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古畑 淳士の競馬と気まぐれコラム

◆とりあえず、思ったこと、考えたことを忘れないため記録に残すことにしました。 競馬の予想も少々・・・。

都民税の使い方! どちらが許せないか!?

2010-01-18 00:20:34 | 社会
いきなりかたい話で恐縮です。(;^_^A

さて、私は、以下の二つの話を聞いて、どちらに腹を立てたでしょうか。
一つ目。
今月初め、東京都が無料で仕事や住まいのない人を対象に(5日から18日まで)、労働者向け宿泊施設を“職探しの拠点”として提供したのはご存じの通り。
そこで、施設外での求職活動などを希望した542人に、二週間分の交通費や食事代として
一人あたり2万円の合計10,084,000円を一括支給しました。
1千万円!!です。大金ですが、当初は一日ごとに渡す予定だったが、“作業に時間がかかるため”、一括支給に変更したということです・・・。
そのあと、問題が起こりました。
2万円を渡した542人のうち、約200人がそのまま外出し、戻って来なかったのですね。
これが先週大きな問題として各マスコミに取り上げられていました。
ご記憶の方も多いと思います。

それに対し、都は、交通費などのために支給した就活費を酒やたばこの購入などに使用した人に対し、返金や生活保護費を差し引くなど厳しく対処する方針であり、3日以上の無断外泊者および1日以上外泊し15日までに戻らない人は強制退所させる」という趣旨の張り紙もしたということ。

この処置、当然のことだと思います。
ただし、“作業に時間がかかるため”、一括支給に変更して」2万円も渡したら、酒やたばこくらい買ってしまうだろうということに気がつかないのか??
また、どれだけの“作業に時間がかかる”のか?? 
もろもろの都の対応にも大いに疑問符???が付きますけど・・・。

二つ目。昨年12月に公表された話ですが。
10月にコペンハーゲンで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、
2016年五輪を東京都に招致するため、都が大手広告会社の電通に制作を依頼したPR映像(約10分間)の制作費が約500,000,000円。 
10分で5億円です!!!

一つ目の話と二つ目の話し。
比較するような問題ではないのかもしれません・・・。
しかし、都民の税金を使っているということに関しては、同じ土俵で語らなければならない話でもあります。

まず一つ目の1千万円に関して。
これは必要な税金だったのでしょうか!?
いろいろ意見があると思います。もっと他の使い道があるのではないか!?とか・・・。
しかし、中には、生きるか死ぬかという人もいるのですから、現在の状況として致し方なし!
とみる向きも多かったと思います。
もちろん、支給された2万円で酒やたばこを購入したり、無断外泊したので「厳しく対処」、そして「強制退所」も致し方なしでしょう。無気力な方には腹も立ちます。

では、もう一方は、必要な税金だったのでしょうか!?
致し方なし!! の使い方だったのでしょうか?
そもそも、10分で5億円というのは、どうなんでしょうか!?
電通に丸投げの5億円!!
10分間のために10カ国以上で海外ロケを行ったのは、どうなんでしょうか!?
そして、結果、招致に敗れたわけですが、
それに対して、誰か「厳しく処分」されたりしたのでしょうか!?
誰か何かしらの「責任」とられたのでしょうか!??

一人1日約千円2週間で2万円合計1千万円と10分で5億円の差。

冷静に考えてみます。
・・・なんて、冷静にはなれませんねぇ。

私は、別に東京オリンピックに反対ではありませんが、
今の経済状況をよく考えてみてくれと言いたいのですよ!!
特に昨年から都民税上がっていますからね・・・( ̄∩ ̄#
オリンピックのためのPRビデオに貴重な血税を5億も使ってくれるな!!と言いたいのです。
マジで許せんのです!!

(`・ω・´)

さらにため息が出るのは、マスコミの報道姿勢です。
一つ目の問題は、ホームレス求職者のモラルの低さやそのやり方に多くのTVが疑問を投げかけていました。
しかし、二つ目の問題に対しては、ほとんどの番組は、ニュースとして取り上げていただけで、大きな問題とはとらえていないかのようでした。
責任追及など皆無です。

なんなんでしょうかね!?
・・・・、
この怒りの矛先は・・・、
最近のマスコミの報道姿勢にもあるのです。

ということで、出だしの、
私は、以下の二つの話を聞いて、どちらに腹を立てたでしょうか。
答えは、二つ目でした。

以上。

映画「アバター」 感想

2010-01-16 23:46:56 | 社会
ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」(97)以来12年ぶりに放つ、デジタル3DによるSF超大作。
アバター
その2Dと3D版の両方を見てきました。

まずは2Dと3Dの感想から。
今回が初めての3D体験でした。
現代は【】と【青】のセロファンではないのですね・・(;´▽`A``
少し大きめのゴーグルみたいなやつを装着して鑑賞します。
私はメガネを着用しているので、その上にさらにゴーグルです。
これには慣れるまで30分位?かかりました。
このタイムロス!?
映画の冒頭から集中したい私にとっては、厳しい試練です。
3Dメガネ、もう少し小さく軽くならないものでしょうか・・・。
 しかも、なんか汚れていたし・・・、
さらに装着すると、画面は若干暗めになりますので、
色の美しさは、完全に2Dに軍配が上がりました。

現代の3Dは、映像が飛び出してくるのではなく、
奥行きを感じさせるものだということも初めて知りました。
確かに“奥行き感”があり、3Dを十分堪能させていただきました。
その技術には圧倒されますね。
(ゴーグルの件を除けばですが・・・)
2Dと3Dどちらでも十分楽しめますが、
どちらも観てみたくなるというのが私の率直な感想です。

さて、
ストーリーは、いろいろ言われておりますね。。
古典的なストーリーであるとか、勧善懲悪の単純な話みたいな・・、
ただ考えてみれば、現代の映画のストーリーなんか
邦画も洋画も、どれも過去の作品に似たようなものがあるわけですから、
純粋なオリジナルを求める方がもう無理な話なんでしょうね。
特に総製作費300億円以上の超大作ともなると、失敗は許されないでしょうから
誰もが安心して観られるような無難でかつ説得力のある物語を創るとなると
“古典的なストーリー”となるのは致し方がないと思うのです。

逆に言うと、(-_☆)
何度も繰り返される“古典的なストーリー”にこそ、真実がある!!
といえます。
真実そして普遍的なテーマであるからこそ、多くの監督は、同じようなストーリーになっても
その映像化にチャレンジするのでしょうし・・・、
あとは、いかに物語として斬新でなおかつ娯楽性を持たせていくのか
監督の力量が試されるわけです。

キャメロン監督の凄さは、
ストーリー自体にあるわけではなく、
そのストーリーをどう映像化して、どんなテンポで、どう見せていけば
私たち観客を喜ばせることが出来るのかを知りつくしていて、
さらにそれを実現してしまうところにある!!
いかにストーリーが斬新であっても、
それだけで皆がキャメロン監督になれるわけではないのは、
まさにそこに差があるのだと思うのです。

まあとにかく、「アバター」の映像は凄かった。
惑星パンドラの生態系、先住民ナヴィ、そのすべてにリアリティがありました。
キャメロン監督の「こだわり」を見せつけられました。
唯一残念だったのは、
「人類」の描き方。
キャメロン監督の苦手な部分なのかもしれませんね・・・、
そこに、リアリティが感じられなかったのは私だけでしょうか!?

いずれにせよ、劇場で観てこその「アバター」です。
ぜひ大型スクリーンで鑑賞してみてください。


2010年はじっくり、のんびり、( ̄▽ ̄)=3

2009-12-29 01:59:56 | 社会
日本の現状を語る言葉として、最近よく耳にするのが、
閉塞感」(へいそくかん:出口がふさがれて先へ進みようがない状態)ですね。

 新聞でも情報番組でもたびたび使われていて、
なんとなくそんな感じかなぁ~と納得しているのですが (;´▽`A``

出口といっても、ゴールがあるわけでもなく、
何せ目に見えないものですから、これはやっかいです。
また、見に見えないゴール(出口)のイメージが、明るいものならよいのですが、
これがかなり暗い【負】のイメージ=貧困とか停滞とか、リストラとかなんとか・・・、なので
ますます暗くなっていきます。

いつ頃から、こんな感じになっていったのでしょうか!?
まぁ、考えても始まらないですが、

よく思うのは、
いつ頃からか、みんなせっかちになっているな~、ということです。
《 せっかち、気短、きぜわしい、あきっぽい、・・・、》

すべてにおいて、「結果」を早急に求めすぎる!という傾向ですね。

民主党政権にしても、TVを筆頭にすべてのマスコミが、結果を求めています。
当然のような気もしますが、“早く早く”と結果を急かすあまり、
こちらも、“そうだそうだ”と焦っては気を病み、イライラがつのってくる。

メディアからは、次から次へと強烈な刺激を与えられているので、
その刺激にすぐに慣れてしまい、さらに、もっともっとと飢餓状態。
これでは、たとえばお笑い芸人なんかもたまったものではないでしょう。

そんなわけで、?
来年は(1年限定ではないですが・・・)、

じっくり取り組んでいきたい、そう考えているところです。
何に、“じっくり”取り組んでいくのか!?

はい、もちろん、『競馬』です。

いや、もちろん、「結果」がすべて!の世界ではあります。
しかし、結果を早急に求めるあまり、自らつくり出してしまう「閉塞感」に
さいなまれることのないよう気をつけたいと、思っているのです。

急いては事を仕損じる
 ・あせって物事をやると失敗する。急ぐ時も落ち着いて冷静に。

そういうこと! と、自分自身に言い聞かせながら・・・。


それでは皆様、よいお年を。

(^-^)ノ~~