！Wanted！

どうしよう、もう明日からこの街を出て行くべきなんだろうか・・・・・。

とてもじゃないけど、もうここでは生活をする自信がない。

大好きな生まれふるさと、

大好きな育った場所なのに、

あの人のせいでこんなにもツライ思いをさせられるなんて。


先日、彼女と２人きりになった。

夕飯を一緒に食べた。

何となく、徒然といろんな話をしていた。

会話が途切れたので、

「そういえば、最近花粉がひどくないよね。」

そう言ったら、彼女、

「何言ってるの、すごくひどいよ、目はしょぼしょぼするし、もう大変・・・。」

そして彼女の話は続く、

「だから、これ買ってきたの。これをするとちょっとはマシだから。」

げっ、マジかよ！？

私は彼女に問う、祈りを込めて問う、

一縷の望みをかけて問う。

「ま、まさかその格好で外出してないよね・・・？」

彼女は答える、

「もちろんこれで外出してるよ、だってひどいんだもん。」


あぁぁぁぁ、何てことかしら。

私のささやかな望みすら、断たれた。

人生とはかくも残酷でひどいものだったとは・・・

２９年間生きてきたのにここまでとは知りませんでした。

そう、少しばかり私は彼女の底力をみくびっていたのかもしれない。

こんな人をあなたの身近で見かけても、決して怪しまないで下さい。

無害ですから。

天然なだけですから。


これが彼女です。（期間限定）










マイ マザー、とも言うかもね・・・・・。


どうしようかと思ったけど、面白さに負けて身内を売ってみました。
PCできないし、いいや。
泣くな、母。
泣きたいのはあたしと妹だから。