まさか手で刈るわけではないので叔父さんが機械を使って刈って、僕はそれ(刈り取った稲を束ねたもの)を干す役でした。
まだ夏まっさかりを思わせる日差しの中なのに長袖で作業するのは農家の常識(なのかな?)
稲で腕を切られないためと虫に刺されないためだそうです。
暑い。
初めは単純な作業だったのでえっさかほいさ楽しんでやっていたのだけれども、しばらくたつと若干飽きてきて、「かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ」とかぶつぶつ言いながら稲を干していました。
長い木や竹を物干し竿のように設置して、それに稲を干していくのだけれども、一本作ってもまだ地面には寝ている稲が沢山あって、終わる気配がまったく見えませんでした。
休憩をはさみ、作業を続ける。
かえるぴょこぴょこにも飽きてきたので今度はずっとYUKIちゃんの「舞い上がれ」の知っている部分だけをリピートしながら稲を干していきました。
5時過ぎになって、ようやく3本できても、まだ、寝ている稲は沢山ありました。
おばあちゃんが一本の稲を持ちながらいう。
「落ちている稲もちゃんとささなきゃだめだよ。
この実ができるまでに88日かかるってんだから。
たとえ一本でももったいないって思わなきゃ駄目だ。
今はお金でなんでも買えるからそういうこと考えないけど、
昔はねぇ、くどくど…」
そして落ちていた稲を発見しては拾って干した。
足元には何種類かのカエルと、コオロギとバッタ、その他名前も知らない虫たちが跳んでいて、調度僕の目線のあたりではトンボが忙しそうに飛んでいる。
米一つぶにしろ、そういう自然の中で出来ていくんだな、と、思わせる風景でした。
ごはんは残さず食べましょう☆
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玲凜
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