合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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Aikido 【日本合気道鴻心館12/23】

2013年12月23日 | 
☆12月23日(月)
【書】
映画「永遠の0」は本日の10時上映開始ぶんを鳳アリオに見に行く予定。

『零戦の秘術』加藤寛一郎著

大東亜戦争時のゼロ戦のはなし、坂井三郎(旧海軍最大のエース)の
文中の対話内容などもすばらしい。
日本歴史の中でも応仁の乱~大東亜戦争という各戦いがありましたが
この大東亜戦争はかなりの出版、記録がある分、ある意味歴史的な幸運
であろと思います。
それはともかく、武道に関係のある個所を少し紹介したいと思います。
p181より
「―鍔迫り合い―
そもそも武道において、極意、秘伝、あるいは極め技なるものが存在
するのであろうか。小説には色々出てくる。しかし書き手が習得して
いる場合はほとんどない。だから信頼できない場合がほとんどである
極意技について、私自身が持っている確実なデータは二つしかない・・・」引用終わり
※続きについて、興味ある方は本を買って読んでください。
P373より
「―使わない余裕―
この世界では切り札は使ってしまったら駄目だ・・・・
勝海舟の「こより」、坂井三郎の「使わない左捻り込み」、これらは
同じような考えに基づいていると思う。
極め技は、使うとしても、一生に一度あるかないか、そういうものではないかと
思う。そしてこれを使わないのが余裕である。・・・」引用終わり
変な話ですが、武道とは一見全く関係のないこういう、つまり生死二つの選択
の中で戦ったことを書いた本や他の優れた認識を持つ人の著書を読むことはと
きとして役にたちますし共感もできます。
その他
P352~P354にかけて、合気道においてもとても役にたつだろうと思うところ
を書いていますが割愛します。
この書を読んで最後になりますが、坂井三郎は幸運にも生き残ったのではなく
非常に頭が良かった。実戦での経験から考えて考え抜いて、敵を調べて、実戦を
戦ってまた考えて・・・精神も強く、ただガムシャラに突っ込んでいったのでは
ないという事が本書を読めば理解できます。
頭がいいというのは、今の学校教育秀才のような頭の良さではありません。

【本年の稽古について】
今週いっぱいとあと29日の特別稽古を残して平成25年の稽古は終了します。
一年は長く感じますが、過ぎ去ってみれば泡のような存在に感じられます。
私個人は年末年始もあまり関係なくいつも通りすごします。

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