近々予定のライブに使用するストラトキャスターを少しチューンナップ。55年製のストラトが戻ってきてストラト熱再燃です。一時期は5本近くフェンダーカスタムショップを所有していましたが結局今でも手元に残ったのがこの1本。
1992年製の山野楽器企画の60年ストラトキャスター。ストラトはそれぞれ音やフィーリングが違うのでどれがいいとは言えませんがこれが一番しっくりきてセンターPUの音が良かったからです。テキサススペシャルのPUができたばかりのころで、当時フェンダーのPUはビンテージオリジナルが1種類位しかなくこのPUが出来たときはフェンダートーンのままファットで出力調整がなされていて感動したのを覚えています。他社のビンテージモディファイPUは何かトレブルが大袈裟だったりリヤPUが細かったり。
難点はこのバーズアイメイプルネックが安定するまで時間がかかりフレット打ち替え、指板調整をして20年以上経ってやっと落ち着いた感じです。しかし、久しぶりに手に取ると冬場の乾燥でフレットのバリが出てヤスリで研磨。手間がかかりますが音はアルダー、ローズ指板のトーンでストラトらしさ満開。やはりギターはいつも弾いてあげないといけません。
オリジナルのままで十分なのですが手元にあったカラハムのブリッジに交換したらまた違いが出ていい感じに。ストラトらしさは薄らぎフラットでモダンなトーンに変化しアーミングが滑らか。ブリッジはフローティングにして緩いセッティングのほうが断然ストラトらしい音がします。フェンダーオリジナルより9g程カラハムのほうが軽量で作りは丁寧な感じ。
パーツ集合体のようなギターがストラトなのでパーツ交換は楽しみの一つでもあります。このつけてみないとわからないものに結構な出費をしてきましたがやめられませんね。
この後、フェンダーはマスターグレードシリーズやレリック加工、マスタービルダーと巧みなメーカー戦術に乗せられ何本ものストラトを買わされる破目になっていくのです。
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