが、今年も春を迎え、もう我慢できない。意を決して、地元公民館長に依頼し、地元にやんわり話をしてもらうことにした。
今では良き友となった元岩国市教委周東支所長M氏に同伴してもらい公民館訪問の途中、最新現況把握とM氏への説明のため丸子坂へ立ち寄る。竹薮を抜けると、なんと目の前が開けて中山峠側の旧道が見えるではないか...。山側の渓流の倒木の撤去や雑木の伐採もされて見違える道になっている。新緑の渓流の音もすがすがしい。
早速、「百街道一歩」氏の掲示板に書き込みをし、写真も送付しておいた。旧道にこだわる多くの旅人が喜ぶことだろう。
M氏と別れて、再度現地で聞き取りをしてみると複数の地権者が4月上に伐採したという。タイミングのよさにうれしくなった。
「追記」
翌20日、お礼と今後の維持管理をお願いするため、地権者宅を訪れると誰も伐採されたことをご存知ない。やっぱり、あの時出会ったYさんだったのだ。
早速Yさんの連絡先を調べ、お礼を言っておいた。今年の冬場に段階的に伐採され、3月末には周囲の雑木伐採も完了したようだ。中山峠側よりも広く快適な道になっている。
感謝、感激。Yさんありがとう。
ひょっとして、貴方は開通した丸子坂を踏破した最初の異国の旅人になるのでは?
蓮台寺峠での再会、楽しみにしています。