マーシャル2061Xヘッドと2061CXキャビネットのスピーカーケーブル交換。スタックアンプのチューンナップなら真っ先に来るのがケーブルだ。元々の純正ケーブルも悪くないがやはりベルデンで試してみたい。ギターチューブアンプをオーディオ的に捕らえると別な方向に行ってしまう。一度ハイエンドオーディオSPケーブルでマーシャルを鳴らしたことがあるが駄目だった。ヴォリュームは多少上がるがドンシャリでバラついた音、ギターのオイシイアタック感が損なわれB級に成り下がった。さすがに純正ケーブルはギター的なバイト感はあるがハイ上がりのボディが薄い感じ。純正ケーブルにファット感が加わるのが理想なトーンだ。
そこで、コストパフォーマンスがすこぶる高いベルデンの例の2バージョンで試してみる。ギターはストラト、インプットシールドはジョージエルスレッドでやってみる。まずはモノトーンでラフなツイストのベルデン8470。いきなりイイ。トレブルが落ち着いてミッドローがフラットでバランスがいい。いきなりこれでOKな感じだ。STのセンターPUの説得力が上がる。特にシングルコイルの太いクランチかクリーンには素晴らしい。
次にオレンジ・黒のタイトなツイストの9497。予想的中のロックサウンド。8470のミッドレンジをちょっと持ち上げ癖をつけた感じ。ハムバッカーのオーバードライブには絶品だ。トレブル成分の少ないアンプには丁度いいだろう。長さは同じ60cm。多少9497のほうが細かなツイストの分長い。プラグは今回初めての「Amphenol」というブランドのストレートとL型。頑丈な上軽量でいい感じ。この長さのケーブルを変えただけでもこんなに変化あるのだからキャビネットの内部配線を全て交換すると激変するだろう。
シールドケーブルで例えるなら8470が8412、9497が9395という感じ。だからシールドとのバランスでも質感は変わってくるから厄介だ。色々なケーブルを試してその感覚を理解したくなるがそれがケーブル地獄。あくまで好みだが2061Xなら8470のほうがいいかもしれない。大人向けなしっとりファットな質感。アタックのレスポンスが早く減衰も穏やかでウェット。アメリカンケーブルなのにまさにブリティッシュトーン。
常識だがシールドケーブルをスピーカーケーブルとして使うのはご法度。やった瞬間アンプはお釈迦になるのでそのつもりで。自信の無い人は純正品をご使用くださいな。
この週末にでもギターアンプのSPケーブルを付属のお粗末なものからBeldenのものへと交換しようとしています。8470か9497か。。。ちょうど迷っていたところこちらの大変面白い記事を読ませて頂きました。
しかしどちらも良さそう、ということになるとますます悩ましい状況です笑!とりあえずは普段からオーディオ用にも使っている8470に代えて楽しんでみようと思ってますが。
オーディオ機材に手を出し始めた地点に居る自分にとってはこちらの記事群は大変参考になります。今後もお邪魔して楽しい記事を読ませてくださいませ。
コメントありがとうございます。正直言ってどちらもいいです。記事にもありますが8470
のほうがファットな感じもしますが9497のロックな感じも素晴らしいです。しかし、
今のところギターアンプのSPケーブルの旅もこの2アイテムで完結してしまうのが何とも寂しい限りです。
他にもいろいろやってみましたがやはりこのべルデンですね。
オーディオいいですよね。ハマり過ぎると身を滅ぼしますが・・・・・・。
また宜しくお願いいたします。