自作したPBの弦をフラットワウンドに交換した。考えてみると好きなベーシストのほとんどが60年代から活躍している人ばかり。その時代はフラットワウンドが標準でレオフェンダーもエレクトリックベースをデザインした時はもちろんフラットワウンドだった。しかし、我々世代が目覚めたときは70年代後半のディスコミュージック全盛。ベーシストはお約束のようにチョッパーベース(死語?)のラウンドワウンドでミュージックマンよろしくという感じだったので、二回りしてこのフラットワウンドが実に新鮮だ。
後藤次利の「チョッパーズブギ」やルイスジョンソンがチョッパーベースの代名詞だったが今よく聞いてみるとフラットワウンドのトレブル全開といったような質感でもある。あくまでアナログ楽器の延長上で平坦なエイトビートファンクにシンコペイト強調スラップでグルーブ!というようなつかわれ方からベースソロの大道芸的見せ場の用途がチョッパーだった。それがよりモダンで現代的なスラップと呼ばれたのは80年代に入ってからのマーカスの登場からである。
ラウンドワウンドのレンジの広いトーン、緩いテンション、アクティブ化していくサーキット、進化していくベースアンプには最高のマッチングで瞬く間にスタンダード化した。となるともう一方でレジェンドに対する欲求も芽生えジェマーソン、ダックダンと通ってピノとなっていく。というわけでフラットワウンドを張ってみたがさすがにテンションはキツイ。しかし、このテンションのおかげで弦高を限りなく下げてもビリつきは最小限度。右手でブリッジミュートをかけながらピック弾きでポールマッカートニーからミーターズのジョージポーターJrまでいける。スラップしても図太くスライ風。パッシブのPB、JBでビンテージトーンを目指すならフラットワウンドを張るだけで決着がつくような気が。いや張らなきゃビンテージトーンは出ないという気がしてきたくらいだ。これまた指の力も付くし一石二鳥。
問題なのが楽器店に置いていないということだ。大型のショップでもこのダダリオの1種類だけ。それも売れていなそうで日に焼けたようなパッケージが数個だけ。「1ランク細いフラットワウンドならいいんだけど」なんて言える次元でもない感じ。
ベーシストのみなさん!フラットワウンド普及のために運動してくださいな。
ギターのハーフワウンド弦ですが、札幌では
どこにも置いていません! どういう事!
来週、東京まで買いに行ってきます!!
しかも両者ともPB☆
マッチングは最高です!
いつもお世話様です。
マニアックなアイテムは首都圏か通販しかないですね。
楽器は本来マニアックなものなのに最近の楽器店は
コンビニ化しているのが現状ですね。
いつもありがとう。
私もついにフラットワウンドの境地に入ってしまいました。
英国製フラットワウンド!なんていい響き。
PBとフラットのコンビネーションがわからないで
ベースは語れませんというのがやっと理解できました。
またご指導ご鞭撻よろしくです。