独自のICT活用を内製化で対応することで競争優位を高めていく、
このようなことを目指す企業が増えてきているように感じています。
過去の戦略的アウトソーシングの反省から、
少なくとも、
ICT戦略策定からベンダーへ丸投げする企業は、皆無になってきていると感じています。
一方、それでも、独自性が必要とされないシステム化領域も多く存在します。
また、独自税を追及する前に、先ずは他社レベルへのキャッチアップを目指す必要がある企業も存在します。
そのような場合には、SaaSやパッケージソフトの活用が有効であると考えます。
内部で一から検討して構築するよりも、
他社で利用済みの汎用的な仕組みを導入する方が、手軽でリスクも小さく、そこそこのレベルで業務を行うことが可能となります。
以下、パッケージ利用を検討する例ですが、
例えば、基幹業務システムの場合、
独自開発をするか、パッケージを利用するか、
つまり、とことんこだわるか、出来合いのものを利用するか、判断が必要となります。
それは、業務ごとに濃淡があり、その業務個々に見て検討した結果で判断する必要があると、私は考えています。
その業務ごとにどのように判断していくか、についてですが、
定量的な判断は難しく、合議で決定していくしかない、と私は考えています。
トップダウンで、との話も聞きますが、
ある程度の規模になると、
経営トップが十分な情報や検討された案も無い状態で判断する、ということは非常に難しく危うい、と私は考えます。
そこで、一旦、業務ごとに業務の責任者に検討いただく必要があります。
その時、業務の戦略性とGAPの大小の二軸で検討されますことを、お勧めします。
戦略性が高く、パッケージと業務のGAPが大きい場合、
それは、独自開発もしくはアドオン開発で対応していく範囲となります。
GAPのために、戦略を犠牲にすることは、大きなリスクになります。
戦略性が高く、パッケージと業務のGAPが小さい場合、
その影響度で判断する必要があります。
独自開発またはカスタマイズで対応する方向と、業務上の工夫や見直しで検討する方向が考えられます。
戦略性は低く、パッケージと業務のGAPが小さい場合、
パッケージの標準機能を利用することになります。
例えば、給与体系に一部特殊な面があり、しかしそれは過去の単なる名残であり、且つパッケージでは対応できない場合などにおいては、
パッケージで対応可能なよう、給与体系の修正を行います。
戦略性が低く、パッケージと業務のGAPが大きい場合、
少し悩ましい状況になります。
原則は、業務をパッケージに合わせて且つ影響を抑える方向で、業務の見直しを図ります。
その過程で、軽微なカスタマイズが必要と判断される場合には、そのカスタマイズも検討することになります。
そして以上の情報から総合的に必要メンバーによる合議で検討し、
システムの構成、つまりパッケージの適用範囲とスクラッチ開発やアドオン開発の実施範囲を総合的に検討し決定していきます。
その際、もちろんシステムのQCDの観点も加えることになります。
このようなことを目指す企業が増えてきているように感じています。
過去の戦略的アウトソーシングの反省から、
少なくとも、
ICT戦略策定からベンダーへ丸投げする企業は、皆無になってきていると感じています。
一方、それでも、独自性が必要とされないシステム化領域も多く存在します。
また、独自税を追及する前に、先ずは他社レベルへのキャッチアップを目指す必要がある企業も存在します。
そのような場合には、SaaSやパッケージソフトの活用が有効であると考えます。
内部で一から検討して構築するよりも、
他社で利用済みの汎用的な仕組みを導入する方が、手軽でリスクも小さく、そこそこのレベルで業務を行うことが可能となります。
以下、パッケージ利用を検討する例ですが、
例えば、基幹業務システムの場合、
独自開発をするか、パッケージを利用するか、
つまり、とことんこだわるか、出来合いのものを利用するか、判断が必要となります。
それは、業務ごとに濃淡があり、その業務個々に見て検討した結果で判断する必要があると、私は考えています。
その業務ごとにどのように判断していくか、についてですが、
定量的な判断は難しく、合議で決定していくしかない、と私は考えています。
トップダウンで、との話も聞きますが、
ある程度の規模になると、
経営トップが十分な情報や検討された案も無い状態で判断する、ということは非常に難しく危うい、と私は考えます。
そこで、一旦、業務ごとに業務の責任者に検討いただく必要があります。
その時、業務の戦略性とGAPの大小の二軸で検討されますことを、お勧めします。
戦略性が高く、パッケージと業務のGAPが大きい場合、
それは、独自開発もしくはアドオン開発で対応していく範囲となります。
GAPのために、戦略を犠牲にすることは、大きなリスクになります。
戦略性が高く、パッケージと業務のGAPが小さい場合、
その影響度で判断する必要があります。
独自開発またはカスタマイズで対応する方向と、業務上の工夫や見直しで検討する方向が考えられます。
戦略性は低く、パッケージと業務のGAPが小さい場合、
パッケージの標準機能を利用することになります。
例えば、給与体系に一部特殊な面があり、しかしそれは過去の単なる名残であり、且つパッケージでは対応できない場合などにおいては、
パッケージで対応可能なよう、給与体系の修正を行います。
戦略性が低く、パッケージと業務のGAPが大きい場合、
少し悩ましい状況になります。
原則は、業務をパッケージに合わせて且つ影響を抑える方向で、業務の見直しを図ります。
その過程で、軽微なカスタマイズが必要と判断される場合には、そのカスタマイズも検討することになります。
そして以上の情報から総合的に必要メンバーによる合議で検討し、
システムの構成、つまりパッケージの適用範囲とスクラッチ開発やアドオン開発の実施範囲を総合的に検討し決定していきます。
その際、もちろんシステムのQCDの観点も加えることになります。