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経営・業務・ICT活用の支援活動記録

顧客獲得などの効果的な仕組み化(業務プロセス再構築)をご支援するコンサルタントの活動記録や役立つ考え方を記録しています。

ICT超上流工程には十分なリソースと時間をかける

2015-09-20 00:09:44 | ICT超上流工程
手軽なパッケージソフトやクラウドサービスのおかげで、
試してみて導入する、というICT活用が増えてきていると感じています。

私も実際に、システム分野によってではありますが、そのようなご支援をさせていただく機会があります。
情報共有を目的としたICTなどにはさまざまなSaaSがあり、
それらは試行実施期間があったり、1ヶ月単位や日割りの課金体系であったりなど、
試して導入することで、ICT導入の有効性を十分に事前確認した上で導入することができます。
本当に、嬉しい(?)時代となりました。


しかし、一方では、所謂ウオーターフォールモデル的な方法でICTを導入する機会も、以前として残っています。
大規模な基幹業務システムの刷新などのケーズです。

この場合、パッケージソフトの利用か、スクラッチ開発か、
そしてパッケージソフトを利用する場合は、どのパッケージを選定し、どの業務をどのようにパッケージに合わせるか、などなど、
いろいろ検討し決定すべき事項が多岐にわたります。
その際、自社の強みの業務は維持・強化し、他の業務はスリム化する視点が必要となります。
闇雲に、パッケージに全ての業務を合わせるのではなく、また逆に、何が何でも現状を踏襲する、という安易な考え方は避けるべきです。

つまり、システム化の構想、その構想に沿う要求定義、つまり超上流工程は、システム化を成功させる上で非常に重要です。
よって、超上流工程には、十分なリソース、例えば、適切な意思決定可能なメンバーの参加、十分な打ち合わせの準備・時間・回数が必要となります。

<関連記事>
 超上流工程(広義の要求定義)の基本プロセス(その1)
 超上流工程(広義の要求定義)の基本プロセス(その2)
 超上流工程(広義の要求定義)の基本プロセス(その3)

 超上流工程からシステム運用テストまでにおける考慮事項

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