透明人間たちのひとりごと

弱者の恐喝ハラスメント

 米海兵隊の新型輸送機 MV-22オスプレイ1機が、昨日
の午後に御殿場市のキャンプ富士に到着しました。

 配備されている普天間飛行場から厚木基地(神奈川県)
を経由して、静岡県に初めて飛来したわけですが、飛行の
目的は人員輸送とのこと … です

 日米両政府間では、沖縄の基地負担の軽減へ向けて、
オスプレイの訓練飛行を徐々に県外各地に移転する方針
を確認していますので、まずは「全土演習場化」
地ならし としてのデモンストレーション飛行
であることは誰の目にもあきらかです。

 2012年7月に山口県の岩国基地に搬入、その後、普天間
に配備され、四国での低空飛行訓練を実施し、滋賀県での
日米共同訓練への参加実績を経て、今月には台風による
横田基地(東京都)への避難計画が持ち上がり、19日には
横田を経由して20日に札幌市で開催される航空イベントに
参加する予定なのだそうです。

 日米共に、そうした訓練やイベントなどへの参加を通して
「オスプレイ・アレルギー」 を少しでも和らげたい
というのが、両者に共通する思いなのでしょうnose7ase2

 英名で「オスプレイ」または「シーホーク」は、
和名では「ミサゴ」のことです。

 ミサゴはワシやタカの仲間で世界中に広く生息しています
が、魚を捕食することから日本では「魚鷹(うおたか)
いう異名で呼ばれる留鳥で日本の各地に分布しています。

 だからというわけではないでしょうが、

 今回のデモンストレーション飛行は、日本におけるミサゴ
(オスプレイ)の大々的な繁殖計画のスタートで、実質的な
「オペレーション・オスプレイ」の始まりである
と確信するわけです。

 つまり、それは

 そう遠くない将来に例外なく各地でミサゴ right オスプレイが
飛びまわっているような空の風景が日本でのあたりまえの
景色のひとつになっているかもしれないということです


 さて

 これと同じようにいつの間にかあたりまえの景色になって
しまったのが、何でもかんでも「〇〇ハラスメント」
にされてしまうような雰囲気が漂っている日本
社会にみられる不思議怪奇現象です

 先月18日、東京都議会で「子育て支援」に関する
一般質問を行なっていた塩村文夏議員に、「セクハラやじ
を浴びせたことが事件として大きく報道されました。

 事の経緯は皆さんよくご存知だと思いますので、ここでは
省きますが、テレビ各局はもとより四大新聞から地方紙に
至るまで、すべてがすべて判でも押したように「セクハラだ」
「人権侵害だ」と騒ぎたて、結果として、とんでもなく レベル
の低い政治が地方議会で行なわれているとする一都議会
の問題に止まらずに、日本社会の男女差別の現状や人権
意識に対する後進性 right 男尊女卑()をあまねく世界に
向けて発信したというわけですが …

 誤解と偏見を恐れずに言えば、なぜにそんなに国際社会
の目を気にするのか

 日本人なら誰もが素朴に感じる疑問だと思うのですが …

 「子育て支援」や「少子化問題」で、改善を要する急務な
課題について問い質す質問者が独身の、しかも、一般的な
概念からすれば結婚に適した年齢の、しかも、そこそこの
美形の女性であったならば、どうして「結婚しない」
のだろうと首を傾げるのは至極、当然の話です。

 それをそっち系の人たちに感化されたのか多くの国民が
余計なお世話だとして「人権侵害」や「人権意識の欠如」だ
と、欧米諸国の欺瞞にまみれたダブルスタンダードを真に
受けて騒ぎ立てているというわけです。

 ハッキリ言って、ブスにはこんなヤジは浴びせませんし、
年増の女性なら端(はな)からヤジは飛びませんase2

 普通なら結婚していてもおかしくはないから「何故だろう
と誰もが思うわけです。

 それを「人権侵害」だの女性に対する「人格否定」だのと

 ネットを見ても押しなべて、ヤジを飛ばした議員に対して
冷淡で批判的ですが、本当に本心からそうなのですか

 だとしたら、

 私は余程の偏屈者か、超マイノリティの異端児
はずなのですが、周りの反応は概して1号に対して冷淡
で批判的ではありません。

 日本経済の持続的成長に関して、労働力人口の確保や
少子化対策が急務であり、政府の成長戦略の柱としても
女性の活用が不可欠であることは言うまでもありません。

 そうした女性の活用と今回のヤジ問題は矛盾するような
関係にあるのでしょうか

 「産めないのか」といったヤジには、女性を侮蔑する意図
を感じますが、「早く結婚した方がいいんじゃないか」は
質問事項と質問者との関係において、さほどの違和感
を感じませんし、まずは「隗(かい)より始めよ」
という中国の諺 right 「事を始める時には、言い出した人から
まず始めよ」と言ったに過ぎないという程度の問題です。

 「自分が産んでから …」というヤジもそれと同列に位置
しますし、悩みを抱える女性への対策に関する質問時の
先生の努力次第」にしても、多少ふざけた不謹慎な発言
ではあるけれど、それほど悪意に満ちているとも、的外れ
だとも思えません(婚活を推奨する意味ならばですがase2

 女性の不妊に関する質問時の「やる気があればできる
というヤジは言語道断の暴言であることは否めませんが、
政治家にはメンタル面において常人とは異質のタフネス
が必要不可欠なのです。

 たとえ、

 どのような強烈なヤジを浴びせられても動じないような
強いストレスに耐えられる強靭な精神を有していなければ
政治家には不向きだと言わなくてはならないでしょう。

 さらに言えば、大勢の政敵に囲まれ、四面楚歌の状況に
あっても …  限られた情報と時間との戦いの最中でも …
いつ如何なる状況下にあったとしても … 的確なる判断を
下す立場にある政治家には、凡人とは比較にならないほど
の精神的な強さが求められているわけで、議場で涙を流す
塩村氏に対しては、その資質を問うことはあったとしても、
共感や同情をおぼえることなどは断じてありえませんnose7

 国会議員と都議会議員としての責務の違いや重みの差
は当然のこととしてあるとしても、性差には関係なく一議員
として判断した場合に、うぶな女学生のように涙を流されて
も興醒めしてしまうのがオチなのですが、どうやら、今どき
の世間様は少し違うようなのです。

 女性として生まれてきた以上、出産しなければいけない、
とまでは言わないけれど、でき得る限りにおいて産むべき
であるとは思うわけですが、「出産すべき」 が女性
への侮辱になるのだとしたら、完全にお手上げです

 もう何も言えませんmask

 こんなことを言うと生きた化石であるシーラカンスのような
扱いを受けるのを覚悟しなければならないわけです

 性的な嫌がらせを総称するセクハラに限らず、職場での
上司らによる嫌がらせのパワハラにしても、働く女性たちが
妊娠、出産を理由に解雇、雇い止めをされることや、職場
で受ける精神的、肉体的な苦痛を伴なうマタハラにしても、
言葉だけが先にひとり歩きをしていて、後からそれを追認
するかたちで事実関係が決定されるというような作為的な
誘導があるように思えてならないのですが、それは事実に
反しているとは思いませんか

 ことさら、レディ・ファーストを唱える国の人々は、
それだけレディ・ファーストという行為がないがしろ
にされてきたことの物的証拠ではないのですか

 日本は男尊女卑の国とされ、レディ・ファーストの国
ではありませんが、そんな日本においてでさえも、生まれ
変われるとしたら女性になりたいする人が圧倒的に多いと
いう理由は一体全体なんなのですか

 それだけ、女性の境遇の方が恵まれていると考える人が
多いということでしょう。

 話が逸脱してしまったので、急いで軌道修正をしますが、
性差とは関係なく政治家には資質というものがあります。

 日本においても女性総理大臣誕生を期待
してやまない国民のひとりであることに違いはありませんが

 政治家というのは、国民の血税を原資とした多額の棒禄
を受け取る政治のプロフェッショナルであり、そこに性差は
全く関係ありませんし、たとえ、一年生議員だからといって
棒禄に違いがあるわけでもありません。

 ならば、たとえ政敵からの口汚い手段による攻撃があった
としても、毅然として政治家としての職務を果たさなければ
ならないことは自明のことであって、口撃を浴びるたびに、
毎回のように涙を流して、女学生のような告げ口にも似た
記者会見を行なうようならば、政治家として失格である以前
に人間として、その職に留まっていることに対して痛烈なる
疑念と義憤を感じずにはいられないのです。

 ましてや、

 外国人特派員協会での会見では、一部議員のヤジ問題
で、あたかも女性蔑視や女性を軽視する風潮が日本社会
に蔓延しているかのように誇張するような塩村都議の姿に
失望と怒りを禁じえませんでした

 塩村氏に対して、どうのこうのと言うつもりも貶める意図も
ありませんが、少なくともこれまでの言動や行動を見る限り
においては政治家としては失格です。

 そもそも、日本では議員の定数に占める女性の割合が
極端に少ないと言われ続けて久しいですが、

 平和や経済的な豊かさや心の平安と

 そこ(政治の世界)に女性が多数いることにどれほどの
価値相関関係があるというのでしょうか

 symbol2 女性議員の多い国は平和で豊かですか
 symbol2 女性議員の多い国は自由で幸せですか
 symbol2 女性議員の多い国は安全で安心ですか

 
 現在の日本は、屈辱的な差別待遇を受けたものと誤解を
して誤認を重ねたうえで、雪辱ハラスメントしよう
とする「弱者の恐喝」のようなさまざまな脅しの論理
がまかり通る空気に溢れかえっているような状態です

 もう、いい加減に外国のスタンダードに振り回されるのは
やめませんかnose7

 日本は日本なんですよ!! 

コメント一覧

線状降水帯
普通、「そこそこ」と言ったら、「まあまあ」とほぼ同義に聞こえるけど、存外にはかなりの美形をご所望の様子ですが・・・
むらさき納言
そこそこの顔立ちの人がいつまでも嫁に行かずに親もとに居たら、何故だろうと訝るのは自然なことで、左系の人は普通や当たり前なことが癪に障るのかもしれませんが、それが庶民感覚というものです。

もし、来世というものがあるのなら、迷わず私は女性として、この日本に生まれたいと思いますが、出来ればそこそこの顔立ちにしていただけると望外の幸せです。
がぶり寄り
はっきり言って、集団的自衛権の行使が「非戦闘地域」から「戦闘地域」へと踏み出す決定である以上、「戦死」という事態が起こることは想定しておく必要がある。
女性自衛官にも、その覚悟があるのだろうか?
一般女性が女性というだけで、何の覚悟もないままに権利主張する現代日本の風潮には異議があるのだが。
おいら
http://sin-sei.at.webry.info/
まぁ、こんな詰まらない事を問題にして外国と比べて遅れてると騒ぐ輩が、憲法や集団的自衛権を国際標準にしようとすると反対するんだよな。

ご都合主義もいいところだわ。
餃子ライス
ルート1/2さんが驚くのも無理はありません。
日本では、女性=弱者=守られるべき存在という図式が、もはや公理、公式化していて、弱者の仲間には子どもや身障者などの障害者や社会的に保護が必要な対象を指しますが、男性=強者=守るべき役割を担った存在として反差別的に男性に負荷を与えているのが現状です。
にもかかわらず、このうえまだ女性を崇め奉り、日本を滅ぼそうという「諸悪の根源」はいったい何を目指しているのかと思うと末恐ろしさに身震いが止まりません。
なんて、言ってみたかったけど、ほんま、よう言えませんわ。
ルート1/2
えっ、日本って「男尊女卑」の国だっけ、てっきり「女尊男卑」
だとばかりに思っていたけどなあ・・・
バカボンのパパのパパ
全く以って賛成なのだ!
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