「顧客のタスクを含めてマネジメントする」において、コンサルタントが参画していないプロジェクトでは、
「顧客企業側の実施事項、それを支援のための実施事項について、構築ベンダー側のWBSに含め、構築ベンダー側のプロジェクトリーダーが上手くマネジメントする」ことがプロジェクトの成功要因の一つである、という考えを紹介しました。
それに関連しますが、
その顧客企業側の実施事項について、顧客自身に対応いただくこと、
これも、当然ながら必要な事項です。
顧客自身で実施いただくことの認識・理解のため、WBSをもとにして役割分担を明確化します。
その時に、いろいろと交渉事が発生する場合がありますが、いずれにしても、顧客自身で実施するタスクが明確化されます。
しかし、そこで、
構築ベンダーが「支援」という役割を担うように定義されることがあります。
その「支援」が、いつの間にか主体的な実施事項に位置づけられてしまう場合もあります。
そうしますと、
お互いの責任範囲が不明確になり、実施事項のモレ、遅延、品質悪化などを招く原因となり得ます。
構築ベンダーは、
「顧客企業側の実施事項を肩代わりしてやったのに」との感情になり、
顧客企業側は、
「頼んで了解してもらったことなのに、責任を持って対応していない」
という思いを抱くこともあります。
それが双方の信頼関係の悪化を招き、プロジェクト全体のQCDも悪化する可能性があります。
よって、構築ベンダーは、
顧客企業側で実施すべき事項について、
顧客企業側に責任があること、その実施主体は顧客企業であることを明確化し、
そして安易な肩代わりは実施せず、上手にマネジメントしてほしい、
それがプロジェクト失敗のリスクを軽減することになると、私は考えています。
「顧客企業側の実施事項、それを支援のための実施事項について、構築ベンダー側のWBSに含め、構築ベンダー側のプロジェクトリーダーが上手くマネジメントする」ことがプロジェクトの成功要因の一つである、という考えを紹介しました。
それに関連しますが、
その顧客企業側の実施事項について、顧客自身に対応いただくこと、
これも、当然ながら必要な事項です。
顧客自身で実施いただくことの認識・理解のため、WBSをもとにして役割分担を明確化します。
その時に、いろいろと交渉事が発生する場合がありますが、いずれにしても、顧客自身で実施するタスクが明確化されます。
しかし、そこで、
構築ベンダーが「支援」という役割を担うように定義されることがあります。
その「支援」が、いつの間にか主体的な実施事項に位置づけられてしまう場合もあります。
そうしますと、
お互いの責任範囲が不明確になり、実施事項のモレ、遅延、品質悪化などを招く原因となり得ます。
構築ベンダーは、
「顧客企業側の実施事項を肩代わりしてやったのに」との感情になり、
顧客企業側は、
「頼んで了解してもらったことなのに、責任を持って対応していない」
という思いを抱くこともあります。
それが双方の信頼関係の悪化を招き、プロジェクト全体のQCDも悪化する可能性があります。
よって、構築ベンダーは、
顧客企業側で実施すべき事項について、
顧客企業側に責任があること、その実施主体は顧客企業であることを明確化し、
そして安易な肩代わりは実施せず、上手にマネジメントしてほしい、
それがプロジェクト失敗のリスクを軽減することになると、私は考えています。