新調したBOSSのペダルボードでライブを終えましたが本番でも裏切らない安心感がスタンダードになっている要因でしょう。また新たにBD-2を加えてチューブライクなザラツキを出すのとソロはOD-1Xでというように使い分け。標準装備のパッチケーブルも金メッキがされてあって問題ないのですがいつもの悪い癖の一手間かけたくなってしまいました。
というわけで最近お気に入りのLAVA CABLEのソルダーレス。ソルダーレスプラグのメリットはプラグ自体が小さいのでボード内で場所を取らないので限られたスペースのボード内では便利です。またギター側と違って動きの無い部分なのでソルダーレスでも安心。この分野のパイオニア、ジョージエルスでいこうとしましたが何せL型プラグが大きいのでこのペダルボードでは干渉してしまいます。そうなるとLAVAしかありませんが最近は数々のハイエンドソルダーレスプラグがリリースされているのでチェックしないといけません。
さてこの赤いのがエルス風のルックスですがLAVAの「タイトロープ」。線の直径が4mm程度なのに20AWGの単線でしかも柔らかい。パッチ用に開発されているようで、音の劣化を防ぐようにハイ上がりのチューンのようですがいたってナチュラル。このLAVAケーブル全体に感じるのが派手目なスペックなのにしっかりした普通の音が出ます。単線の為、専用のプラグを使わないとなりませんが作りは素晴らしい。ローも痩せず、ハイもキンキンしないという高額の割にはインパクトに多少欠けるトーンですが安定感は抜群です。このようにいくつもペダルを使っても原音があまり変化しないのが人気の秘密でしょうか。全て単線のタイトロープだとつまらないので入り口と出口を同じLAVAケーブルのパッチ用ウルトラマフィックにしてみます。単線ではありませんが線材がオール銀メッキのデラックスバージョン。以前、このギターケーブルを作りましたが落ち着いた大人のケーブルといった印象ですが単価が2倍します。プラグも一回り大きくなりますがアヤをつけてプラスチックジャケットをつけると逆に安っぽく見えてしまうのが難点。このあたりのセンスはジョージエルスのほうが抜きに出るようです。
ソルダーレスプラグはハンダ付けという技術が不要な為、誰にでも自由な長さで作れます。今まではハンダの技術が無い人はケーブルに手を出すなという雰囲気でしたが時代も変わります。しかし。ソルダーレスプラグはデリケートな内部構造なのできれいに作らないと簡単にショートしますので製作にはテスターが必需です。簡単なようでプラグを締め付ける際に右手の指がヤラれますので事前のテーピングも必要。
何ならLAVA純正指サックもあればいいのに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます