goo blog サービス終了のお知らせ 

古畑 淳士の競馬と気まぐれコラム

◆とりあえず、思ったこと、考えたことを忘れないため記録に残すことにしました。 競馬の予想も少々・・・。

「死刑執行」半年でゼロ -気になるニュース-

2010-03-16 22:55:15 | 社会
「死刑廃止を推進する議員連盟(廃止議連)」のメンバーだった千葉景子氏が法相に就任し、死刑制度に注目が集まったが、昨年9月の就任以来、執行は一度もない。
 自公政権下の昨年7月、森英介前法相時代に執行されたのが最後で、現在の死刑確定者は109人に上る。(3/16 YOMIURI ONLINEより)

千葉法相は就任記者会見で、死刑執行について「法相という職責を踏まえながら慎重に考えていきたい」と発言したらしいけれど・・・。

“慎重に考えていきたい”って・・・、
何それ!??

日本は、「死刑制度」がある国であり、その判断を下すトップが、
いったい何を?
慎重に考える必要があるのでしょうか!?

私には理解できません。

もう既に判決は下されているのです。

死刑廃止を個人の希望として望んでおられるのなら、
千葉景子氏には今すぐ法務大臣を辞めていただきたいと思います。
彼女の希望や判断・思想は自由です。
しかし、同時に彼女は国の法務大臣として職務を全うすべき立場にあります。
そこに、自己の考えを持ちこむことはいかがなのでしょうか!?

私は死刑制度に賛成です。

世界では、死刑がある国、ない国があります。
特に最近、海外では死刑制度が廃止されているという話を聞きます・・・、
しかしそれは、その国の自由であると考えます。

日本では、「死をもってつぐなう」という世界観が
いまだに大きな違和感もなく受け入れられていると私は思っています。 

人として、犯してはならない罪を犯してしまった・・・、
その罪のつぐないとして、『死』を宣告される。
そうした心構えが、小さな頃から、日本人にはあると思うのです。
(例えば、何か悪いことしたら、“お前、そんな悪さしたら死刑になるぞ”と言われます)

「人が人の命を奪う刑罰はあってはならない」という意見もあります。

私は、まったく賛成できません。

なぜ「死刑」があってはならないのか?

加害者は、人の命を奪ったのです。
それも自らの強い意志で!
そして、人の命を奪っておいて、平然とし、
罪のつぐないを逃れようと悪あがきをしていたのです!!
殺された人は、
生きたくてももう生きられない。
どんなに希望ある未来を夢見ていたとしても、その夢は自らの手ではなく
他人によって、一瞬のうちに奪われてしまったという現実。

なぜ「死刑」があってはならないのか?

死刑廃止論者の方から、
私は、いまだ納得する話を聞いたことがありません。
死刑を廃止するだけの納得できる理由を・・・、
一度も聞いたことがありません。


加害者の反省、お詫び、後悔の念、つぐないの気持ちがあり、
今後、更生する可能性が十分にあると、裁判官に、そしてその遺族にも判断されれば、
情状酌量という選択肢はあってしかるべきだと思います・・・。
そして、それは、「死刑」制度と共存できると思います。


『死刑制度』唯一の問題は、「冤罪」にあります。

これはひどいことだと思います
本当に悲劇です。
実際過去には多くの悲惨な冤罪事件がおきています。
許されないことです。

しかし、
それとこれ、「死刑」制度とはまったく別の次元の話。

裁判の問題であり、“疑わしきは罰せず”、疑わしきは被告人の利益に」という
刑事裁判における大原則を忠実に実践していけばよい話なのであります。
(それが大変難しいことは承知していますが・・)

免罪が起きる可能性があるから、「死刑」という制度自体をなくさなければ・・・?
おかしな話です。

疑いようもない証拠によって捕まった加害者に対して、『死刑』という選択肢。

あってしかるべきだと、私は考えます。

※「死刑廃止」を宗教的な論点から論する人がいますが、
正直、そうした宗教的世界観に、日本は馴染むのでしょうか。

多種多様な宗教的世界観があるからこそ、
世界では、死刑がある国、ない国があり、
そして、それは、その国の自由なのだと考えます。

日本はどうか!??

私は死刑制度に賛成します。

だからこそ、
法務大臣という職責にありながら、自己の思想を優先しているという事実が非常に気になります。

私は、この一点において、
現政権を応援する気が失せてしまいそうで・・・。

その位大事な問題だと私は思います。

以上


無茶苦茶な事件 「目には目を、歯には歯を」

2010-03-02 01:27:33 | 社会
2月28日午後11時25分ごろ、愛知県蟹江町学戸の町道で、自転車で帰宅途中のアルバイト女性(24)が、男に鈍器で顔を殴られ、現金約1万8千円入りの財布や携帯電話が入ったかばんを奪われた。

女性は頭の骨が折れ、左目の眼球が破裂するなど重傷を負った。

同署によると、女性は後ろ向きで立っていた男を追い抜こうとした際に鈍器で殴られ、自転車から転倒して頭を打った。男は女性を抱きかかえて連れ去ろうとしたが、女性が大声で助けを求めたため、1人で逃走したという。(asahi.comニュースより)

・・・、
これはヒドい事件ですね!!

殴られた女性は、眼球破裂で左目が失明するかもしれないという大けがをされたということ。

何の理由もなく、
いきなり、殴られて、自分の目を失う・・・、

もし、彼女が気絶していて、大声で助けを呼ばなければ・・・、
何をされていたことか!?

もう、無茶苦茶です(>_<)
あまりにも理不尽!

私が、彼女の友人だったら、
親だったら、
彼氏だったら・・・、

そう考えると、怒りが込み上げてきます。

目には目を、歯には歯を

※「やられたらやりかえす」という意味!??慣例的に使われているが、これは本来は誤用
★「やられたら、やりかえす」という意味ではなくて、やられた時に沸き起こる怒りに
まかせて何倍もの報復を行なうのではなく、それ相応の罰で相手を許しなさいということ。
拡大する報復の禁止の戒めの教え

・・・、
わかりました。

・・・、
では、相手にもそれ相応の罰を受けていただきましょう。

頭の骨が折れ、左目の眼球が破裂する程度の・・・・。

(-_-メ


権力は腐敗するけれど、それを支えてきた国民は・・・。

2010-02-22 23:49:47 | 社会
民主党政権になって、まだ半年も経たないうちに、
この国(国民)は、またチマチマしてきていますね・・・。
( ̄_ ̄ i)

政治と金の問題は、今に始まったことではなく、
自民党政権のころから延々と続く話でありながら、
この国の選挙民は、何十年も自民党を支持してきたわけです。

 もちろん、だから民主党(小沢氏や鳩山首相)の問題が許されるわけではありません。

私は、何十年も自民党には投票してはいませんでした。
なぜなら、
歴史が教えてくれていたからです。

権力は腐敗する-と。

実際、政治と金の問題が毎年毎年明るみに出てきて、
あぁ、やっぱり、同じ政党が権力を握り続けているとダメダメなんだなぁ・・・、と、
つくづく感じていたものです。
歴史の言葉の重みをしみじみ感じていたのです。

この国の政治の腐敗は、この国の選挙民が止める!!
だから、私は、何十年も自民党には投票していなかったのです。
何回か、政権交代により腐敗を止めるチャンスがありましたが、
腐敗は、政治だけではなかったようで・・・。
(-"-;A

郵政民営化で小泉自民党が勝利した時は、
正直、ガッカリしました。
もちろん、自民党に一票を投じた国民にです。

これで、この国は、ますます腐敗していくと・・・。

昨年、ようやく民主党が政権を握り、自民党腐敗政党が野に下りました。
私は、民主党のチマチマした公約(マニフェスト)とか、さほど興味はありませんでした。
それよりなにより、
政権交代は国民の手で可能なのだということを見せてほしかった。

やればできるんだ!!ということを。

そして、それはようやく現実のものとなりました。

さて、歴史の大きなうねりの中で、
いまは、まだ、政権交代からたった5ヶ月と数週間。

いまみんなは何を焦っているのでしょうか!?

自民党が私たちの血税を垂れ流し続けてきた挙句のこの日本の状況を
民主党が5ヶ月で修復することを期待しているのでしょうか?
・・・、
いやいやいやいや、
それは、無理、
無茶というものです。

期待が大きかった半面、その反動が大きくて・・・・、

いやいやいやいやいや、

期待って、一体何を期待しているのでしょうか!?
それまでこの腐敗政治を支持してきた選挙民がです。


50年の結果としてここまで無駄な組織・体制(天下り)を築き上げてきたこの社会を
まさか!?
まさか!??、この5ヶ月で何とかしてくれると思っていたのでしょうか。

冗談でしょう。

郵政民営化で小泉自民党が勝利した時は、
私は正直、ガッカリしました。
それと同じくらい、
現在の焦りすぎ、期待しすぎ、欲しがり国民にガッカリしています。

もちろん、民主党批判はしていかなければなりません。
今では、権力者は民主党なのですから。
・・・、
しかし・・・、
今、
私たちが本当に望んでいるのは、
政治と金の問題なのですか!?
本当に、それだけなのですか!?
マスコミはそれ一本で勝負しているようにみえますが・・・。

・・、
・・また、
郵政民営化の時のように、
本質を忘れて、右往左往してしまわないように、
この国の政治の大きな流れをみつめていく必要があるのではないでしょうか。

今は、私たちが、民主党をつぶしてしまわないよう、
そして、自民党のおいしいおもいをしてきた連中に
再び、権力の甘い汁を吸わせることのないよう監視していくのが
国民一人一人の役目だと思うのです。


せっかく、
ようやく、
この国は、
私たちの手で、
政治を動かすことができるということを知りました。
やれば(一票を投じれば)できるんです!!

それを、また世論調査とか何とか、
マスコミどもが視聴率欲しさに目の前のチマチマしたことに一喜一憂して
騒ぎ立てることによって、
本質を見失うことのないよう気をつけていきたいと、
私は考えております。

※政治と金の問題がチマチマしているというのではありません。
 50年と5ヶ月という歴史の話です。


以上

筑紫哲也さんが懐かしい

2010-02-12 23:44:12 | 社会
今日、三軒茶屋のTSUTAYAで新書を購入しました。

若き友人たちへ -筑紫哲也ラスト・メッセージ』筑紫哲也著 集英社新書

そういえば、NEWS23、観ていたなぁ~・・・、
筑紫さんの【多事争論】懐かしいなぁ~・・・、
なんて思いながら、
本書を手に取りパラパラめくっていきました。

文章を読んでいくうち、
何か・・・!?
筑紫さんがスタジオからこちらに向かって話しかけているような気になってきました。
あの声が、
そして、晩年の少し“くぐもって聞きづらい”しゃべり方まで、
鮮明に浮かんできました。

この本は、筑紫さんが語りかけてきます。

敵も味方も大勢いた人でしたが、

今の時代に、瞬間に、
筑紫さんが何を想い、何を語ってくれるのか、
無性に知りたくなりました。

筑紫さんなら何ていうのだろう・・・?


それほど、今、テレビの情報番組で、ニュースで、
自分の言葉で語る人は居なくなってしまった!!
そう思います。

たとえば、世論調査の結果をみれば、その結果に何の疑いも持たず
それが“すべて”“正しい”とばかりに「世論??」の側に立って語る方々ばかり。
そこには、各人の個性も感性も思想も何にもないようにうつります。
すべてのチャンネルはいつもひとつの方向を向いている。

だから、つまらなくなった。

つまらなくなるだけならまだいいのかもしれません。

生きづらくなった。
年々生きづらくなっていくと思う。

だって、違う感性を持つもの、違った視点を持つもの、
そういった世論調査で多数を占めるものとは別の感じ方をしているものは、
何も言えなくなっていくから・・・。

何も考えないで生きていくか!?
それとも、自分は違うと思ったら、それを主張して生きていくか!?
・・・、
自分は違うと思っても、それを隠して生きていくか!?

筑紫さんなら、
もちろん・・・、
たぶん、

自分は違うと思ったら、それを主張して生きていくのでしょう!?

そんな筑紫哲也さんがとても懐かしい。



ルポ「貧困大国アメリカ」2

2010-01-26 00:37:12 | 社会
「2009年に刊行された出版物の推定販売金額が前年比4.1%減の1兆9356億円となり、21年ぶりに2兆円台を割ったことが分かった。

書籍は3年連続、雑誌は12年連続の前年割れで、書籍は減少が始まった97年以降では3番目に大きい落ち込み幅となった。

(毎日新聞より)



・・・、

本屋さんに行けば、必ず○○万部突破!などといった威勢のいいポップが店頭を飾っていますが、

実情は、かなり厳しいのですね・・・。



買いたいのはやまやまですが・・・、

最近の文庫本や新書は、高くないですかね!??

文庫本も500円玉1枚で買えない時代になってきました。

ふぅ~( ̄_ ̄ i)

売れないから値上げ!、値上げすれば買わない。。



それでも、立ち読みで読破するのはキツいので、購入することにしました。

今日購入した本!

ルポ「貧困大国アメリカ2」(岩波新書)堤 未果





パート1は、ほとんど立ち読みしてしまいました σ(^_^;)

その第2弾、実はまだ20ページしか読んでいないのですが、

アメリカはとんでもないことになっています!!



第1章 公教育が借金地獄に変わる

第2章 崩壊する社会保障が高齢者と若者を襲う

・・・、

まあ大変です。



振り返って「日本」は大丈夫なのか!?

もう“すぐそこにある危機”じゃないですか!?



こういうのを読んでいると、本当に無駄なことは止めましょうよという気持ちになってきますね。

たとえば、在日米軍駐留経費負担=いわゆる【思いやり予算】

あんなに必要ですかね!?



先日、ある軍事評論家が、言ってました。

もしアジアで軍事的な何かが起こった場合、

在日米軍のやるべき事は、

アジアにいるアメリカ人の救出が第一優先事項である!と。

・・・、

当然ですよね。

何か、日本を守ってくれているという政治家がいますが、

んなわけないでしょ!!?

って、突っ込みたくなります。
米軍によるアメリカ人のための米軍基地なわけです。



おっと、話が脱線してしまいました。



では、これから続きを読みたいと思います。

なるほど、アメリカでは、家を差し押さえられたり、破産した普通の人々

お金を払っていくために「軍隊」に入っていくのだと・・・。

・・・、



思いやり予算かぁ。。。



私たち日本人への思いやりは・・・、┐( ̄ヘ ̄)┌