透明人間たちのひとりごと

まるで夏休みの絵日記のような

 昨日、祖父の家の田んぼの稲刈りのお手伝いをしました。

 まさか手で刈るわけではないので叔父さんが機械を使って刈って、僕はそれ(刈り取った稲を束ねたもの)を干す役でした。

 まだ夏まっさかりを思わせる日差しの中なのに長袖で作業するのは農家の常識(なのかな?)

 稲で腕を切られないためと虫に刺されないためだそうです。

 暑い。

 初めは単純な作業だったのでえっさかほいさ楽しんでやっていたのだけれども、しばらくたつと若干飽きてきて、「かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ」とかぶつぶつ言いながら稲を干していました。

 長い木や竹を物干し竿のように設置して、それに稲を干していくのだけれども、一本作ってもまだ地面には寝ている稲が沢山あって、終わる気配がまったく見えませんでした。

 休憩をはさみ、作業を続ける。

 かえるぴょこぴょこにも飽きてきたので今度はずっとYUKIちゃんの「舞い上がれ」の知っている部分だけをリピートしながら稲を干していきました。

 5時過ぎになって、ようやく3本できても、まだ、寝ている稲は沢山ありました。

 おばあちゃんが一本の稲を持ちながらいう。

「落ちている稲もちゃんとささなきゃだめだよ。

 この実ができるまでに88日かかるってんだから。

 たとえ一本でももったいないって思わなきゃ駄目だ。

 今はお金でなんでも買えるからそういうこと考えないけど、

 昔はねぇ、くどくど…」

 そして落ちていた稲を発見しては拾って干した。

 足元には何種類かのカエルと、コオロギとバッタ、その他名前も知らない虫たちが跳んでいて、調度僕の目線のあたりではトンボが忙しそうに飛んでいる。

 米一つぶにしろ、そういう自然の中で出来ていくんだな、と、思わせる風景でした。

 ごはんは残さず食べましょう☆

 

コメント一覧

japan-aid
>玲凛さん
 そんな言葉を聞くとそのおいしいごはんを食べてみたくなります(^^)

 おいしいものを食べて元気になってください☆

 感謝の気持ちを忘れずに今日もいってきます♪
玲凜
こんにちは。

私の実家もそろそろ新米が出来るそうです。
美味しいコシヒカリです。…ある時、私が余りにもご飯を食べない時、親戚の方から頂いたコシヒカリは美味しい!と言って一杯のご飯を残さず食べた所、実家までコシヒカリを作るようになりました。

沢山の労力がいるお米作りに協力して下さった親族の方々も1人亡くなり2人亡くなり…

感謝の気持ちも伝えきれない間々の私でしたが今年はなんとか御仏前に参らせて頂きました。

…入院食がいくら美味しい病院でも三食を全て捨てる年月も長く、点滴の毎日と筋肉注射と薬が食事みたいな生活に戻らなくてもまだ大丈夫そうなのは、私だけの努力や忍耐だけではありません…


まして血族方への感謝は忘れてはいけませんね。
天照太御神
世界は日本から変わり始めてますhttp://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/
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