精子提供ボランティア 愛情くん

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ノブレス・オブリージュ

2017年04月04日 08時34分44秒 | 日々の日記
白洲次郎(しらすじろう)という日本の実業家を尊敬しています。
彼は敗戦直後、吉田茂首相の若い頭脳として、連合国軍最高司令官総司令部と新しい日本の憲法草案や国の再建をめぐり命をかけて仕事をしました。ケンブリッジで学んだ、細いスーツとポルシェ、葉巻、ウイスキーの似合うアバンギャルドな人物です。天皇を侮辱され、ダグラス・マッカーサーを怒鳴りつけたエピソードもあり「従順ならざる日本人」とされたそうです。

伊勢谷友介さんが2009年に白洲次郎役をNHKドラマで演じていましたね。(実際の人物像も、渋く実にダンディーな男性の様です。奥さんも伯爵の家出身で、美人。能が好きで、中谷美紀さんが演じています。←訂正しました)


その白洲次郎がドラマの中で、「高貴なる者は社会に与える義務がある」と繰り返し語ります。
それはフランス語でノブレス・オブリージュ、高貴なる者の責任、というそうです。(ドラマの中では・オブリッチとなっています。)

愛情くんも白洲次郎の次元とまでいかないかもしれませんが、この精子提供活動を通して、この責任というものを思うことがあります。
活動の目的のうち、20%は自分のためでしょう。子孫を多く良い形で残したい。それは真実です。
しかし残りの80%は純然たる善意で「利他のために」の心でただひたすらに突き進んでも、結局あなたもお金のためなのねとか、こいつはヤリタイだけとか言われ、根も葉もないことを書かれたり、暴言を受けたりします。

その中で淡々と50年、60年先位のことまで覚悟してやり続けています。
それには、ただ、この魂が感じる責任や使命があるからです。
与えて戴いたなら、私の中で最も良いと思う形で再度世界に還元したい。そして喜んでもらいたい。
それがこの活動を支える全ての理由です。

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