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コチドリ飛翔|接近してくる姿は...

2019年10月12日 | 野鳥・鳥類


あくまで 一般論での 多くの場合は、だが・・・、 『飛んでいる鳥が写っている』とは表せる写真でも、 “来た来た感”がある 接近してくる側の姿と、飛び去って行く後ろ姿の“ケツ写真”とでは、 価値が全く違う。
・・・という程度のことは、 鳥の写真には全く門外漢の 一般の人でも、 大抵は わかることだろう。

接近してくる側の姿は、 ツバメやアジサシの類のような 長い時間 飛び回り続けている種類以外では、 殆どの場合、 頻度が少なく いつどこであるかもわからない 不意に来る 良い状況に通りかかるよりも 充分な前のうちの まだ遠くの鳥を見つけて対応しておけないと 撮れない。
そして、 鷲鷹のような 大きくて遅い種類なら 時間的な余裕が充分にあって容易でも、 小さくて速い種類では 一連の状況自体が 一瞬しかない。

こういうことに対応するには、 カメラを操作する技能にも 相応の能力は必要だし、 当然、偶発の状況に 瞬発的に反応して写せること『も』ある、が、 鳥の写真を撮っている人だと、 多くは 根拠がある判断での 狙いを持った行動の結果として 写せる可能性がある状況に当たれているもの。

これは、 各地で盛況な 全くの“ケツ写真”でも 『飛んでいる鳥が写っている』のような 極度に要約しすぎた短文の共通だけで狂喜乱舞して 称え合うことが求められる集いの、門外漢の一般の人よりも 更に遥かに 鳥の写真の世界とは無縁な面々の『鳥の写真を撮っている人ごっこ』とは、 カメラを操作する技能の優劣の差 以上に、 何をどう見て どう行動しているか、 ・・・つまり、 常時 どれだけの情報量・・・ 『○○(種名)がいる』というだけを復唱し合うのではない、 行動の傾向と周辺事情との組み合わせでの予測や、 物理的には見えていないものも含めた どれだけの対象と空間に 意識の網を張って 備えているか、といった、 行動の全てで (物理的に、という意味ではない、感覚的な表現での)見えている世界観のスケールが 全く違うところにも 根本的な差があるだろう。


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1 コメント

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あ! (ままちゃん)
2019-10-17 05:48:55
一見不思議な被写体と思いました。流線形の物体に羽根がつけてあるような、と見えてしまいましたが、実際のコチドリなのですね。素晴らしい作品だと思います。お見事です。
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