理解できんこの世の中

平和な日本、安全な日本。でも不満がいっぱい。理解しがたいことを考えます。

BSE-米国産牛肉輸入再開は大丈夫?!-国際基準と検査の意義

2005年03月27日 22時34分53秒 | BSE関連
国際獣疫事務局(OIE)では、貿易によるBSEの拡大を防ぐための取り決め基準を定めているが、牛の骨から外した筋肉については「条件を加えない」区分に変更する
とした原案を作成している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050324-00000153-kyodo-bus_all

よくわかりません。世界中でBSEは脅威となりつつある現在、各国がそれぞれの基準を作って防衛措置を計っている。
しかし、貿易を円滑するために「国際基準」なるものを作っておいて、これ以上高いハードルを設けている場合、WHOに訴えると、非難できるのである。
「国際基準」とは、各国が基準を作成する場合の「参考」にするためにあるものだと思うのですが、その基準がハードルを下げるために利用されるとは。

今回のOIE原案は、牛肉の輸入についてそのハードルを下げようとするものであるが、時期が時期だけに、裏で何かが蠢いているのではないかという疑問を持ってしまった。
実際は、何を根拠にハードルを下げようとしているのかはっきりしていないため何とも言いがたいが、OIEが科学的根拠の開示を行わないままハードルを下げたとすると、いよいよ怪しい。
牛肉と言わずに「骨から外した筋肉」といっているのだから、何か根拠があるのだろう。
ただ、念を押すが、特定危険部位(SRM)の完全なる除去あるいは分離は、現在不可能であるとことは忘れてならない。