まわり回ってアナログプレーヤー。1981年製マイクロ精機のDQ-5を入手した。カートリッジは古くからJAZZにマッチングのいいスタンダードモデルSHURE V15TYPEⅢ。大昔に知人から頂いていたものだが今になって使うとは。
最近、オリジナルマスターテープからリマスターした音源が話題になっているが少しオーバープロデュースになっている作品も多い。70年代のROCKの復刻盤を期待して聴いてみると何か違うと感じることも多い。ならば当時のちゃんと調整された環境でアナログレコードを聴くしかないという結論でMICROだ。マイクロというブランドは70年代から80年代にかけてアナログマニアの為の物量投入巨大マシーンの最高峰ブランドだった。今はもう消滅してしまったメーカーだがマニアの間では今だ現役で使用している。このDQ-5はマイクロの真骨頂、ベルトドライブや糸ドライブではなくメンテナンスフリーのダイレクトドライブのビギナーモデルである。しかし、重量10kg以上と本格的雰囲気。
早速、長年温めていたシュアーのカートリッジを装着し針を落とした瞬間その世界に引き込まれる。芳醇なミッドからローエンドのトーンはデジタルでは無理かも知れない。JAZZはもちろんだが70年代のROCK、特にハードロックはアナログが最高だ。しかし、こう考えてみるといかにその当時のCD化を適当にしているかだ。とりあえずペラペラのサウンドのCDを買わせておいて後でEQで調整し過ぎたものを買わせ最後にアナログに忠実なマスタリングものを買わせるというやり方か。
そんなことを思いつつレコードのジミの「エレクトリックレディランド」を聴いたらまたぶっ飛んだ。
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