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脳内ヒスタミン?

2009-03-06 14:06:46 | Weblog

そろそろ花粉症が気になる季節です。花粉症の治療薬に「抗ヒスタミン薬」というのがあります。

<ヒスタミン>
人の体の中でヒスタミン受容体は、現在3種類のサブタイプ(H1、H2、H3)が知られているそうです。

<H1受容体>
アレルギー反応により、主として炎症や免疫で活躍する「肥満細胞」から遊離したヒスタミンは、血管系(毛細血管、血管平滑筋、血管内皮)、気管支平滑筋、腸管平滑筋などの種々の組織にある、ヒスタミンH1受容体に働いてくしゃみなどの反応が起こります。そのためにH1受容体に拮抗する薬(抗ヒスタミン薬)は種々のアレルギー疾患の治療薬として用いられています。

<H2受容体>H2受容体は胃酸分泌の調節役として働き、H2受容体に拮抗する薬は消化性漬瘍の治療薬として役立っています。(ガスター10とか)

中枢神経系にもヒスタミンが関与する神経系が存在しているそうです。中枢神経系には3種類のヒスタミン受容体サブタイプがすべて関わっているそうです。
しかし、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンなどに比べよくわかっていませんでした。
その中では、H1受容体を介する機能が明らかにされてきており、
覚醒作用     食欲調節    飲水調節      体温調節
平衡感覚調節    神経内分泌調節    痙攣抑制
などの機能に関与しているとのことです。

このヒスタミンですが・・・
大分大学医学部総合内科学 第一講座の吉松 博信教授 は
脳内で産生される神経ヒスタミンを鍵に、食欲と肥満抑制のメカニズム解明の研究をされているそうです。
次回は、このお話の続きです。
  

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