墓掃除してきた

今月・・・ひまわりの君の１周忌なのだ。

お参りするときは人数も多いし天気にも左右されるので掃除に行くことにした。明日また雨だというので、もう思いっきり掃除のみしてきた。

墓石磨き洗剤とやらを購入して使ってみたら落ちるところは落ちて残るところは残る、微妙な結果に終わったよ。。。

ん～～～～できればもう少し綺麗にしたかったな。

あっという間に１年。。。早かったなって思う。

今でもどこかで冗談だったらって思ってしまう自分。でも、彼に会えなくなってもう１年が過ぎていく。これが現実。。。

生まれた当時の記憶がちゃんとあって私は８月の暑い日、新生児室をのぞいた日を思い出す。やせっぽちで小さな赤ん坊だった。

１４歳しか離れていなくて弟のように思っていた。実際、彼は私を「お姉ちゃん」と呼んでいた。

変なところにくそ真面目で、融通のきかない、でも正義感の強い優しい子だった。

去年亡くなるまで私は当たり前に必ず彼が未来に存在していると思っていた。疑ったことなど微塵も無かった。

でも、私をおいて彼はさっさと旅立ってしまった。ガン患者より先に天国に行ってしまった。
亡くなる２週間前にうちに来た。真っ先に仏壇にお参りしていた、挨拶よりも先に。

自分の息子が調子悪くなって息子ちゃんの言葉からその時の彼の気持ちを理解した。仕事が上手くいかず親に黙って辞めてしまっていた彼。
「おばあちゃん・・・俺どうしたらいいんだろう？？」たぶんそんなことを拝んでいたんだろう。

「変だな？」ってちょっと思いつつ、気がついてやれなかった自分を私はしばらく許せずにいた。今もかもしれない。。。

病気に気がついてあげられなかった。でも、彼のおかげで自分の息子の不調には気がつくことが出来た。

こんなひん曲がった世の中で自分を保つことは本当に大変だ。

でも、私は誓ったの。日本から自分で命を絶つ人が１人でも減らせるように頑張るって。今の年の倍は生きないんじゃないかって思うからそんなに大量に時間は残っていない。人により添って病気を学んで辛いとき真っ先に思い出してもらえる人になりたい。

有意義に人生送りたいと思う。彼からの大きな宿題。

ひまわりは彼が１番好きだった花らしい。この間オークションでひまわり柄のカップ＆ソーサーを落とした。コーヒーもとても好きだった彼に両親が朝のコーヒーを入れるのにいいだろうって思う。

こんな話を記事にしていいものか。。。しばらく考えていたんだけど。

でも、多くの人が以前の私のようにここ１０年にわたり年間３万人が自殺で尊い命を落としている事実に無頓着だろうって思う。だからあえて書くべき？周囲の人の危機に気がついて欲しいから。

だってね、順番で先に逝く人間がいなくなっても日々辛いんだよね。それが未来にいると思っていた人間がいなくなってしまうと自分の未来の１部分が欠けた気持ちになるものなの。

こんな思いは多くの人と共有したくない。

辛いときは「助けて」って叫んで欲しい。叫べなくなっている人に気がついて欲しい。私の切なる願いだよ。